秋の深まりとともに、果物コーナーには、リンゴ、ミカンなどが進出。ナイアガラももうおしまいに近いので、少し前に書いたものだが、忘れないうちにーー。
果実コーナーのあたりから、ふわーっと甘いかおりが漂ってきた。切り花の百合の香と混じりあっているようだったが・・・・・。
やがて、ひとつにやわらかに薫り立ってくるのは・・・・、そうです、またまた登場のナイアガラ。
淡い黄緑と赤紫の葡萄がひと房ずつ入って1パック398円。
この庶民的な葡萄がキッチンにあるだけで、部屋じゅうが甘い香りにつつまれる。
この香りこそが、ラブラスカ香といわれるもの。
ラブラスカ香って何? この間から、ずっと、気になっていた。
ラブラスカ香とは、キャンベル、ナイヤガラなどのアメリカ葡萄や、多くの交配種にあるさわやかな甘い香り。ラブラスカ香=「狐臭」と言われている。
??あのふわーっと爽やかな甘い香りが、「狐臭」と呼ばれているなんて!?
ちなみに、ヨーロッパ系葡萄のマスカット・オブ・アレキサンドリアなどに含まれるのは、マスカット香。=麝香だそうだ。鹿なんでしょうか。
鹿に対して狐。狩猟と関係があるのだろうかと思ったり・・・
命名の根拠がよくわからないが、なんだか厚みがありそうだ。もっともっと知りたがらなくては。
.狐や鹿の香りで驚いていてはいけない。
「ぶどうのぶ」さんによると、ワインの香りの表現には、”洗い立ての子犬の香り”というのがあるそうである。
はてさて、どんな?? 興味しんしんんである。
☆ラ・フォンテーヌの寓話に出てくる、”すっぱい葡萄”と狐もあるけれど・・・。
画像は長谷川 潔のエッチング。