伝統とかしきたりという言葉が死語になりつつあるのは何となく
わかるんですけど
今時「家の存続の為には我が家のジュニア君には結婚は義務と教えよう」と
言ったら多分、回りの人から「古い」「そんな風に束縛して可哀想」とか
言われるんでしょうね
そうは言っても、せっかく私が繋げた命、ここで終わらせてもらっては困る。
ぜひとも３人とも結婚して（しなくてもいいけど）子供は作ってね・・・・と
皇室においても「伝統」「しきたり」を守り抜こうとする両陛下と
「新しいやりがいのある公務」にこだわる東宮家との間に軋轢があります。
「伝統やしきたりにのっとりつつ新しいものを模索する」ならいいけど
あからさまに「理屈の通らないものは信じない。古いものを見ると病気に
なります」と言われたら・・・唖然とするしかないわけで
（昨日の悠仁親王の白い着物姿だって「何の意味が？今時の服だって
後ろの袷なしで作れるしーー合理的で動きやすいのにして何が悪い」と
言われたらそれまで
でも「皇室とはそういう所」という認識・・・これこそが伝統なんですよね。
で、伝統といえば角界もまさにそうです
相撲は「神事」であり、今は国技で、日本という国を代表する格闘技。
関取は地位に応じて特権が与えられる代わり、立ち居振る舞いに品格を
求められます。
しかし、今や相撲も商業格闘技 品格があろうとなかろうと、強い
力士がいない事には話にならないし、日本人は相撲とりになる人が
少なくなってる・・・・・・
だからハワイだのロシア、モンゴルなどからも力士を受け入れて。
まあ、昔は「外国人力士」といえば高見山だけで
彼はあまり強くなかったけど面白かったから愛されたし、角界の伝統を
破ったりはしなかった。
でも今は「強ければ何でも許される」世界に成り下がり、朝青龍が何をしても
親方は怒らないし、うるさいのは「審議委員会」の内舘さんとやくさんのみ
「お可哀想な雅子様の為に宮中祭祀は廃止にしましょう」派も多いけど
「商業格闘技の隆盛の為には神事である過去を否定しよう」という動きも
あるんですよね
それが皇室と角界と同時に起こっているというのが
いかにも今の日本の病理なんですが
現実に皇太子妃は祭祀に一切でなくなって幾年月
夫であり将来の祭祀王である皇太子自身がそれを責めもせず、文句を
いわせず「出来ればなくなって欲しい」と本気で思っているんじゃないかと
いう態度をするし、朝青龍がドタキャンしようがまげを結わなかろうが
理事は知らん顔を決め込み、庇い立てしようとする
こうやって「日本の根源」って失われていくんでしょうけど・・・・・・
（今に日本の相撲はモンゴル相撲と同じになっちゃうよ）
で・・・今回の大麻事件。
精密検査でクロが出たにも関わらず露鵬も白露山も全面否定。
最終的に「警視庁の科捜研」の結果を希望し、待つ・・・という事に？
この二人が何で「それでもボクは・・」と言えるのか不思議ですが、
証拠品である大麻が見つかってないというのがかなり「自信」になって
いるんでしょう
何でも覚せい剤と違って大麻は吸引した事実があっても品物が
みつからないと罪に問えないらしく・・・・
そんな事しりませんでした。
じゃあ、一体何の為の薬物検査なの？そこに大麻がなければ反応が陽性
でも関係ないって事
しかも北の湖理事長は「本人達がやってないと言うんだから信じる」とか
「もっと検査して欲しい」と・・つまりシロ判定が出るまでやれっていう事で。
これは判定を行った会社も怒っていい事ですよ
「民間の検査は信じられない」って言われているわけだし。
それにそんな事言ったら他の薬物検査も普通の検査もみーんな信用
出来ないという事になるし
そんなバカは発言を堂々と許す理事会とマスコミには幻滅します。
そもそも大麻って、薬の副作用で反応が出るんですか？
じゃあ、私達だって薬を大量にのんでいる人は定期的に検査しないと
駄目って事になりませんか
打ち身の薬、痛み止めを飲んでいるからその副作用だった・・・・と
露鵬と白露山は言うのですが
もう理事長が辞任したくらいでは自浄作用は働かないと思います。
家業優先で好き勝手に帰国しドタキャンを繰り返す朝青龍だの
薬物反応がクロである事を「白」と言い張るロシア人力士とロシア人たち。
伝統もへったくれもなく、モンスターな外国人力士に見事にして
やられてしまったニッポンという国。
これは今の日本と諸外国との関係の縮図のようですね。
唯一まともな発言をしている貴乃花親方・・・・
今回ばかりは彼が常識人に見えます。トホホ・・・
