ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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それでも医師会の言葉は受け入れられない

2020-12-10 07:00:00 | つれづれ日記

 こういうタイトルつけると絶対にアンチが現れるし、「素人のくせに」「一部の感染拡大させている人が悪いのだ」と書かれたりします。

だからこちらも覚悟を持って書かないといけないなと思います。

誰が何を言っても黙ってやりすごせば楽なんだけど、どうしても中川会長の言葉は人の心を傷つけるし、そうであってはならないと思うからです。

 東京医師会・尾崎会長

医療者が疲弊している状態では医療は守れない

中等症の方でも、例えば(自ら)動きが十分に取れない患者さんの場合は看護が大変な状態で、一人一人の(の患者にかかる)負担もかかるし、入院期間も伸びてきている

これ以上感染者や重症者が増えれば、コロナ患者も一般患者も両方守れない、そういう状態が近づいている。手術をすでに延期されている方もいる」

これ以上患者が増えれば、コロナ患者も一般患者も守れない。年末が1つの正念場だ。若い方から年配の方まで、是非、コロナは怖いんだ、コロナにかかるとみんなに影響が出るよ、と(認識を共有してほしい)。絶対にコロナにかからない生活に心がけていただきたい」

単に外出するなと言っているのではない。分科会が出した感染リスクが高まる5つの場面を思い起こしていただいて、マスクを外して長時間大声を出したり、しゃべったりするのが危険なんだ、と。そういうことを見直していただきたい」

 新型コロナが流行り始めてから医療従事者に対する差別が声高に叫ばれ、それはやめよう、コロナにかかった人を差別するのもやめよう。とキャンペーンを張って来ました。電車の中でも「それって差別?」みたいなポスターを見ました。

 「病気の人を差別する」変な人がいる一方、日本人の特徴として「私のようなものが病気になり医療従事者にご迷惑をかけ申し訳ない」という考え方があります。

一時、芸能人がコロナにかかる度に「申し訳ありません」と謝っていましたよね?病気になったのになぜ謝るのか?別にわざと病気になったわけじゃない。

感染者も濃厚接触者もみんな苦しい立場だから遠慮なく仕事を休もう、無理しない様にしようという事になりました。

 でも、今回の尾崎会長の言葉は完全に「医師会目線」「優位に立っている医者の立場」から発せられたもので、この状態でもし感染したら完璧に「あなた(国民)のせい」にしている発言です。

 ここからは経験談です。私自身、生まれてから今日まで何度も入院し、子供達も何度も入院し病院にお世話になり、さらに病院にも勤めていた事もあり、そういう目から見た経験談です。

私が肺炎を起こして入院した時、部屋づきの看護師(20代)が検温に来るたびに「どうですか、もう自分で動けますか。ナースに負担をかけないように早く退院するようにしましょう。一日も早くベッドを空けないと」と言いました。それを聞いた途端部屋にいた人達は固まってしまい、病室中が真っ暗な雰囲気になってしまったのです。

そのナースがいなくなってから、泣き出す患者が現れました。当時、若かったのは私くらいでほとんどが高齢者。「私達って迷惑なの?」そんな雰囲気で、私自身も罪悪感が募り泣きそうになりました。

誰かがその事を看護師長に話したのか、部屋付きが変わりました。

 そもそも自分が誰かにうつしたかも・・・と考え始めたらきりがないというか、罪悪感で生きていられなくなるのではないかと。

重症者にしても、手がかかるのは当然じゃないですか?それを治療し看護するのが医療従事者の仕事ではないのですか?

「単に外に出なければいい問題ではない」「大声を出したりしゃべったりするからいけない」とまで言われたら、何というか・・・

何でそんなにヒステリックになるかと言えば、今、まさに「看護師不足」だからですよね。

 でも、その「不足」を私達一般人はどうする事も出来ないんです。

ツイッターで「看護師の辞職」がトレンドになっていて、その理由を見ました。

差別される

・待遇が悪い

・上記の理由で自分が命をかけてまでやる仕事じゃないと思う

です。看護師にこういう思いをさせる病院が一番悪いのではないですか。

医師会の方々は新型コロナになっても影響はないでしょう?

自分達が現場に立つわけじゃなくて、「あの医者をこっちの病院に飛ばして」とか学閥で議論していればいいのだから。医師会のこういう現状は何十年も改良されてこなかったです。

さて辞職理由の「差別」は無論、保育園を断られるとか、旅行会社に断られるとか、そういう心無い仕打ちの事ですよね。でももう一つ、「医者からの差別」を忘れないでほしいのです。

医師とナースはパートナーです。医師以上のナースもいる筈です。

しかし、現状は多くの病院で医者の言いなりになっているナースの方が多いのではないかと。

医師はナースを下に見るし、ナースは事務職を下に見る。

次の「待遇が悪い」は時給1400円ぽっちで働くのは意味がないという事のようです。

時給1400円は一般的にいい時給だと思うけど、ナースにしてみたら「とんでもなく安い」のかも。

一日中患者に接するよりも看護日誌を付ける方が忙しかったり、機械の操作をする方が大変だったり。みんな体調が悪い事が多くて、便秘薬・下剤・睡眠導入剤は絶対に持ってる感じですよね。そうやって無理にでもテンション上げないと体力が続かなくなるだろうと思います。

それなのに東京女子医大のように突如、ボーナスなしにしますと言われたらそりゃ辞職します。

医師会は国民に「コロナをうつすな!」という前に、自分達でナースの待遇改善をやって来たのですか?

「うちはお金がない民間病院で」っていう言い訳はききたくないです。

国民に何か求めるより、国に働きかけて、全国から履歴書を取り寄せ医師会メンバーが自ら足で動いてナースを引き戻すとか、そこまでしたのか?と言いたい。

 はっきりいって「動きが十分に取れない患者さんの場合は看護が大変な状態」これは医療従事者として言ってはいけないセリフです。

そう思いませんか?安かろうが高かろうがそれで給料を貰っている身なのに「患者をみてやってる」という裏の顔が見え見えなんです。

そうなると高齢者は「私なんか生きてていいのか」と悩み、体調不良になっても「医療従事者の負担を減らす為」に我慢して自宅で亡くなるケースも増えるのでは。

 今、20代とか30代の非正規の失職が増えています。我が家の娘もクビにこそなりませんが勤務を減らされたり、労働意欲をそぐような事を言われて、それでも耐えています。多くの失業者は時給1400円は貰えなかったと思うし、保育園にも優先的に入れないし、独身寮の完備だってなかったと思う。

飲食業・旅行業界・レジャー関係・アパレル関係・・女性が失業し、自殺に追い込まれるケースが多々あります。

どんな仕事でも出来ればいい、今日を生きる為に稼ぎたい人が多い中で「命をかけてまでやる仕事じゃない」って言われたら「代わってあげる」という人がどれだけいるかな。病気で死ぬのも餓死するのももはや変わりないもの。

という程追い詰められている同世代が多いんだよ・・と有資格者には言いたいです。

 そもそも「絶対コロナにかからない」生活って?「WITHコロナ」じゃなかったんですか?100かゼロじゃないって言いませんでしたか?絶対にコロナに罹らない生活を送るなら仕事を放棄しなくちゃいけません。生活出来ません。医師会の方々、お金くれますか?

政府が出したお金のツケはあとで倍返しです。それが怖い。

 

 日本医師会の中川会長

「全国で感染、特に市中感染が拡大している現状では、誰もが感染している可能性があります。

いま一度、初心に立ち返って、“うつらない”だけではなく“うつさない”ことが大切であることも忘れないでください。

特に若い世代、現役世代の皆さま。

新型コロナの最強の感染防止策は、1人ひとりの、日常の慎重で愚直な所作と行動です。日本国民一丸となって頑張りましょう」

 それこそ一部の「マスクを外して歩いている人」とか「夜、都内をぶらぶら飲み歩いている人」を指しているんですよね?はっきりそう言えばいいのに。

 

移動歴のある社会活動が活発な世代からの感染が多いことが明らかになっている」

「旅先では気が緩みがちになる。旅行などを計画されている方は、それが今でなければならないのかもう一度考えて欲しい」

 ミヤネ屋などでは「医療従事者や介護関係の人達にこそ利用して頂きいのにね」って言ってたことがあって「一般人はGO TOを利用しちゃいけないのか」と思ったことがあります。

 要は菅総理肝いりの「GO TO」を潰したい左翼系の壮大なキャンペーンだと思います。

「今でないといけないのか」と言われたら「今じゃないといけないとは思わないけど、明日生きてるかどうかあなたにわかるのか」と。

よく宝塚を見に行く時に旦那から「今じゃないといけないの?」と聞かれました。そこで「舞台は生ものだから」と答えて子供が小さくても舞台を見に行ったことがあります。

あの時の舞台と今の舞台。演目は同じでも出演者が違う。雰囲気が違う。

「旅行」もまた同じではないでしょうか。そういう事に興味のない人達からみたら「旅行」「温泉」「観光」全部不要不急です。

 しかし、本当にGO TOが原因で感染が拡大しているのかはわかっていない筈です。

それに、観光地の人達の補償をどうするつもりなのか。医師会が払うのですか?

 

新型コロナウイルス診療以外の医療提供も厳しい状況に陥っている。医療従事者の心身の疲労もピークに達しており、大変困難な状況が生まれている

 国民の心身の疲労も相当なものです。これでさらに「医療従事者に迷惑をかけない為」に頑張るというのは無理。

吉村知事が自衛隊に看護師を派遣するよう要請し、佐藤議員が「自衛隊は便利屋じゃない」とツイートしましたが。

自衛隊派遣というのは最後の最後です。この最後の最後を早々に切ってしまっていいのか?と思うんです。

その前に出来ることがないですか?

 病院ナースの勤務体制を変える

大昔、病院は2交代制でした。正看護師より准看護師の方が多くて付き添い者もいました。

しかし、今は法律で「3交代制」が義務付けられ、一つの病院に正看護師が何人いなくてはならないという決まりもあります。さらに3交代ですから2交代より人手が必要になります。

しかし、この3交代というのがなかなか負担らしいというのはきいたことがあります。

「日勤」「準夜」「夜勤」ですね。「準夜」が一番つらいんです。夕方入って深夜に帰宅するわけですから。「準夜」「日勤」だと仮眠室を使わないといけない場合が多々あり、その仮眠室がまたあまり清潔感がなかったり別の場所だったり・・

コロナ期間に限り、2交代制にしてその分、お給料を上げるとか、そういう事を試すべきでは。

 看護助手や介護士などの現場での導入幅を広げる

これもお給料が発生するので「うちのような民間病院では」と言われそうですけど、清拭・シーツ交換・汚物処理などを完璧にそっちへ回す。

機械を見る人だけを作るとか・・最初から「それは無理。法律上絶対無理」と言わずやってみてから最終手段での自衛隊派遣じゃないかと思うんですが。

今はないようですが、90年代、アメリカでは「ドクターアシスタント」という業種があって、医師から指令を受けて様々な治療を施す人がいました。

さらにそれが進化してナースが診療所を開くことが出来るようになっています。貧富の差が激しいアメリカならではの策だと思うんですが、日本は「資格」が金の看板になりすぎていると思うし、資格更新テストもないまま、ペーパードクターとかペーパーナースが多い。そういう人たちを現場に戻すにはどうしたらいいか、医師会はまずそれを考えるべきです。

私は、市中感染というより「介護施設」「医療施設」でのクラスターの方が多いような気がしますが、それも一般国民のせいなの?

医師会の人達にも尾身会長にも言いたい。

まず外国人を減らすことを提言せよ」と。特に中韓。在留資格を持って通称名まで持っている人達が結構往復している事実を確認し、それを減らしてからGO TOだと思います。

 

絶望しかかった時、この曲を聞くと涙が出ます。

♪ どんなに苦しくても前へ前へ進め 絶望達

失っても失っても生きていくしかない 

どんなに打ちのめされても 守るものがある ♪

 

 

 

 

コメント (24)
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