新藤麦飲、毎日真剣に生きる!生きた証の一日一句!

毎週金曜日、週の日々の句を7句更新している。

一月も終わる。寒い日が続くが桜草や沈丁花がほころび始めた。春は近い。

2011-01-29 13:44:58 | 日記
○春泥や幼子の靴右左
(しゅんでいや おさなごの くつみぎひだり)

●大根の葉は地球から噴き上がり
(だいこんの ははちきゅうから ふきあがり)

○鍵掛けてきたかきたかと寒鴉
(かぎかけて きたかきたかと かんがらす)

●枯野から揚がる連凧雲に入る
(かれのから あがるれんだこ くもにいる)

○枯蓮やミロの現る水の上
(かれはすや ミロのあらわる みずのうえ)

●満作を独り占めする絵描きかな
(まんさくを ひとりじめする えかきかな)

○積まれたる下の蜜柑の息聞こゆ
(つまれたる したのみかんの いききこゆ)


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