ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

地上波・太王四神記・・・最後の守り主

2008-09-15 11:26:46 | ドラマ・ワイドショー

 よん様が旅行本を出すそうで

まだ誰も知らない韓国の観光スポットに焦点をあてたい意向。

日本の家族達もたくさん協力しているようですよ

色々忙しいヨン様ですが・・・・頑張って下さいね。

 

 地上波・太王四神記・・・最後の守り主 

 

ハイビジョンの感想は こちら

 

 契丹とホゲとタムドク達の三つ巴の戦い・・・本当に迫力があって

美しかったなあ・・・落ち葉が舞い散る中での戦闘

以前の雨の中の戦闘もすごかったけど

 

タムドクとホゲの戦いというのは「恨」そのものですよね。

それこそ

 生まれた時からお互いが持っている恨

 ヨン夫妻の死、ヤン王の死

なわけで・・・永遠に和解する事なんかないわけで。

でもなーー日本人にはわからないけど、ホゲの「恨」っていうのは

ちょっと逆恨み的なものがかなり入ってるよねーー

そもそもタムドクやヤン王に危害を加えようとしたのはヨン夫人で。

そのヨン夫人が自害したのは当然の報い

それはわかっていてもホゲは絶対に許せなかった・・・頭でわかっていても

「息子として」「ヨン家の長として」許せなかったわけで

理屈じゃない所が怖いなあ。

しかも生き残ったらまたキハと組んでしまうんだもんね

 

キハとタムドクの関係も「恨」でしょうか。

 幼馴染で恋人で・・でも裏切られたという恨

 キハのお腹の中にはタムドクの子が

うーん・・・タムドクは結局最後までキハを忘れきる事が出来ないのか。

スジニはどうなるの?みたいな複雑な感情が視聴者をイライラさせる

わけですよねーー

 

 気の毒だったサリャン・・・報われない事はわかっていたのに

それでもなおキハを愛していたわけで・・・・

韓国ドラマにはサリャンのようなキャラクターが結構登場しますが

(「銭の戦争」のハ理事とか?)

日本じゃありえないキャラクターで・・・何でそこまでできるのかなあ

こんな人に愛されたら女性冥利なのは事実ですが

死んでもなおキハを愛しているんでしょうね。

 

そして「最後の守り主」になったチュムチ

何度見ても目覚めた時のお腹グーは笑える。

タルビに「パム(ご飯)?」と聞かれて頷く可愛らしさ。他の連中は

眼中になく、ひたすらタルビしか目に入らないのよね。

そういえば、この二人の結婚式は来月じゃなかったかな?

報道されるといいですが・・・・

(王様に四神登場なんて素敵かも

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宝塚はどこへ行くの?3

2008-09-15 10:28:43 | 宝塚コラム

 荻田浩一の退団 

 

寝耳に水というか・・今、まさに大劇場では彼の作品が上演されている

この時に退団の知らせが

しかも公式に発表という形ではなく、藪下という人のコラムの中で

彼の最後の作品「ソロモンの指輪」は30分のショーなんだそうです。

最後の作品が30分 どどっと力が抜けていくような感覚が襲います。

荻田浩一はこれからの宝塚を背負って行くにふさわしい演出家でした。

宝塚でしか表現出来ないものを彼独特の手法で、鮮やかにミステリアスに

スペクタクルに描くのが本当に上手で。

作家と観客の間に溝がない作家とでもいいましょうか

(好き嫌いは激しい作家ではありますが)

 

 理解できる?出来ない?荻田浩一の芝居

 

私、彼の衝撃的なデビュー作「夜明けの天使たち」はビデオでしか

見ていないのですが、それまでの宝塚の作家と違って、孤独なまでの

主人公の心の奥底をえぐりだすようなセリフの応酬にびっくりしました。

「宝塚らしくない」とも思いましたし、「わけがわかんない」とも・・・・

で、最初、ビデオで「螺旋のオルフェ」を見たんですが、これがさっぱり

わかんないのね さすがに私、「私って馬鹿なのか?この作品を

理解する力がないって事なのか?」と本気で悩んだほどです。

で、東京で見たとき、ラストシーンに付け加えられたひとつのセリフを

聞いた時、「なーんだ・・・そうだったのか。そういう事が言いたかったのか

と妙に共感してですね、「そうなら早くそれを言ってよ」みたいな気持ちになり、

この人って観客に親切じゃないんじゃないか」と思いました

 

その後、「凍てついた明日」を見たんですが、これまた暗いっ

ただ暗いってだけじゃなくて地の底に沈んでいくような暗さがあり。

あまりリピートしたいとは思わなかったんですよね

その後も月影瞳の「ゼルダ」とか音羽椋でしたっけ?出てた外部作品も

スカステで見た事ありますが、やっぱり「暗くてよくわかんない」で終わって

しまったみたいです

当時はどうして専門家と呼ばれる人たちが荻田浩一をやたら評価するのか

わからなかったんですよねーー

私の持つ宝塚歌劇の定義の中に彼の作品は入ってないって言うか?

人の心の奥底を描きたければ外部でやれば?みたいな冷たい気持ちが

あったのも事実です。

 

でも・・・月影瞳の「OVER THE MOON」をビデオで見たとき、ちょっと

感動しちゃったというか、何か心にピンとひっかかるようになったんですね。

それって朝海ひかるの「アルバトロス南へ」もそうだと思うけど、

個人的には繊細でデリケートであてがきするのが上手な人なんだなあと

そんなこんなで出会った「マラケシュ・紅の墓標

最初はワケワカメな展開だなあ・・・と思っていたのですが、

春野寿美礼が「寂しかったんですよ」のセリフを言った時、ぼろっと泣けて

しまって・・・・しかもラスト、彩吹真央の台詞がまた泣かせてくれちゃって。

その時、「オギーっていいセリフを書くなあ 観客の心が潜在的に

持ってる寂しさや悲しみといった感情の一番響く所を突くセリフを

かける人なんだ」と思いました。

以後、「アレックス」も賛否両論激しい作品だし、リピートしたいとは

思わなかったけど、でも言いたい事はわかったし、その表現方法も

すばらしいと感じました。

 

 それが=「商業演劇」として幅広い客層を掴めるかどうかは別です。

荻田の世界観や描き方はかなりマニアックで暗いし、ある意味救いの

なさも感じるので、宝塚ファンだからこそ見てくれたというのはあると思う

のです。果たして外部でやってみてどれほどの理解者を得る事が出来るでしょう。

また役者との相性もあります

(久世星佳とか・・もう一度彩輝なおか?香寿たつき?誰にせよ、客足は

どうなのかなーー)

そこらへん、かなりこだわり派の彼がどう折り合いをつけていくのかなと。

心配ではあります。

 

 宝塚でしか表現できないもの・・ショー

 

荻田浩一の真の評価は芝居よりもむしろショーの方で確立されてます。

今、若手のショー作家は藤井大介、中村一徳、そして荻田の3人で

大御所として岡田敬二・酒井澄夫・三木章雄・草野旦といった人たちがいますが

古株がみんな行き詰まり感を示す中で、結局頼れるのは3人。

その一人が欠けてしまうわけですから、これは本当に大事なんですよ。

デビュー作「パッサージュ」を見た時の感動は今も鮮烈です

あの中の「硝子の空の記憶」のシーンで思わず泣いてしまった記憶が

ありますし、「バビロン」は私にとって苦い作品ですが、でもやっぱり

ラストのロケット前までは大好きなものです

タランテラ」も何度も見てしまうもので・・・彼の音楽の使い方の妙、

それからダンスの中にこめた心象表現。そしてそれぞれの個性を生かす

場面に常に脱帽していました

彼が作るショーのファンは多いでしょう。「陽」で遊園地のようなショーを

作る藤井大介と対照的に彼の作品は「陰」で寂しくて悲しいけど優しい

・・・・藤井・荻田はこれからの宝塚のショーの方向性を如実に示して

いると思っていたのですが

 

外部でショーを作るのはかなり困難かも。しかも宝塚のように人海戦術

が出来ません ショーは大勢でパノラマのように場面が変わるのが

面白いと思うのですが、外部には残念ながらそういったものはない。

劇場も狭いし、予算も限りがあるし、人も少ないし・・・・・

彼の余りある才能が外部で生かされるとは絶対に思えないのですが。

 

色々考えた結果なんでしょう。何だか最近の作品には「悩み」が

見えるなあと思っていたんですけど、それが事実だったということ。

でも彼が自分で決断したことであってもあえて私は歌劇団に文句を

言いたい。

宝塚歌劇団様

宝塚がビジュアルがよく人気のあるスターだけを大事にするので

あればはっきりいってジャニーズ事務所のようになればいい。

歴史と伝統の上に「歌劇団」を名乗っているなら一番大事なのは作家です。

才能ある作家を今、手放す程そちらが人材が豊富とは思えません。

辞めなくちゃいけない作家は他にいくらでもいるでしょう?

にも関わらずこのような才能豊かな人に「退団」を決断させてしまった事を

もっと考えるべきです。

今の歌劇団の行くべき道が間違ってる・・・とは思いませんか?

私は間違ってると思います。絶対に。このツケは将来、きっと大きな形で

跳ね返ってくる筈ですよ。

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする