ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

ロバート・キャパ 魂の記録

2012-02-19 10:31:40 | 宝塚コラム

 96期の善光寺系住職のお嬢さんで、携帯ブログで下品な写真などを掲載したり

Sさんの悪口を書き込んでいた・・・あの方が98期になって復学していた

何で?

 

 ロバート・キャパ 

宝塚の座付き作家について、毎回同じ事を書くのは何だかなという気がするんですが。

仕方ないよね・・・・成長がないんだもん

 

 何を描きたかったのか

原田諒氏はパンフレットで「鳳稀かなめの主演作を・・・と言われた時にロバート・キャパ

を演じさせたいと思った」と書いています そこまではいいんです。そこまでは。

でも、ロバート・キャパを通して何を描きたかったのかがわからない。

パンフレットには、ロバート・キャパとの出会いについて、一枚の写真の感想が

載っており「残酷なまでに現実を写しだした一枚」という言葉を書いています。

彼が描きたかったのは困難な状況下に生きる人たちのたくましい姿」だったとも。

でも、この二つの感想は矛盾しているのです

「残酷なまで現実を写し取る人」と「困難な状況下に生きる人達のたくましい姿」は

同じようで実は正反対ですよね。

もし、この両者が存在したならキャパの目線が初期と晩年で変わったからと言えるの

では?

人は常に同じではいられない。戦場で残酷なまでに現実を写し取る人が、後に何かが

きっかけになって「困難な状況下に生きる人たちのたくましい姿」に魅せられていく・・

という話なら理解できます。

そこらへん、作家として考えが整理できないままに脚本を書いたので、ただ事実のみを

つらつらとドラマのように書き連ねる結果となり、作品として成立しなくなった

 

 場割りと登場人物関係がおかしい

どんな脚本家でもまず最初に勉強する事は「場を減らす事」なんですね。

最近の傾向として「ドラマのような舞台を作る」人がいるそうですが、その典型がこれ。

1幕16場もあるなんてどう考えても変。半分に出来ます・・・それだけよけいなシーンが

多いのです

しかも登場人物の相関関係が希薄で会話が成り立っていない。

キャパとアンリ・シムが知り合うのはいいとして、1幕最後には全く出てこなくなり

2幕最初に出てくるだけ・・・キャパの母親と弟が唐突に登場するのも変

さらにスペインで長々とキャパとゲルダの「別れ」を描いておいて、次のシーンでは

「ただいま」と。え?もう重慶から帰って来たの?と、思ったら実はまだ行ってなかった。

単に母親のシーンを書きたいが為に作っただけ

そういう「つけたし」が次から次へと出て来て不愉快そのもの。

2幕のスペインシーンも、ただ「こうすれば客が泣くかも」って思っただけじゃない?

自分の中に「これだけはいいたい」って事がないのと、様々な登場人物の身になって

台詞を考えないからこういうことになるのです。

本当はキャパとゲルダだけの「朗読劇」にしたかったんじゃないか?と思いました。

 

 「NEVER SAY GOODBYE」の劣化版

小池先生の「NEVER SAY GOODBYE」もキャパをモデルに描いているといいます。

とてもよく出来た作品できちんとラブストーリーになっていました。

でも、あの作品の中でも主人公がスペイン内戦に巻き込まれて行く様が何となく

「傍観者」に見えたのは事実。

ユダヤ系フランス人の彼が、自分とは全く関係のないスペインの戦争に傾倒していく

というのに違和感があったんですね

キャパがスペインに拘ったのだとしたら、必ず裏には何か理由がある筈で、そこを

描かないと2幕目の意味がわからないし、ゲルダが残る意味もないような気がします。

 

 原田諒先生へ

宝塚の観客は基本的に「ラブストーリー」を見たいのです。

独りよがりの伝記を見たいわけじゃありません 観客の求めるものと自分の描きたい

ものの間に溝があるならそれを埋める努力をするか宝塚を去るべきです。

今、宝塚は観客動員の面で危機的な状況を迎えており、座付き作家の責任も重い。

今こそ「観客」が何を見たいかきちんとリサーチして作品を作らないと、劇団の為にも

スターの為にもなりません。

 

 出演者について

 

鳳稀かなめ・・・キャパ。すごく「いい人」でした。脚本がそうなんだから仕方ない。

        でも、本当は「残酷なまでに現実を写し取る」人でしょう?そういう「残酷さ」

        を見たかったなあ。静かなる怒りこそ鳳稀かなめの真骨頂のような気が

        するので。

怜美うらら・・・ゲルダ。まだ研3だし、硬いのは仕方ないとして個性を感じないなあ。

         「アナジ」の紺野まひるも棒読みだったけど、すごく魅力的だったし

         「更に狂わじ」の白羽ゆりも綺麗なだけだったけど、もう少し強さがあった。

         がむしゃらさも清楚さも感じない・・・です。

春風弥里・・・チーキ。あの役はこの学年でやる役ではない・・・の一言です。

蓮水ゆうや・・・アンリ。まるっきりいないも同然の扱いに失望しました。

風莉じん・・・・最も説得力のある役柄でしたが、何のために出したのか。

鳳樹いち・・・フェデリコ。2幕目で歌ったり踊ったり大活躍でしたが・・それほど上手か

       と言われると何とも。

星吹彩翔・・・シム。見た目が可愛い。技術屋系なのかしら?もうちょっと活躍させて。

蒼羽りく・・・モンフィール。ダンスが上手?足が長い?

 

光あけみさん・・・いい歳して素人みたいな演技はやめて欲しかったです。

 

考えてみると娘役がほとんど出てこない舞台だったんですね

こりゃあんまりだ・・・・

今回の公演は鳳稀かなめにとって「新生宙組」の行く末を占うものになった筈。

だけど結果は、あまりにも頼りない。

チームワークがいいようには見えなかったし、脇が支えているという感じでもなく。

それは単に脚本のせいなのか、それとも元々宙組がそういう組なのか。

鳳稀がトップになった後、一人で頑張る状態が続いたら大変だなあと。

かといって緒月遠麻とくっつきすぎるのもよくないだろうし。バランス感覚が求められ

ますねーー

コメント (3)
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天皇陛下の医師団記者会見

2012-02-19 10:07:34 | 皇室報道

 昨日、天皇陛下の手術が無事に終了しました。

その後、記者会見が行われ、金沢医務主幹・小野稔教授・天野篤教授らが

記者会見をしました。

 

 術中に出血はほとんどなく麻酔の目覚めもよかった。

 術中、心房性不整脈が出たが予想されていた事だったので処置。

 午後5時すぎ、皇后陛下と黒田清子さんが面会。

 誤嚥性肺炎を起こさないように気をつけながら、19日昼から食事。

 20日にICUから病室に戻り、心臓リハビリテーション開始

 約2週間で退院の予定。

 

 皇后様 「ご気分はいかがですか?」

    陛下頷く

   黒田さんが手をさする

   陛下 「気持ちいい」

  何ともほのぼのするシーンですね。やっぱり娘は特別って感じです。

 

 記者会見の印象ですが、とにかく小野教授が「東大」を連呼し、やたら自分の

  立場を強調しているように見えました。

  最初から「プレッシャーはなく手術は成功」と言い切ったし。

  それだけではなく、何となく上から目線で皇后様の言葉などを伝える時も

  敬語が全然出来ていなかったり・・・(「皇后陛下と黒田清子さんが参りました」)

  それから、ICUから皇后様が帰る時に、深くお辞儀をされたそうですが

  「感謝の気持ちが伝わってきました」なんていう 少し恐縮しろよって。

 

 天野教授はヅカでいう所の「二番手」のように小野教授を立てて、マイクの

  スイッチを押して渡したり・・・ちょっとかいがいしい

  その昔は高飛車だった彼が、あんな風に変わるのかーーって。医学界ってのは

  毎日が足の引っ張り合いです 特に学校歴が物をいう世界ですから

  東大出身ではない天野教授は、それこそ言いたい事も言えずに今まで来たのか

  なーーと思いました。(髪もあんなに白くなって・・・昔はもっとハンサムだったのに)

  今回のオペを担当した事でさらに回りの嫉妬の目はすごいだろうし。

  学閥に切り込んだ形になりますから、今後、よっぽど気をつけないとおかしな

  スキャンダルを起こされて潰されてしまうのではないかと心配です。

  その天野教授、言う事が全てにおいて慎重(それも病院内の勢力争いで学んだ?)

  「成功というのは陛下が日常の生活を取り戻してからいえること。それを

  楽しみにしているのでそれまでは成功という言葉に触れたくない」

  重い言葉だなと思います。

  終始、「東大の医師・看護師のチームワークのおかげで・・」と立てるような事を。

  医師団の中で「看護師」の功績について語ったのは彼しかいません

 

 金沢先生いわく「陛下は1年半もの間、心臓の事を気にかけながら公務を

  続けてこられた。その解決にこのタイミングだったことを喜ばれている。

  天野先生のような厳しい「成功」という言葉を言ってくれる先生であるという事に。

  皇后陛下も皇族方も同じ気持ち」

 心臓を気にかけながら公務・・・・内心は辛かったでしょうね。

  なのに、息子と嫁のことで悩まなくちゃいけないなんて 間違ってる。

 金沢先生のこの言葉を聞いても皇太子は何とも思わないんでしょうか?

 

 今後、退院しても年齢を鑑み色々抑制しなくてはならないそうです。

  公務の分担が求められるわけですが・・・・・

   真面目に秋篠宮を摂政にした方がいいのでは?もし、陛下がご自分が行って

  きた公務の継続を願うなら。

コメント (4)
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