ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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宝塚をどり他月組

2014-06-01 09:53:18 | 宝塚コラム

 いやいや・・・大変な一日でございました

というのも。

実は先日、姫と一緒に秋葉原で毎年やっている「年に一度の問屋セール」みたいなのに

行って来たんです。毛皮とかブランド品が すごく安く買えると聞いていたので、ついつい・・・・・

そこでバッグだのピアスだの、値切りつつ買ったりしたんですが。

靴屋さんが店を出してまして。多分、さまざまな半端物なんでしょうね。

「足にあったらお買い得」と言って売ってました。

そこで姫が素敵なサンダルをみつけ、2000円弱で買ったのです。

それを初めて、観劇の為におろして電車にのって・・・テクテクと日比谷まで行ったのですが。

さあ、いざ劇場に入るぞ・・・・という時、

ママ、サンダルが壊れた」というではありませんか。見ると、片方のサンダルが、ぱっくり板とかかとが

はがれてぺらぺら状態

蒼白の姫。「何で?どうして?これじゃ歩けない」と言い出す姫に

大したことない。よくある事よ」って言ったら、さらに怒り出したのでとりあえず劇場で

ガムテープを借りて張り付けました。(劇場の方、本当に親切で・・・・)

でも全然ダメだったので、私の髪を結ってたゴムを外して巻きつけて応急処置

何で大切な宝塚の日にこんな事になるの。私が何をしたっていうの。何でママは大したことない

なんていうの。ひどいひどい」とかなりヒステリックに。いわばパニックを起こしちゃったわけで。

赤ちゃんみたいな事言わないで。人生にはよくある事だって・・・・」といいつつ

とりあえず、舞台が終わったら靴を買ってあげると約束したのでした。

観劇中は姫も夢中になってみてたんですけど、終わって外に出て・・・キャトル寄って

お昼食べてなんてやってたら。

今度は反対側のサンダルがぱかっ しかも横断歩道の真ん中で。

慌てて元に戻って、今度は姫の髪を結ってたゴムで応急処置をするものの、今度は全部がぱかっ

だったので一本では足りず。

ハンカチで結ぶ?鼻緒みたいに。そういうのは男子の方がねーー」なんて

冗談言ったら余計に怒り出しちゃって

この不良品!もう二度と秋葉原に行かない」と言い出す始末。

ちょっとーー秋葉原の靴屋さん。本当にひどい代物を売ってくれちゃって。ばったんもんや。

弁償しいや。金返せ!と私だって内心思っていたけど、

そうやってすぐに思い込むのがいけない。ああいう場所だからそういう事もあるの。

これからはよく品物を見て、素材を吟味して買えばいいでしょ」となだめ。

頑張ってイトシアまで歩かせて 

自分で靴を選べばいいのに「どれがいいかわかんないもん」とよきにはからえ状態。

ちょうど素敵な花柄のサンダルがあったので、それをはかせてみて、歩きやすいというので

購入 やっとご機嫌が直ったのでございました。

 宝塚をどり 

実は開演間際にオペラグラスを忘れてきちゃった事を知り。

最近歳のせいか視力が弱り、2階席だとあまり見えず。声で判断するしかないかーーなどと

思ってみておりました。

でも当然、トップコンビはわかるし、ガタイのいい星条海斗はすぐにわかるわけで。

 

で。

華やかに始まった日本物のショー 素敵でした。

構成も振付も本当に素晴らしかったと思います。

何より、初舞台生の口上を生で見る事が出来たのは感動。

これぞ植田先生だなあ・・・・植田先生にあたった初舞台生は本当に幸せだなあと思いました。

まあ・・日本物とはいえ、どれも革新的な音楽と振付であったと思います。

現代と古典の融合、和洋折衷。その究極がこれなのかなと。

「三番叟」も、野村萬斎さんのと違って、宝塚ならではの迫力があったし、「よさこい」は

ド迫力でしたよね。

ただ、ごめんなさい。

「百獣の王」と牡丹の恋は意味不明。中国と日本なのか?と思わせる衣装のちぐはぐさ。

しかも、獅子Sの龍真咲。いつ頭をぶんぶん振るのか?と期待していたら全然。

後ろにいた獅子Aが非常に頑張っていたけど・・・・・

そういえな、去年、OSKで山村若振付の日本物のショーを見ましたねえ

あの時、トップと二番手が赤と白の獅子でぶんぶん回っていた時の迫力はすごかった。

今回、山村さんは振付に加わっていましたが、月組のトップにはさせられない理由でもあったのかしら?

衣装もゴージャス、セットも豪華。だけど、内容的には去年のOSKの方が上だったかも

しれない・・・・と思ってしまいました。

 

 明日への指針ーセンチュリー号の航海日誌 

ストーリー的には色々矛盾があるけど、好きです

ナイジェルの告白の時は思わず泣いちゃった。

最近、石田先生に泣かされる事が多くなって。これも歳なんでしょうかね。

男を見る目があったら婚期を逃す」という名言が頭から離れず

思わず「そうだよなあ・・・・男を見る目があったら結婚してないよなあ」としみじみ。

おばさんにも少女の時代はあったの」にも納得しつつ。

だからまあ、レイラがジェイクみたいな男をつかまえちゃうのもしょうがないか・・・・とか?

こんなに短い芝居の中でも存在感を示したのが星条海斗。それに芸達者の沙央くらま。

ハンサムな美弥るりか。トップ?二番手?あれ?いたっけ?状態で・・・すみませんでした。

 

 花詩集100! 

はきりいって「やりすぎっ」なんじゃないかと

無論、戦前の「花詩集」をそのままやったらまったりしすぎてつまらないとは思います。

昔、脚本を読んだ印象としては昭和風デコレーションケーキみたいな感じだったんですね。

要するに黒い部分が一つもないっ、清く正しく美しすぎっ 今時ありえないっ感じの。

だからって、藤井先生、21世紀の今にあわせてガンガンロックにするわ、ちょっと・・・いや

かなりうるさいショーになったのは事実。

「マーガレット」の白の王子とバレリーナの恋が黒の王子に奪われるシーンは

昔、TCAのビデオで見た時は、バレリーナが黒の王子にひかれてついてっちゃっう話だった筈。

いきなりの悪役がさらっとバレリーナを連れ去っているのに、のんきに歌う白の王子に違和感。

「ら・ヴィオレテラ」は華やかでわりと好きだけど、あまりトップがしどころないっていうか。

「スミレ」のシーンはやっぱり「ジャン二等兵」が出てきて欲しかったなあ。

でも総じて、構成も音楽も衣装も本当に素晴らしいショーでした。

 

 出演者について

今回、オペラグラスがなかったので、あまり細かい部分がみえず。

ただ、今の宝塚の中で最も「下手」なのが龍真咲と凪七瑠海だという事はよくわかりました。

大昔のトップスターであれば、たとえば踊れなくても「上半身だけで踊っている風に見せる」ダンスも

ありかなと思います。

でも龍のはあからさますぎて、「本当に何も出来ないんじゃないの?」と思わせるものがあるんです。

獅子の時もそうだったし、「花詩集100」でもただ、肩をゆすっておおぶりに手を動かして

キザっているだけーー 

悪いけど、トップスターの真似をしている人みたいに見えました。

また、演技に関していえば、あまりにも早口で滑舌悪くて適当にまくしたてている印象。

真琴つばさの真似をしているのかな?と思ったけど、真琴はカリスマ性があったから。

演出家が考えに考えて、龍を何とか「トップスター」として格を持たせようとした結果が

何もさせない事だったとしたら、それは違うでしょと言いたいです。

体調がーー腰がーラッキー入れすぎて歩けないーー等々裏では色々事情があるんでしょうけど

もう少し、「トップスター」らしいものを見せて欲しいと思います。

凪七瑠海の悪声は今に始まった事ではないけど(っていうか、今思えばよくエリザベートを

やったよねーーあれはなんだったの?)

いつまでたっても下級生のようっていうか、自分に自信がないよーー的な態度なので

美弥るりかのかっこよさがよけいに引き立ってしまうじゃない?

美弥るりかだって凪七くらい身長があればなーーと私は思いますもの。

 

珠城りょうの堂々とした姿、鳳月杏煌月爽矢の無我夢中さというものに非常に魅かれます。

愛希れいかも本当は色々出来る人なんだろうと思うけど、非常に遠慮しているような気がする。

悪いけどビジュアルは「可愛い」の域を出ないし。

何より龍とあまりラブラブに見えないというか。

個人的には「ジェイクの少年時代」をやった晴音アキにもっと活躍の場を!と思います。

 

トップスターって二種類あると思うんです。

 歌も踊りも演技も完璧な優等生タイプ

霧矢大夢・香寿たつき等がそう。こういうトップの時は回りはあまりしどころがないというか

トップに頼り切りになるというか。

香寿の星組時代は二番手の安蘭けいも同様に優等生タイプでした。ただこの二人は

「華」がイマイチで、そこを補っていたのがちょこちょこ出てた彩輝なおとか、夢輝のあ、

朝澄けいあたりだったんだろうと思います。

霧矢時代は、まさに二番手龍真咲、三番手明日海りおで、トップスターに頼り切り、こんなんで

次代は大丈夫なのか?と思ったら案の定でしたよね。

完璧すぎるトップの時はあまり下級生は育たないかも。

 

 点を下級生に補わせるタイプ

真琴つばさ時代、霧矢・大空・大和・・・と下級生がどんどん抜擢されて育って行きました。

ダンスが上手な子、歌が上手な子、演技派・・色々いて楽しかったなと。

一路真輝は踊れなかった部分を香寿が補っていたと思います。

麻路さきの歌は千秋慎と稔幸が・・・

そうやって、適材適所に人が配置されれな組としてまとまりますし、多種多様な人を見る事が

出来るんです。

が、今の宝塚ではそういう機能があまり動いていないような気がします。

突然、へんてこな抜擢を始めたかと思えば、本公演では大した役がつかず・・・とかね。

 

今の月組の陣容でいえば、龍真咲と凪七瑠海が共に欠点が多いタイプなので

3番手が優等生でなければなりません。

しかし、え?三番手って誰?すでに歌劇団的には珠城りょうなんでしょうけど、

上級生3人(美弥るりか・星条海斗・沙央くらま)を切り捨てるわけにいかず、っていうか

現実問題、この3人がいないと芝居もショーも成り立たず状態で。

かつての貴城けいのような立場におかれているのが今の珠城なのかな。

非常に3番手以降が流動的で確定せずというのは安定感に欠けるなという印象が。

演出家も作りにくいよね。

月に限らず今の宝塚はどの組もこんな状態ですから。先が思いやられるなと。

色々裏事情ありの抜擢の結果がこれなんだと思えば、歌劇団の自業自得ですわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (13)
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