ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

王子様の息子だけど王子様ではない

2019-05-10 07:00:00 | ドラマ・ワイドショー

 序列というのはそういうものです。

サセックス公爵家の第一子。メーガン妃が5月6日にご出産。

異例の「自宅出産」「夫が付きそう」「マスコミに必要以上に顔を見せない」「名前が変わってる」

とまあ、異例尽くしだけど、それは多分ヘンリー王子が実質的に王位継承権から遠いせいなんでしょうね。何やっても許されるのは。

さて、この赤ちゃんの名前はアーチー・ハリソン・マウントバッテン・ウインザーとおっしゃいます。

ウイリアム王子の息子、ジョージもルイも「オブ ケンブリッジ」でロイヤル ハイネスの称号を持っていますが、この赤ちゃんはそれを持ちませんので、「マスター・アーチ―・マウントバッテン・ウインザー」と呼ばれるのです。

通常、公爵家の長男は子爵の称号が付くのですがそれもないということで、将来的には貴族の息子だけど平民ですという感じでしょうか?

それはやっぱり女王から見て「曾孫」だからということもあるでしょうね。でも一番おいしい立場かも。将来的に貴族の称号がなくても貴族の息子には違いないし、財産だって受け継ぐ。でも何をやるのも自由。チャーチルみたいなものですね。

90を過ぎてからの曾孫は可愛いでしょうね。女王陛下もエジンバラ公も幸せそうです。色白の従兄たちの中で一人だけ浮きそうな気配はありますけど。

「アーチー」と聞いて「キャンデ。キャンディ」のアーチボルトを思い出した私はかなり古いです 眼鏡の男の子でしたね。でも今はアーチボルトの略称ですらなく、「アーチー」という名前が存在するんだそうです。ハリソン・・・ってハリソン・フォードのハリソン?

この一家団欒の美しい光景を日本の皇室では30年以上見ることはなかった・・・・

そして今や孫が危ない目にあっても知らん顔の鬼ような祖父母が「上皇・上皇后」になっております。

とにかく子供の顔をマスコミに見せない。メーガン妃は「気性が優しい子」とべた褒めだけど生後数日で気性が優しいかどうかなんてわかりませんよね。ここらへん、ちょっと雅子さんに似ているかもしれません。

色白の従姉の一人、シャーロット王女4歳。気が強そうというか女王様然としてます。

色白の従兄の一人ルイ王子1歳

基本、イギリス王室の「名字」はウインザーですけど、今は「マウントバッテン・ウインザー」です。

マウントバッテン」はエジンバラ公の母方の姓で元々はドイツ語読みで「バッテンバーグ」と呼ばれていました。どうして母方の姓を名乗っていたかというと、エジンバラ公はギリシャの王子ではあったけど王室が滅んでしまったからなんですね。イギリスに来て面倒をみてくれたのが叔父さんのマウントバッテン公爵だったので彼も「フィリップ・マウントバッテン」と名乗ることにしたのです。

でもエリザベス女王と結婚した当時、ドイツはイギリスからとても嫌われていてその姓を持つエジンバラ公も嫌われていたんですね。

それでヴィクトリア女王の旦那さんに与えられた「ロイヤルコンソート(共同統治者)という称号が与えられず(エジンバラ公はアルバート公の子孫でもあるのに)ただの「エジンバラ公」になり、マウントバッテンも使えず。

1960年になってやっと、「女王夫妻の子孫のみマウントバッテン・ウインザーを許す」ということになったのです。

今や長子相続の鏡のような英王室ですが、そんなのほんのちょっと前の話です。っていうか、そもそもイギリスは女系・男系入り混じっていますからね。それでもウインザー・マウントバッテンにならないのがエジンバラ公としては許せないんでしょうね。

王でも女王でもいい・・というのはイギリスに限らずヨーロッパの王室が様々な血が入っているからです。ドイツやロシアやフランスに・・と。血筋というより領土を統治する人としての王が必要だったから、血筋や性別より能力がある人がふさわしいのでしょう。

ケンブリッジ公爵家もサセックス公爵家もその辺をちゃんとわかって行動しないと、王室なんてあっという間に滅んでしまいます。

 

すでに滅んでしまったハプスブルク家もマリア・テレジア時代から女系になりました。だから「ハプスブルク・ロートリンゲン家」なのです。

女性王太子といえばスウェーデンのヴィクトリア王女です。彼女の敬称は「エステルイェートランド公爵夫人」です。エステルイェートランド公爵は王太子に継承される称号のようんで、夫のダニエル殿下に与えられたのがこれ。でも実際にヴィクトリア王女が即位したら、ダニエル殿下の称号は未定なんですって。

ベルギーのエリザベート王女は「ブラバント女公」という称号をお持ちです。でも将来、結婚したら配偶者の身分はどうなるのか・・前代未聞のことですよね。

愛子内親王と同い年のエリザベート王女は早いうちから公務をしています。

オランダはかなりあっさりシンプル。元々王族ではなかったオラニエ・ナッサウ家だから?

愛子内親王と仲良く遊んでいた(?)アマリア王女は単に「王太子」であり、称号はオランダ王女ORオラニエ・ナッサウ公女です。だから祖母のベアトリクス女王も退位すればただのプリンセスなわけ。

アマリア王女16歳。

 

令和3年に愛子皇太子誕生・・・?と言われている愛子内親王17歳。

 

 

 

コメント (19)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする