ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

象徴的な写真

2016-01-07 08:00:00 | 日本人なら絶対に知っておきたい皇室

1月7日は昭和が終わった日であり、平成が始まった日です。

新月に見事な明けの明星が綺麗でした。

 

とうとう28年ですか・・・あの当時は何となく20年もてば立派とか

思っていたんですけど。

今じゃ55歳なんてめちゃくちゃ若いけど、あの当時はご老人の域でしたものね。

いつまでも「美智子妃殿下」だった方もついに「皇后陛下」と呼ばれるように

なったのか、などと感慨深かったですが週刊誌などはいつまでも

「美智子皇后」「美智子さま」呼びをやめませんよね。

正直、香淳皇后がそんな風に呼ばれているのを見たことがなかったので

違和感がありましたけど

昭和天皇が亡くなって、これで戦争の記憶とはおさらば・・・しつこく

「天皇の戦争責任」だとか外国に言われずに済むなって思っていたのに

まさか、息子の今上が今になっても「あの戦争の記憶」を掘り起こして

「慰霊」して回るなんてね

皇太子夫妻は言うまでもなく、秋篠宮家だってそういう今上に合わせて

夏になればやれ対馬丸とか昭和館とか沖縄とか。

歴史の一場面でしかなくなりつつある出来事を子供達に実感を持って教えるのは

本当に難しいだろうと思います

いつまでも「戊辰戦争」を忘れないのと同じですよね。

すっかり皇室に忘れ去られた靖国神社。千鳥ヶ淵だけが生き残っています。

 

平成の皇后陛下を象徴するお写真と言えば

だと思うんですよ。

象徴的 → その人の人となりや生き方を一目で表現したもの

ととらえるなら、この皇后陛下の見事にへんてこな甲冑服と帽子。

「コンス」と呼ばれる手。そしてどんな時でも同じ表情の笑い方。

何というか、自然に歳をとられた・・・というよりは、若い頃から微動だにせず

ただ老けてしまったーそこに精神的な成長とか老成とか柔らかさなどは

一切ない。若いときのまま老けたというような印象です。

美智子ファッションを代表する「小さな帽子」「ケープ」

それがますます肥大化して、一層「鎧」に見えてしまう珍妙さ。

まさに皇后さまを取り囲んでいる「敵」と戦ってきた57年なのかもしれませんね。

 

もう一枚は

 

盛り上がりに盛り上がった伊勢の遷宮の翌年ですね。

これまた皇后陛下の小さな帽子と鎧のようなケープに誰しも驚き

「老婦人の服装じゃない」と誰もが思いつつも言葉に出せず

ただただ「神々しい」などという表現でごまかしてしまう。

見たままの表現が許されないのが平成の皇室なんですよね。

若い頃の皇后陛下のケープは、長かったけどここまでへんてこではなかった。

それは若さが持つ「美」の一つだったかもしれませんけど。

なで肩へのコンプレックス」

「国民はより私の顔を見たいはず

という57年間の「こだわり」がブレていないのは、ある意味頭が下がります。

自分の美意識というものに、一切の妥協がない。

今年82歳になるという事すら認めないという頑固さの表れです。

 

そして海外での象徴的な写真が

ローマ法王を意識した・・・と言われていますが

白髪に黒いリボンで結ぶ小さな帽子。これがいかに似合わないかという事に

ご本人は気づかないし、ドレスでもなくコートを着ているわけでもない。

一体この格好は何なんだろうと思わせる世界的に珍妙な「洋装」

これが「平成の儀式服」なんです。

なんせ

列席者はこういうスタイル。

喪主ですらこういうスタイル。

どうしても頭に黒いヘッドドレスをしたかったら、上記の老夫人のように

頭全体を黒で覆うのが筋かもしれませんね。

昭和時代もみんなこんなすごい格好をしていたのかと若い方は思うかもしれませんが

いえいえ、違いますよ。

明治が始まったその日から、皇室の女性達は西洋のスタイルをそのまま

取り入れてきたのです。

もし、皇后陛下がどうしても怒らせ肩の長いケープマントを着たかったら

ドレスの裾は広がっていないとおかしいし、バッスルスタイルじゃないと

似合わないでしょう。帽子だってつば広のものか、傘でもさしてないと。

 

ネットではこれらの画像はしつこいくらい載っていますので

今更な感があるんですけど、今だ信じている人達にとっては

衝撃の「象徴的写真」だと思うんですね。

なので、これを見せて「ねえ、この恰好、どう思う?」と聞いてみるのも

いいかもしれません。

というのも、いわゆる「影子』比較画像を同僚に見せたらかなり衝撃的で

なかなか信じてくれないんですけど、それでも「言われてみればそう見える」と

いうようになり、さらに詳しい検証画像を見せて同僚の頭を悩ませています。

 

上記の画像を見せて「カトリック」云々を語るのは時期尚早。

ただ、「変だよね?この格好。どうしてこんな恰好だと思う?」から始めて

なぜこれが平成皇后の象徴的写真」なのか、わかりやすく説明する事が大事です。

 

 美智子さまは結婚した時から「なで肩」にコンプレックスがあったこと

 帽子が小さければ自分の顔がよく国民に見えて、国民は幸せになれると思った。

  お雛様の髪飾りをイメージして作ったのがあの帽子

                        ↓

 80年代にケープスタイルと小さな帽子で「世界のベストドレッサー」に選ばれた

 どういうわけか外の公務ではコートを着てはいけない。コートを着たり脱いだりする

  手間を省かなくてはならないと思い込み、ケープがより長く大きくなり、それ自体が

  一つのファッションになってしまった。

                        ↓

 小さな皿のような帽子につける飾りを工夫することで「相手への気遣い」を見せている・・・

  つもりであること。

 そこに「自分の年齢」「容姿の変化」は全く加味されていない。

                        ↓

 皇后陛下は明治から連なる皇后の事績やあり方を受け継ぐことよりも

  「オリジナルな皇后」を目指して突き進み、今やだれもそれに反論しない。

 「自己のスタイル」こそ正統と思いこんでいる為、世界的なプロトコルまで無視するようになった。

 美しく慈悲深く「日本一の皇后」である・・・証拠を突き付けたい。

  その地位を誰にも譲りたくない為、皇族女性のファッションを制服化。

                        ↓

 雅子妃入内は美智子皇后率いる皇室の流れとしては当たり前のことだった。

  「自尊心の強さ」「強いこだわり」「絶対の自信」は二人に共通するもの。

 皇太子一家が作り上げている嘘を「容認」「推進」しているのは皇后陛下。

 皇后陛下は愛子内親王に天皇になってほしいと思っている。

 皇后陛下は先の大戦において、日本が非常に悪質な侵略行為をした国だと信じていて

  「慰霊」の旅は「謝罪」の旅になっている。

 両陛下は「君が代」「日の丸」に対して強い抵抗感を持っている。

                      ↓

 美智子妃の結婚は「仕組まれたもの」だった。

 実際の「正田美智子像」は私達がイメージするものと正反対

 

というような経過で説明をすればきっとわかってくれる筈。

一般人に手っ取り早くわからせるにはまず画像から。

 

ま・・・だからねえ。こんな画像まで作られてしまうわけですよ。

いやはや。

あまりにぴったり過ぎて言葉も出ませんわ。

 

コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国の壺

2016-01-07 07:00:00 | 昭和の少女漫画

 今回の作家は川原泉です。

デビュー当時から「花とゆめ」に掲載されていました。

彼女の作品の特徴は「とにかく知識が豊富」という事です。

知識数でいうと三原順が一番かなと思いますけど、川原さんは三原ファンじゃ

なかったっけ?

どことなく作風が似ている感じがします。

デビュー当時から大好きでコミックスは全部持ってますが

今後、随時ご紹介しますね。

で、今回の作品は

 

中国の壺」(平成元年)

表紙中央が趙飛竜で後ろの竜は神竜です。

玄宗皇帝の時代、中国の官僚だった趙飛竜は日本から留学してきた

安曇野羽鳥という青年に出会います。

からかったり教えたりしている内に、羽鳥はすっかり趙を尊敬するように。

しかし、ある日、待ち合わせをすっぽかしたら羽鳥は雨に打たれたまま趙を待ち続け

病気で死んでしまった。

激しく自己嫌悪に陥る趙の前に神竜が現れ、いっそ壺に入ってしまえと言われ

そのまま、代々安曇野の子孫を見守る事に。

そして現代。

子孫の志姫は父亡きあとずっと趙に見守られてきた。

母はお金持ちと結婚したものの、亭主関白の義父になかなかなじめず。

しかも海外出張から帰ってきた義兄は、夜な夜な女装して歩き回る性癖を持っていて・・・・

 

ばらばらだったステップファミリーが、次第に「家族」として絆を深めていくという

珠玉の一作です。

読み終わったあとに残るほのぼの感がいいよね。

 

このコミックスにはもう1作収録されていて

 

殿さまは空のお城に住んでいる」(平成2年)

殿さまの名前は鳴沢信之介。

姫君の名前は鈴姫。

この二人が結婚して鳴沢家25万石のお家騒動に巻き込まれていくのです。

そして多分・・・この二人の子孫が「笑う大天使」のオスカル様こと

斉木和音の母なのです。

コマ割りが細かいし、大名家のあれやこれやの説明がすごくて

年よりにはちょっと・・・レンズが必要だわ・・・と思うのですが

あらためて読み直すと面白いです。

 

そしてさらにもう一つは

ヴァンデミエールー葡萄月の反動」(平成6年)

この作品は「メイプル戦記3

収録されているものですが、時々無性に読み返したくなるんです。

主人公ー貴島覚(きじまさとる)27歳

      沢登蕗子(さわたりふきこ17歳)

さとる君は大企業のオーナーの息子でバリバリの仕事人間。

でも事故をきっかけに精神年齢が9歳になってしまった。

両親亡きあと一人で弟の面倒をみてきた蕗子は、夏休みのアルバイトで

さとる君の「遊び相手」を務めることになる。

見た目は27歳なのに、幼くて素直なさとる君。そして近所の子供達と

昭和の遊びにふける毎日・・・

妙に冷めて大人の高校生のお姉さんと、無邪気な27歳の織りなす

ひと夏の経験・・・みたいな話です。

ラストがハッピーエンドなので安心して読むことが出来ます。

とても可愛いお話なので超おすすめです。

ちなみに「葡萄月」というのはフランスの革命暦というもので

1793年から12年しか使われなかった呼び方の一つ。

「葡萄月」

「霧月」

「霜月」

「雪の月」

「雨月」

「風月」

「芽ばえ月」とかいうんですよ。この呼び方も好きで。

その国々のオリジナルな呼び方があるって素晴らしい事だなあと

当時、思いました。

まあ、日本も負けてないですけどね。

 

知識が豊富になり、ほっこりしたい方にぜひおすすめしたいです。

 

 

 

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする