ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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宝塚コラム・・・木村信司様へ

2006-08-19 22:17:19 | 宝塚コラム

 木村信司という座付き作家が宝塚歌劇団にはいます。

彼は中堅の筆頭株。将来の劇団をしょって立つだろうと期待されている

作家であり演出家です

なんでそうなのか・・というと「王家に捧ぐ歌」が大ヒットし、賞を受けたからです。

彼の作品は観客にとって大いに好き嫌いがありますが、どういうわけか

出演者陣の心に火をつけ、それまでの作品には見られなかったような

熱心さを見せて観客をぐいぐい引っ張っていく・・そういう意味では

かなり影響力のある作家だと思っています。

 

ところが、今回の「暁のローマ」はそうはいきませんでした。

何でだろうな・・と考えたんですけど、年齢を重ねるに従って、その人本来の

「地」が出てきたからだと思うんですね。

 

じゃあ・・木村信司の「」って何だろうという事になるんですけど、

私が思いますに

 自己愛性人格障害によるひきこもり体質

(自分が外に出られない、やる気にならないのは全部他人が悪いと思いこむ

タイプ)

 誇大自己症候群による慢性的な人間不信

(自分以外はバカに見えてしまう)

 希薄な家族関係による愛され感なし

(私達1960年代共通の悩み)

 国語力不足による語彙低下(本を読んだことがない)

です

別にいじめで言っているのではありません。

彼は千葉でもトップクラスの高校に入学しながら、登校初日に

お弁当を食べながらお箸で教科書をめくる同級生を見た時、

「こんな学校にはいられない」といって、以来3年間ひきこもりをしていたそうです。

4年目に親に「何とかしてよ」と言われて大学を受けたらたまたま受かって

そのまんま宝塚歌劇団入り。

頭がよかったので挫折感がないんですね。

 

3年間、何をしていたかと聞かれて「オペラ聴いて脚本ばっかり書いていました

と答えています。

それが悪いというのではありません

ただ、彼の作る台詞や歌の中には根本的な「人間不信」が溢れており

「優しさ」「思いやり」の感情がなく、「前向き」「希望」といった語句は

一切出てきません。

さらに本を読まなかったのか、語彙が極端に少なく、いつも同じ単語の

繰り返しになっています (小学生並の国語力ですね)

「人間不信」の根底にあるのは「怒り」です

他人に対する・・・家族に対する・・そんなマイナスの感情が年齢と共に

隠し切れなくなって作品に反映されてしまった為、今回の作品は特に

観客をおいてけぼりにした駄作になったのだと思います

 

私は木村信司に言いたい。

 自分が救われるためにはまず他人を信頼し、愛さなければ。

脚本家で演出家であるならまず観客に優しくあらねば。思いやりを持ち

言葉を尽くし、態度を尽くせば必ず観客はあなたを救ってくれるでしょう。

 宝塚の舞台は政治的思想を語る場所ではありません。おろかかも

しれないけれど、男女の「愛」を描く場所です。

人間関係のあやを描く場所です。思想を強調したいなら政治家になりなさい。

 自分の未熟さを認める努力をなさい。自分の欠点を認める努力を

しなさい。「間違っていても信念を貫き通せばいい」なんていうのは思春期の

反抗期息子の言う台詞ですよ。

 自分が何の為に舞台を作って人に見せてお金を貰っているのか

もう一度よく考えてみて欲しい。

 

要するに「大人」になれよ・・・といいたいわけです

私達の愛する宝塚を、彼の怒りの矛先にしてはいけません。

観客は尊重されるべきです。

そんな基本的なことがわからない人が座付作家として権力を行使

しているのが・・・今の宝塚なんですよ。ほんと。

(悲しいっ

コメント
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