大空祐飛・・・リック
まさにリックそのもの。大空がリックなのか?リックが大空なのか?
全くわかりません。
所作の見事さやスタイルのよさ、視線のかっこよさ・・もう言う事なしの
満点状態 祐飛君かっこいいーーと黄色い声が聞こえます。はい。
大空祐飛といえば、過去の月組にはなくてはならないスターでした。
とはいえ、上級生にも下級生にもスター候補が多く、あまり優遇されたとは
思いません
「NON STOP」で祐飛を見つけて「血と砂」でのあまりの色気にノックダウン
されて・・・「十二夜」のおちゃらけキャラで笑い・・とまあ、
かなりおいしい役どころは掴んでいたのかなあ
そういえばリカちゃんの代わりにプガチョフをやった事もありましたっけ?
みたかったなあ。
今回のトップ就任は個人的にとても嬉しい。
彼女なら「風共」のバトラーも「誰が為に鐘は鳴る」のロベルトも
出来ちゃう。みたい・・・みたいぞっ 伝統的な男役トップスターの
誕生に乾杯
野々すみ花・・・イルザ
まあねえ。イングリット・バーグマンのように行くわけないのはわかってます。
わかってるけど期待しちゃうのが人間じゃない?
あのベビーフェイスを化粧で隠してよく頑張ったと思います。
思いますけど、いかんせん肩から背中にかけて色気がないし、男性を
魅了する魅力にも欠ける ぱっと見はいいんだけど、長く見てると
「?」やっぱり私には純矢ちとせの方が綺麗に見えますけど。
それから泣き方も幼い印象がありました。
蘭寿とむ・・・ラズロ
役柄が役柄なだけに難しかったと思います。耐える男ですもんね。
辛抱の立ち役を非常に好演していました。
北翔海莉・・・ルノー
まさにぴったりの役柄で。映画から抜け出たみたいな適役ぶりに脱帽。
ルノーとリックのやりとりなら延々とみてられるかもと思った程です。
でもこの学年でこんな役がぴったりくるって・・・いいのか?
残念だったのは美声を聞けなかった事。
歌劇団はほっくんをどうしたいのか?こんな使い方するなら月に戻して
萬あきら・・・サム
これまた映画から抜け出たような素晴らしさ。
ピアノを弾きながら歌うシーンや、リックを庇おうとするひたむきさに
心がうたれました 最後にこういう役でよかったよね。専科って素晴らしい。
他には、もはや悪役専科で生き残るしかない悠未ひろ、お子ちゃまカップル
の凪七瑠海と花影アリスなどが目だってた程度?
フィナーレについて
本来、銀橋で一人主題歌を歌う筈の蘭寿が登場せず、そこに出てきたのは
凪七瑠海・春風弥里・鳳翔大の3人。いきなりのカチャ上げかあ。
と、思ったら蘭寿とむ率いる群舞・・なんと、これが二回も。
あれ?北翔は?北翔はどこ? 後半ちょろっと?
エトワールの七瀬りりこ・・・プリマドンナ体型?
初風惇様降臨?と思ってしまいました。オペラ歌手になるべきです。
フィナーレの衣装はどれも素敵でしたが、ロケットの白と海老茶の羽根は
とてもセンスいいなあ。上品で。
それに祐飛君の白地に黒のぼかしが入った衣装。これまた素晴らしい!!
家に帰って・・・・
姫ちゃんとお風呂に入って、そこで歴史の講義をしてしまいました。
まず・・・
「リックって何人?」
「え?ニューヨーク?」
「は?アメリカ人でしょ。シュトラッサーは?ルノーは?」
から入って、ナチスドイツの何がいけないのか、国が占領されるって
どういうことか。
ラズロのモデルになったのはリヒャルト・クーデンホーフでお母さんは
日本人なんだよーーとか、ECの思想の根底にはルドルフのドナウ連邦
もあってねーーとか、舞台見てても登場人物が実はどこの国の人か
と問われると答えられない人もいるかも。
とはいえ、あまりに熱心にしゃべりすぎてゆだってしまいました。
でも姫の頭の中には入ったかどうか。