つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町の「今年の漢字」も「金」。

2016年12月31日 07時32分24秒 | 日記
きのうの夕方、束の間の晴れ間を突いて散歩へ出かけた。
さすがに寒いが、愛犬「りくすけ」は元気いっぱい。
歩き方を見ればわかる。
四肢の回転が速く、耳を立て鼻を盛んに鳴らしながら、
久しぶりの外出を楽しんでいる様子だった。

陽が陰りだした町内は、行き交う車の量が多く、
買い物客が量販店へ吸い込まれてゆく。
取り分け賑わっていたのは「津幡郵便局」かもしれない。

年賀状の差し出し、ゆうちょ銀行からの引き出しなど、
年末の用事を済ませるため、普段に倍する混雑を見せていた。
師走なのだと実感する。

さて、今年一年の出来事を振り返ってみると、
わが津幡町にとってのビッグニュースは、やはり「金メダル」だ。

2016年8月、リオ・デ・ジャネイロ五輪の女子レスリング63キロ級で
津幡町出身の「川井梨紗子(かわい・りさこ)」選手が優勝。
12時間の時差があるため、前日深夜~当日早朝にかけ、
文化会館「シグナス」にて町初となるパブリックビューイングが行われた。

凱旋帰郷を果たした翌月には、母校「津幡中学校」で3週間の教育実習。
3年のクラスを受け持ち、主に保健体育の授業で柔道を指導した。
生徒たちからの人気も絶大で、実習最終日の交流会後には、
サインを求める長蛇の列ができたという。

その間9月11日には、津幡町役場から文化会館「シグナス」までをパレード。
およそ800メートルの沿道は1万1000人の人だかり。
町の人口の3分の1近くが集まった。



パレード終了後、町初となる「スポーツ栄誉賞」が贈呈された。
五輪マットに登ってからは、お祭り騒ぎである。
嬉しさの反面、気苦労も多かっただろうとお察しします。
しかし、大目に見てやって下さい。
なにしろ初の快挙だけに、我々一同、舞い上がってしまいました(笑)。

あれから4ヶ月。
「川井選手」は、次のステップへと歩を進めた。
12月23日の「レスリング 全日本選手権」決勝。
本来の階級・58キロ級を危なげなく制し、2020年の連覇を目指す狼煙を上げた。
さすが、女王!
更なる飛躍を期待する。

さぁ、そして、この後は「競艇クイーンズクライマックス」!
金メダルならぬティアラを戴冠して艇界の女王の座に君臨するのは誰か?!

平和島競艇場にて、本日16:20頃出走予定!
名勝負を期待したい!
できれば的中も!
…頼むぜ「智加ちゃん」!
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2016、最高潮寸前。

2016年12月30日 07時42分17秒 | 賭けたり競ったり
公営競技ファンにとって、年末はいつも気分が高ぶる時期だ。
中央競馬の賞金最高額G1レース「有馬記念」。
オートレースの「スーパースター王座決定戦」。
競輪界はカテゴリー別の決定戦3連発の豪華版。
そして、わが愛する競艇は「第31回 グランプリ競争」。
各競技で組まれた年間総決算のビッグマッチ(シリーズ)が、遊興心を煽るからだ。

その競艇グランプリ…「瓜生正義(うりゅう・まさよし)」が制し、デビュー22年目で初めて艇界の頂点に立った。
【ボート】瓜生デビュー22年目ついに頂点!愛妻の誕生日に賞金1億円獲得
今年も一区切りかと息をついたのも束の間、
明日・大晦日は「クイーンズクライマックス (賞金女王決定戦)」が行われる。

現在、ボートレーサーの人数は、およそ1,600強。
うち女性は200人以上。
女子レーサー達は、ボートレースのキラーコンテンツ。
オール女子戦は大変な人気と売上を獲得している。
その魅力の理由は、主に3つ挙げられるかもしれない。

1.予想が立てやすい。
 ⇒レース予想の要素の1つになるのが、レーサーの実力やレース傾向(クセ/得手不得手)。
  男子と比べ8分の一しかいないわけだから、名前や特徴を覚えやすい。
  上位A1クラスとなれば絞り込まれるから猶更。
  また、ヤンチャなレースをするタイプが少ない点も、推理し易い。
2.面白みがある。
 ⇒男女の別なく本命サイドがコケるケースは間々あるが、
  割合に波乱含みの結果が多く、小穴~中穴に出会える。
3.戦う女性は可憐で魅力的。
 ⇒中には、アイドル並の人気を誇るレーサーも多い。

次の画像は、昨年、浜名湖競艇場を訪問した際に催されていたイベント、
女子レーサーのトークショー風景。

壇上に登った面々、正直、それほど実績を挙げているとは言い難いものの、
多くの観客が詰めかけていた。
最近は「イケメンレーサー」がクロースアップされ、逆のケースも増えてきた。
レース成績に容姿は関係ないが、色んな楽しみ方があっていい。

いったい誰が2016年の女王に君臨するのか!?
当然、僕も張る。
今はまだ、見極めの段階。
最高潮は、大晦日だ!

<追記>
今年・10月23日(日)、金沢競馬9Rにて高額配当を目撃できた。

3連単、3,364,070円。
ボートではお目に架かれない金額だ。
当ててみたいものである…。
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見えている世界と見える世界は違うかもしれない。

2016年12月28日 23時51分20秒 | 日記
人間の目は、角膜⇒眼房⇒瞳孔⇒水晶体⇒硝子体⇒網膜の順で光を受け渡す。
網膜に映った像を視神経が脳へ送り、その情報を処理する事で外界を認識できる。
視覚世界は目と脳の組合せで作られているのだ。
つまり「見る」のは「目ではなく脳」だと言っても間違いではない。
…という事は、脳の情報処理によっては、
稀に現実とは違った視覚世界を目の当たりにできるのである。
先日の散歩中、それは突然やって来た。

この画像は、パチンコタイガー津幡店の駐車場で撮影。
通りすがりに気が付いた高札には、こう書かれていた。

<中橋遺跡>
中橋遺跡は、平安時代中頃から室町時代にかけて営まれた遺跡である。
発掘調査により、二棟の掘立て柱建物、六基の井戸が検出され、
遺物では十世紀代の土師器(はじき)をはじめ、
中世期頃の珠洲焼(すずやき)や中国製の青磁器天目茶碗などが出土している。
井戸が多く検出されていることは飲料水が豊富で、
生活を営むうえで適した土地であったことを示している。
居住者層は河北潟や津幡川の水運に深く関わり、かつ河北潟縁辺を開拓した
開発領主層が想定される。 
【※原文ママ(  )内加筆。
  土師器…古墳時代~奈良・平安時代まで生産された素焼きの土器。
  珠洲焼…石川県能登半島の先端・珠洲市周辺で生産された中世の焼き物。】

開けた駐車場スぺ―スを凝視しながら、高札の文字情報を反芻するうち、
ぼんやりと往時の景色が現れた気がした。
無地無着色の麻製の丈の短い上着をまとい、やはり麻のズボンを履いた小柄な人々。
足元はせいぜい草鞋か素足。
水辺の傍だけに稲作と漁業を生業とし、質素ながら充実した暮らし。
僕には、そんな風に見えた。
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連邦のキレイどころ。~機動戦士ガンダム。

2016年12月27日 22時02分22秒 | 手すさびにて候。
もう彼是10ヶ月近くになるだろうか。
僕は、毎週日曜日の午後7時を心待ちにしている。
目当ては、BS11のTVアニメ「機動戦士ガンダム」。
いわゆる“ファーストガンダム”の再放送である。
第二十九弾の不定期イラスト連載は、その劇中に登場する女性兵士(軍属)達。
左から順に「フラウ・ボゥ」、「セイラ・マス」、「マチルダ中尉」、「ミライ・ヤシマ」。

百花繚乱の趣で展開を広げている「ガンダム」シリーズの幕が上がったのは、
昭和54年(1979年)。
当時中学生だった僕は「カッコいい作品だな」と思った。

理由の第一は、女性キャラが、皆、美しく魅力的だった事。
スタイリッシュな軍服に身を包み、
男共に混ざって、最前線で凛々しく活動・活躍する姿に萌えた。

加えて、巨大ロボットとは一線を画する「モビルスーツ」には必殺技がなく、
見得を切らず、パイロットが武器発動の際に叫んだりしない。
登場人物たちも喜怒哀楽の感情表現に留まらず、
理不尽な組織の論理に戸惑い、嫉妬し、諦念し葛藤する。
生死の瀬戸際で怯え、迷い、時に懸命な、時に愚かな面を露呈して憚らない。
要するにリアルなのだ。

そして、設定が新しかった。
対立する勢力それぞれの大義名分を描き分けていて、
世の中には、単純な善と悪だけで片付く図式など滅多になく、
戦争に正義はないのだと提示していた。
その物語世界を説明するには、故「永井一郎(ながい・いちろう)」氏による、
オープニングの重厚なナレーションが相応しいだろう。

人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。
 地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、
 人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。
 宇宙世紀0079(ダブルオーセブンティナイン)、地球から最も遠い宇宙都市「サイド3」は
 「ジオン公国」を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。
 この一ヶ月あまりの戦いでジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた。
 人々はみずからの行為に恐怖した。


始まりからして、「ガンダム」が勧善懲悪の子供向けアニメじゃないと理解できた。

僕は、この40年近く前の作品の語りを、今でも諳んじている。
全43話分のドラマ音声を編集し詰め込んだ3枚組のLPレコードを購入し、
繰り返して聴いたからだ。
ネットはおろか、DVDはなく、ビデオデッキも普及していなかった頃、
作品を追体験できるのは映像ではなく「音」だったのである。

さて、少々以前の散歩中、ファーストガンダムの衰えない人気が窺えるキャンペーンに遭遇。

「アッガイ」のコインバンク(貯金箱)が当たりました!
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メイド・イン・ジャパンの洋風菓子。

2016年12月24日 14時26分16秒 | これは昭和と言えるだろう。
本日はクリスマスイブである。
クリスチャンは別にして、多くの日本人は年中行事の一種として捉え、
今頃、プレゼントやご馳走の準備に心を砕いている方は多いと思う。
食卓に並ぶメニューは様々だろうが、おそらく主流は「洋風」。
真打は「ケーキ」ではないだろうか。

土台は全面に生クリームを施したスポンジ生地。
フルーツやマジパン、チョコレートなどでドレスアップしたデコレーションケーキ。
その定着のキッカケが「不二家」のプロモーションだった事は有名な話である。
同社のHPによれば、大正11年(1922年)に初めてショートケーキを発売。
昭和27年(1952年)にクリスマスセール開始。
以来、各メーカーや洋菓子店で同様の取り組みが広がり今に至っている。
ちなみに、キリスト教を国教に定めるヨーロッパのクリスマスデザートが、
日本とはかなり異なるのもまた、周知の事実だ。

クリスマスケーキの他にも、日本的アレンジを加えた「洋風菓子」は身近な存在。
例えばコレ。

「ブルボン」ラインナップである。
中でも最古参の「ホワイトロリータ」の発売は、昭和40年(1965年)。
僕と同い年だ。
小学生時代から食べ続けていて、未だに飽きない。
ヒネリ模様の歯ざわり軽いスティッククッキーを、ミルククリームで包み込んだ上品な味。
オシャレでちょっぴりセクシーな想像を掻き立てるネーミングに心が躍った。

もう1つはコチラ。

「カルビー」チップススナックだ。
多彩で充実した陣容を誇る中で、やはり忘れられないのは、
昭和50年(1975年)リリースの「ポテトチップスうすしお味」。
前身の「サッポロポテト」や「サッポロポテト バーベQ味」などとは違い、
原材料の姿を連想させる超薄型デザインが斬新だった。

「ホワイトロリータ」も「ポテトチップスうすしお味」も、
ルーツを欧米に持ちながら、日本人が開発した庶民のお菓子。
昭和から続くロングセラーで、平成のスタンダードなのである。
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