ふぶきの部屋

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ファン・ジニ・・・許されぬ定め

2008-05-05 10:39:38 | ドラマ・ワイドショー

 ファン・ジニ・・・許されぬ定め 

 

 ウノがチニと交際していた事にウノの母は猛烈に怒り、教坊に乗り込む。

 ペンムはチニに恋の痛みを舞いに昇華するように命じる。

 ウノはどうしてもチニを忘れられず、婚約者に破談を申し入れ、

その足で教坊へいくが、楽士に止められる。

 ソムソムはチャンイを慕っているが、結婚出来ない苛立ちを抱えている。

 ウノはチニに再会し、永遠の愛を誓う。

 

 いやーーウノのお母さんの怒りはすさまじいものでしたよね

両班の妻というプライドがそうさせているのでしょうけど、熱湯を

ぶっかけたり、トクパルを痛めつけたり・・常軌を逸しています。

しかし、夫に裏切られ続け、悲しみを抱えている母から見ると、最愛の息子

であるウノがやっている事は「夫と同じ女遊び」にしか見えない。

息子の話を一切聞かずに暴走する母・・・怖いわ。

そういう母に一言も言えないウノは弱いのではなく、儒教的に言って

親に口答えをする事が許されないからですね。

この先、ウノの「母にもチニにも誠実に」という態度が究極の悲劇を

生むのですが・・・・・・

 

 あの熱湯ぶっかけ。「ガラスの仮面」にもすっかり同じシーンが

ありました。マヤの母親がぶっかけた熱湯を月影先生が代わりに

被ってしまった事件。

顔は女優の命です」と月影先生はマヤを庇うのですが。

ペンムもすっかり同じですよね・・・・それにしてもキム・ヨンエさん、

本当はいくつなんだろ。顔はめちゃくちゃ若いのに、首の辺りがすごい

ことになってますねーー

 

 字幕版ではソムソムとチャンイの関係が今一つわからなかったので

すが、ソムソムは貧しい家の生まれで、教坊で手作りの化粧品を売って

そのお金を弟達に渡していたんですね。チャンイは幼馴染で下働き。

将来妓生になる女性との恋愛は出来ません。悲しい結末が。

 

 当時、身分違いの恋はご法度 韓国では母方の血筋も

重く受け止められるので大変。妓生から生まれた男子は父方に

引き取られ、学問も出来るけど使用人にすら敬われないし、娘は

妓生になる定め まさに身分違いは悲劇ですね。

 

 ウノがトクパルに向って「両班とは恥知らずな人間だ」と

言いますが、こういう考え方は当時としてはありえない思想かもしれません。

でもチニの存在がウノに「身分とは何か」と考えさせたのかもしれません。

 

 再会を願ったウノは橋に花びらを敷き詰め、チニが紐を引っ張ると

指輪が落ちてくるようにしかけ。

その指輪には「汝は我なり。我は汝なり」との言葉が・・・

100年、1000年の契りを結ぼう」って・・・そこまでされたら

どんなに頑なな女性でも「この人の為なら愛を貫くわ」って思うよね。

もういいラブシーンだなあ・・・日本人もそれくらいやれよっって感じ。

でも二人の行く末には暗雲が。

どうにもならない運命ですものねーーー

コメント
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