一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

小城駅から歩いて登る「天山」 ……咲き始めたマツムシソウを楽しむ……

2023年08月02日 | 天山・彦岳


8月1日(火)

今日も夏山訓練登山。
小城駅から歩いて天山に登ろうと思う。
ザックも今使っているウェカ30から昔使っていたカカポ35に替えて、
少し重めにしてプチボッカしようと思う。

5:00
小城駅を出発。


町はまだ眠っている。


日の出時刻(5:32)が近づき、東の空が朝焼けしている。




左手に村岡総本舗の羊羹資料館、


右手に須賀神社を見ながら歩いて行く。


ホタルで有名な祇園川沿いの道。
彼方に天山が見えるが、まだまだ遠い。


ここの地盤高は約53m。
天山は標高1046mなので、ここからほぼ1000mを登る。


天山酒造の前を通過。


ここから坂道が始まる。


傾斜が急なので、ゆっくり登って行く。


朝早いので、車も通らない。


石体集落の入口にさしかかる。
この分岐は直進。


この分岐は右へ。


樹林帯に入っていく。


ヤブミョウガの花が咲いている。


数年前の豪雨でこの橋が崩壊し、長らく通行止めになっていた。
今はこうして再建され、通れるのが有難い。


ザックが重い。(笑)
足取りも重い。(爆)


立ち止まり、風景を眺める。
彼方に雲仙が見える。


7:54
七曲峠に到着。


ここからの眺めも素晴らしい。


8:00
七曲峠を出発。


最初の急坂を登り切ると、


おだやかな道となり、
緑のトンネルが続く。


開けた休憩所みたいな場所があり、


ここから少し展望も楽しめる。


この長い急坂を登ると、


尾根道へ出る。


少し登ると、素晴らしい展望が待っている。


振り返ると、彦岳が……


この先で、


カワラナデシコと出逢う。


この場所で見るのは初めてかもしれない。


通い慣れた道であっても、いつも新しい発見がある。


雲仙も、多良山系の山々もはっきり見える。
素晴らしい。


シギンカラマツを見ながら、


プチ岩場を越えていく。


稜線に出ると、花々が咲き乱れていた。


コオニユリは今がピーク。
あちこちで見ることができる。


モウセンゴケの花もたくさん咲いていた。


可愛い。


そしてマツムシソウ。


4日前(7月28日)に蕾だったこの花は、


美しく開花していた。




素晴らしい。


4日前に蕾が開きかけていたこの花は、


こんな風に開花していた。




得も言われぬ美しさ。


キュウシュウコゴメグサもまだ咲いている。


オミナエシは咲き始め。


花々も素晴らしいが、
この風景がなによりのプレゼント。


10:00
天山山頂に到着。


山頂でランチ。
ザックから真っ先に出てきたのは、ボッカ用に入れてきた2リットルの水。(笑)
これとは別に飲料水として3.5リットルの水も入れてきたので、重いこと重いこと。(爆)


10:30
下山開始。
あめ山を見ながら下って行く。


下界はまだ遠い。


上宮登山口駐車場を通過。
車はなかった。
暑いからかな~


酷暑の車道を下って行く。


ネジバナが咲いていた。


カーブミラーでパチリ。


この分岐は左へ。


展望の良い場所を通過するとホッとする。


この突き当りを右へ。
建物は、旧・晴田小川内分校(現・河内野外研修センター)。


この突き当りを左へ。


かなり下ってきた。


下界はもうすぐ。


7月1日は、ここから天山山頂を往復した。
ここがゴールなら好いのだけれど、まだ先がある。


暑い。


ここから左へ。


小城の町へ入って行く。




14:00
小城駅に到着。




熱中症で、先週1週間(7月24日~30日)に、全国で、
1万1765人が救急搬送されたそうだ。今年初の1万人超えとのこと。
全国で18人の死亡が確認されたほか、
3週間以上の入院が必要な重症者は全国で275人にのぼった。
危険な暑さが続き、「不要不急の外出は避けて下さい」と呼び掛けている中、
約9時間歩き続けた老人ひとり。(コラコラ)
今日も「一日の王」になれました~

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