ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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レベッカ

2010-04-25 10:49:24 | つれづれ日記

 昨日、本当に久しぶりに帝劇へ行って来ました。

お席が二階席の一番後ろの真ん中・・・懐かしくて

中学の頃、初めて帝劇に連れて行って貰った時、当日券で見た

ロミオとジュリエット」がまさにこの席で・・・・こんな大きな劇場に入るのは

生まれて初めてで足が震えました

幕間に喫茶室でお茶を飲んだのも嬉しい思い出で・・つい同じ事をやって

しまいました

とはいうものの・・・当時は格調高かった帝劇も、今や庶民の劇場

でも劇場で売ってるアクセサリーは欲しくて欲しくて・・・ああ、貧乏が

悲しい レベッカのストラップも諦め、山口祐一郎扇子っ

欲しい 欲しいと思ったけど諦めっ

いつか旦那と来た時に、沢山買ってもらおう・・・と希望のみ。

そんな日が来るわけないのは百も承知なのよーーーー

でもいつから帝劇ってドラマのDVDまで置くようになったの?

 

 レベッカ 

全く予備知識なく、原作も映画も知らずに観劇。

とりあえず大塚ちひろ&山口祐一郎&シルビア・グラブが出るのは

知ってたけど、他の出演者は全然わからない。後からちらしをみて

あらー南海まりちゃんがいる」と思って必死に探しました

中学生の頃は肉眼でも俳優の顔がはっきり見えたのにね・・・・

 

さて・・・これはミヒャエル・クンツェ&シルベスター・リーヴァイ作。

リーヴァイが小さい頃に原作を読んでいたく感動し、ずーーと温め続けて

きた作品なんだそうです

身寄りがなくいつもおどおどしている「私」がマキシムという超大金持ち

と出合って結婚し、マンダレイという場所に帰って来る。

でもそこにはマキシムの亡くなった奥さんの面影がいたるところにあって

しかも、そこには秘密の犯罪のにおいが・・・・・

ミステリー、そしてサスペンス仕立てのミュージカルです。

 

 1幕目 

やや間延びして眠くなっちゃった。

オープニングからバラードで、それが延々と続くので。いい曲なんだけど

そういう始まり方かあ・・・みたいな?

「私」が何となく自分に自信がなくておどおどしているのはわかるけど

マキシムが本当に彼女を愛しているのか?って感じがして。

で、一人前時代コスチュームで登場するミセス・ダンヴァースは元の奥さん

であるレベッカの使用人

彼女が歌うレベッカのナンバーは頭から離れないくらいいい曲ですが

そこまで肩入れしている事をマキシムはどう思っているのか、回りの

使用人にはどう見えているかがちっともわからないのね。

マキシムはダンヴァースをあまり気に入ってないみたいだし?ならどうして

雇ったまま? 妻を苛めているのに気づかないわけ?マキシムは?

どうでもいいシーンが多いので、私ならもうちょっと早く仮装舞踏会の

シーンに持って行くけどなあ。

 

 二幕目

二幕目になったら途端にシルベスター・リーヴァイメロディがわんさか。

こうでなくちゃ?状態?

マキシムがレベッカとのいきさつを歌う曲はとってもいいよね

でもーー レベッカとのいきさつを聞いてマキシムと「私」が

本当に心を合わせたあたりからちょっと疑問符

たらたら裁判のシーンなんか必要だった?レベッカの従兄にして愛人の

ナンバーも長々はいらないんじゃ

全てが解決し、ほっとするシーンに「私」はいない。

駅で落ち合う二人の目に映る燃えるマンダレイ

ミセス・ダンヴァースは「マンダレイはレベッカのもの」と言って歌った

挙句に火事で死ぬんだけど、その後の二人がハッピーなのか

ブルーなのかわかりません

もうちょっとマキシムがダンヴァースの思いに何か言ってくれるか

「やりとり」か「対決」があれば面白かったんじゃないかしら。

曲や歌が先行しすぎて、肝心の「心の触れ合い」がかけているような?

そんな印象を持ちました

それから・・・・全員、化粧が変と、思ったのは私だけ?

1926年風ファッションだからなの?でもやっぱりほっぺが赤すぎるし

鼻なんか作り物にみえちゃって リアリティに欠けるなあ。男性陣の

かつらもイマイチだったような?

(ミセス・ダンヴァースだけドレスが2世代前って・・・・)

 

 出演者について

大塚ちひろ・・・「私」。よくわからん。アニメ声?子供っぽい役はそれなり。

        でも2幕目にがらりと変わるシーンは全然駄目。声のトーン

        くらい変えなさいよ。1幕最後のドレスの化粧が・・・あちゃー

        あれはわざと?なのかしら この役は檀れいの方が

        似合ってない?

 山口祐一郎・・・マキシム。少し痩せたかな?今回は朗々と歌う

            シーンはなく、ひたすら声を落として囁くような歌い方。

 シルビア・グラブ・・・ミセス・ダンヴァース。雰囲気はよく出てるし

              歌もいいのであとは好みの問題?激しく涼風真世

              をみたかった。きっと怖いだろうなあ。

 寿ひづる・・・ミセス・ホッパー。アメリカ人のお金持ちおばさん。

         でも出番もそんなに多くないし。寿さんにやらせなくても。

          アンサンブルで十分?

 吉野圭吾・・・レベッカの従兄。これまた出番が少ない。でもソロで

          延々と歌います。完全な悪役よね。インパクトが強い

          役者さんですねーーうふっ。

 

そうそう、アンサンブルでは南海まりちゃん、背がすらりとして綺麗でした。

この人の女性らしい母性本能満開の演技を笹本さんは学ぶべきでは?

 

 帰りにキャトル・レーブで「ソルフェリーノの夜明け」のDVDを買いました。

劇場で生で見てた時は正直、うるうるしてても泣いたりはしなかったのね

ちょっとさっぱりしすぎなんじゃないかなあって思う程。

でもDVDであらためてみたら・・・エクトール先生がアンリエットに告げる

別れの顔が本当に辛そうで、もう駄目っ・・・しくしく状態。

東宝では殊更に感情を抑えてましたか?ゆみこちゃん?

そしてショーでは・・・娘が泣き出しました。

どこでって。

まず、大階段でゆみこちゃんが歌い、銀橋わたって下手でにっこり笑顔

して去っていくとき。

何よーーこの笑顔はーー」としくしく泣きだしたかと思ったら、

フィナーレで大月さゆが真ん中を降りてきて笑顔で歌い出したら

駄目だ・・・涙がとまらん。さゆちゃん・・・」ともうおお泣き。

あんたが泣いてどうするのよ」って言ったら彼女曰く

音月桂がトップになった時、どんだけ人材不足に陥るかと思うと

心配で心配で・・・」という涙でした。

あ・・そう、私にはもう関係ないもんねーー雪組がどうなろうと知った

こっちゃない・・・とうそぶいたりして。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (5)
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