ふぶきの部屋

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「皇女制度」なんていりません

2020-11-25 07:00:00 | 皇室報道

 一言だけ。ナース不足について「私は違う」「私の友人は違う」と書き込む人が多いですが、あくまで相対的な話を書いているので個人的な「ナースってこんなに大変な職業なの」はまた別の機会にお願いします。

病院という組織の中で最も力があるのは医師でしょうけど、次はナースでしょう。「国家資格」には勝てませんので。ナース自身がどう見ているかではなく、一般的にそうみられているよという事です。

女性の(男性にしても)自立に最も役立つ資格の一つが「ナース」ですが、せっかく取得しても使わないのは勿体ない。かといって世の中は(病院は)医師やナースだけで回っているわけではない事も知ってほしかっただけです。

さて、政府がまたとんでもない事を言い出して驚いています。

「皇女制度」って何ですか?

政府にしても日本人にしてもあまりにも皇室の身分制度について知らなすぎるのでないでしょうか。

英語でも「プリンセス」と「ロイヤルハイネス」「ロイヤルプリンセス」「レディ」など色々称号や呼び方があります。

日本の女性皇族の場合、明治以降「内親王」「女王」と区分けされています。

天皇の娘・孫・姪までは「内親王」それより遠くなったら「女王」です。

「親王」「王」も同じで、悠仁殿下は天皇の甥なので「親王」ですが、今後結婚して「子」が生まれた時、まだ今上の場合は「王」「女王」になります。逆にその時、皇嗣殿下が即位していれば生まれた子は「親王」「内親王」になります。

そして「皇女」という呼び方ですが・・・・・

古くは「ひめみこ」と呼ばれていましたっけね

天皇の娘=皇女 ですから現在は愛子内親王。そして以前は紀宮殿下という事になるのです。

 

だけど、政府がいう「皇女制度」というのはこの「皇女」という言葉とは全く違う意味なんですね。

 結婚して降嫁した皇族女性に「国家公務員」として公務の一部を担って貰う時の称号

 公務員として手当を支払う

つまり、「皇女」は役職名という肩書になってしまい、尊称ではなくなっているんです。

尊称と肩書をごっちゃにしてしまう政府ってどこまで皇室を知らないのか?少しは勉強しろよと怒りたくなりますが、そんな役職も肩書も必要ありません。

なぜなら、実際問題公務の担い手に四苦八苦している状況ではないということです。

毎週当ブログの皇室ウイークリーを見て頂ければわかるとおり、天皇皇后はほとんどお仕事してません。

皇后など祭祀も勤労奉仕団に会釈もしていません。

仮に今はコロナ禍ではなかったとしても、天皇には6大行啓があるだけ。皇后には養蚕と赤十字大会があるだけ。

皇后は養蚕ですら夫を連れて出ていく始末で、赤十字大会ではただ座っているだけ。お言葉すら述べません。

では誰が忙しく見えるのか?

それは当然皇嗣両殿下です。

お二人は「皇太子夫妻」としての公務と、各宮・宮妃が行って来た総裁職を受け継いでいます。

本来、上皇が退位する時に、公務の割り振りを決める予定だったのが、どういうわけか天皇の公務が「国事行為」「祭祀」の2本柱で昭和の末期状態。

政府はきちんと天皇の仕事、皇嗣の仕事をわかってて「担い手不足」と思っているのでしょうか。

もしわかっているのなら愛子内親王や悠仁殿下にも早くから公務を割り振る必要性があったのではないでしょうか。

なぜ「降嫁した女性皇族」にまで範囲を広げないといけないのかわかりません。

「未成年」だからって、外国のプリンスやプリンセスより働いていない今年19歳の内親王。小学生の頃から見習いを始めている悠仁親王。

私達は愛子内親王が公の仕事が出来る人とは思っていません。

しかし、「出来ない事実」を隠したまま「皇女制度」なんてものをわざわざ作ってフォローするのは税金の無駄です。

そういう考えをするから高円宮家の降嫁した二人がティアラをつけたり、公に出張って来たり勘違いをするんじゃないでしょうか?

また、こういう制度を作ればKKを喜ばせるだけ。

本当に公務の担い手不足というなら、どのあたりがそうなのか列挙して下さい。佳子様だって三笠宮家の2女王だってそこまで忙しそうじゃないですけどね。

コメント (24)
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