ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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星組 千秋楽ライブビューイング 2

2019-10-14 07:00:00 | 宝塚コラム

 無事に帰宅しました。

そうはいっても、朝から電車は動かないしどうしようもないので旦那に映画館まで送って貰いました。途中、安孫子の友人を拾って行ったのですが、川が増水して田畑が冠水しており、被害は大きいのだと思いました。

なんせ都内を直撃した台風です。

12日に休演が発表され、みな、悔しい思いをしたと思いますがそれは観客も同じ。電車は動かないし、風も雨もひどくて普段は災害と無縁の地域ですら不安に駆られた一夜です。

翌日はからりと晴れたけど電車は計画運休しているし、それでもちゃんと東京大劇場までかけつけたファンクラブの方々、およびファンの方々、頭が下がります。

「GOD OF STARS」は「少林寺」の電飾が出ないトラブルありで、大輝真琴がセリフで説明、紅ゆずるが「全然出てないし」と突っ込む場面あり。何というか、本当に東京宝塚劇場って電気系トラブルの多い劇場だなと思いました。

時折みせる紅の泣きそうな目に胸がきゅっとなって、いや、でも泣いてはいけない・・・と思って頑張りました。

ショーの方は、あらためて酒井先生からみた紅ゆずるは「独りぼっちの少年。どこからきてどこへいくのかわからない」風なんだと思いました。

下級生の頃から目についたわけじゃないし、きづいたらそこにいた・・わけもわからずに一生懸命にやっていつの間にか路線に乗って、やがて栄光を掴んでいく。そして星からまた一人で旅立って行く・・・まさにぴったりの歌詞だと。

どうしても「風林火山」の時の、今にも崩れそうな紅の表情に目をそらしたくなる自分がいました。そしてデュエットダンスのラスト、銀橋でポーズの直前紅が綺咲に「ありがとう」って囁いて綺咲愛里が涙顔で紅にもたれかかったのをみたら涙腺が敗れた感じでした。

 

さよならショーでは紅子が大活躍して私達の代わりに台風に怒ってくれました。

「日本国民に謝れ」って。全くだよ。本当に。

さよあらのあいさつでは小林一三先生に「宝塚を作ってくれてありがとう」とお礼を言っていました。

私、多分紅は亜蓮冬馬の事を知っていたんじゃないかなと思います。勿論、そればかりではないでしょうけど、宝塚を知らない人につきそなマイナスイメージを一瞬にして払拭してくれたことはありがたかったと思います。

喪失感が強いです。

紅自身、「元タカラジェンヌ」になるのがどういう事なのか受け入れがたいと言っていましたが、私達も同じです。星組の一致団結パワーが少なからず紅がいなくなる事で失せてしまう事を恐れているし、今後、礼真琴が率いる星組がどうなってしまうのか不安もあります。

けれど、あれだけ宝塚を愛し、没頭し、小林一三先生に祈り続けた彼女が今後、幸せにならない筈がないと私は信じています。

 

相変わらずサイバー攻撃を受けているプロバイダーで書き込む時間が限られているので、「さよなら紅ゆずる4」が書けないかもしれず、だからここでまとめてしまいます。

いわゆる「メイクドラマの人」紅ゆずるは「霧深きエルベのほとり」「エストレージャス」の千秋楽でもやってくれちゃいました。

芝居ではちゃんと声が出ていたのに、ショーが始まった途端に声が出なくなってしまい。

多分、楽屋裏も客席も真っ青。

どうする?続ける?続けるの?という感じで・・・紅の声がする度、何というかハラハラしつつ「頑張れ」と思ってしまい、それが組子全員に伝わって、みんな形相が変わっていたこと。生で見ていた人はよりつよく感じでいた事でしょうね。

だけどそこには残念というより、何かとてもいいものを見せて貰ったような気分が残り、体育会系のノリ楽しさというか、世の中勝てばいいってものではないんだなと思ったり。

そしてラストはやっぱり台風19号でした。

まさか千秋楽の前日に休演、さよならショーが出来なくなるということが起ころうとは。観劇予定だった人も、無論、組子たちもどれ程悔しく悲しく、辛かったかと思いました。一方で必ず13日は上演できる。絶対に晴れるとみんな信じていたわけですけど。

前日ダメになった分、翌日の1回公演&さよならショーはより貴重になり、ひた走りに走って来た星組にとって、あらためて宝塚とは何かと考えるよいきっかけになったのではないでしょうか。

紅が小林一三先生にお礼を言ったことは私達ファンにとっても同じです。

宝塚歌劇と言うものが日本に誕生していなかったら、私の人生はどんなに色あせていたでしょう。また、芸術分野としての発展も大きく遅れていたことと思います。

宝塚が105年かけて「国民劇」から海外ミュージカルまで、ありとあらゆる分野に芸術を提供し、ファンに楽しみを与えてくれたことは確かです。

紅ゆずるのおかげで、毎日何となくわかっていたことを再認識させられました。

 

最初から最後までハラハラさせてくれたメイクドラマのトップスター。これこそ星組のGOD OF STARSであると思います。同じ時代に生きることが出来て本当によかった。ありがとう。

どうか誰よりも報われる人生を送って下さい。

 

それから綺咲愛里には紅ゆずるの相手役でいてくれて本当によかったと思います。

 

 

 

 

コメント (3)
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