ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

韓国史劇風小説「天皇の母」51(フィクションだってば)

2012-05-15 07:00:00 | 小説「天皇の母1話ー100話

皇后陛下にはご健勝のご様子、何よりです

セツ君はそう言って微笑んだ。

大葬からこっち、色々あってお疲れでしょうに参内をお許し下さって感謝しています。

ご大葬の日は大変寒くて、私などはぶるぶる震えてしまいましたが。

それも天が陛下をお連れになる為の儀式と思えばこそ・・・」

お風邪をひかれるのではないかと心配申し上げました」

まあ。丈夫なだけがとりえの私ですから。でも最近は足が弱くなりましたの。

公務に出るのも時々億劫に感じる事がありますのよ。それに今になって先帝陛下

や宮様との思い出が心を締め付けて、たまらなくなる事も。歳をとるというのは

そういう事ですわね。宮様と私は短い間でしたが幸せでした。貞明皇后様も

私にはお優しくてね。私もそれをいい事に、大変なことは全部皇后様・・いえ、皇太后

様にお任せして宮様の看病に日々を費やしておりました」

はい

皇后は何をどう答えればいいのかわからなかった。

突然始まった思い出話。それを延々としようというのだろうか?

あなたも・・・いえ、陛下もご結婚以来、慣れない環境で本当にご苦労されましたね。

その責任の一端は私にもあると思っていらっしゃるだろうけど」

いえ・・そんな。先帝両陛下を始め、宮様方のお導きがあればこそ務めを

果たしてこれたと思っております。いつもお優しく、時には厳しく叱咤激励して

頂き、本当に感謝しております」

相変わらず優等生でいらっしゃる」

セツ君はにっこりと笑った。

そんな風に隙がないと、お疲れになるでしょう。自然体でよろしいのよ。

気負わず、ただただお上をお支えしていけば。といっても陛下はやっぱり

全身全霊をこめてやってしまうんでしょうけど」

そんな・・・・私はそんな完璧な人間ではありません」

完璧。常にそうあろうとしていらっしゃるだけでしょう。私達のような者に

貶められる事のないようにと。5年10年ならまだしも30年もそれをお続けに

なるという事がどれほど大変だったかと思います。もう身についてしまって

同化しているのかもしれませんが。ヒロノミヤさんはそんな母君をずっと

見ていらしたんですものね。色々お考えがあるでしょうにね」

それはどういう・・・・?」

いえ。あの頃、私もキク君達も両陛下のご結婚には反対しました。

皇族の結婚は皇族・五摂家以下華族から選ばれるというのが基準として

ありましたからね。血筋と家柄が全ての皇室でその壁が崩れたらどうなるか。

多分、私達は本能的に危機感を持っていたのだと思います。

戦前までの価値観やしきたりを全て否定するような世の中にあって、皇后陛下の

存在は古い人間を否定する象徴として映ったのも本当の話です。

でもとにもかくにも皇后陛下はやり遂げ、見事にこの国の国母におなりになった。

素晴らしいことです。時代は変わったのだと。

私は会津松平容保の孫として生まれました。ご存知のように会津は賊軍。

私はその直系の孫。本来なら皇室に嫁ぐなど考えられませんでした。

父は直系としての責任を果たすべく爵位を辞退し、叔父が爵位を継ぎました。

私が小さい頃から聞かされてきた話は「会津は賊軍ではない。けれど薩摩や

長州の陰謀によって賊軍にされてしまった。それゆえに維新後の生活は

苦しいものだったし、会津の人々がどれほどの辛酸をなめたかわからないという

ものばかりでした。父は常に「会津の人々の心を考えて行動せよ」と申しており

ました。戊辰戦争で多くの人が死にました。白虎隊や娘子隊。城の中で外で

女や子供たちが自ら命を絶ち、あるいは戦って死に。生き残った人達もまた

流浪の日々を送り・・・その苦しみを思えば私は藩主の孫として心して生きて

いかなくてはならないと常に心に刻んでおりました。

そんな私にまさか淳宮様との縁談が持ち上がるとは。淳宮様は先帝陛下とは

年子の弟君。当時からスポーツの宮様として人気抜群の宮様でしたのよ。

でも私は、私達を賊軍扱いした皇室に嫁がないといけないなんてと、本当に

悲しくて苦しくて泣き明かしたのです。

当時の皇太子殿下のお妃はクニノミヤ家からと決まっていました。それは

明治帝が決めたこと。戊辰戦争の時に苦難の道を歩まれ、お手元不如意になった

クニノミヤ家を心にかけていらした明治帝は皇太子妃を出す事で名誉挽回されようと

したのです。

でも、貞明様は正直面白くなかったと伺っています。貞明様は九条家の出とはいえ

側室の子で里子に出されていた身であらしゃり、クニノミヤ家は皇族。そんな格上の

嫁を迎えることに抵抗がおありだったんでしょう。

でも貞明様は明治帝のご遺志通りになさいました。帝の意思とはそれだけ重いのです。

その代わり、私を会津松平家から、キク君を徳川本家から迎えたのです。

私はただ泣いていたけど、貞明様は貞明様なりに賊軍の汚名を着せられた家への

思いを強くされていて、皇室に嫁がせる事で本当の意味で薩摩も長州も会津も

徳川も一つになさりたかったんだなあと。

そんなお心がわかったからこそ、私も皇室と会津の架け橋になろうと努力しました。

宮様とは短いご縁でしたし、お子もなす事が出来ず、妃としては甚だ不調法で

出来が悪く、陛下に何か言えた義理ではないのですよ」

そんな事は」

陛下は男子を二人も上げられて、お役目をきちんとお果たしになった。

何よりもそれが一番ですし素晴らしいことでした。きっと八百万の神々のご加護が

あるのでしょう」

セツ君はそれだけ言うと、ちょっと時間をかけて立ち上がった。

老人の長々とした思い出話にお付き合い下さってありがとう。陛下もお忙しいのに

本当にごめんなさい。でも先が短い私の話を聞くのもたまにはよろしいのでは

ないかと」

もっともっと聞かせて頂きたいですわ。妃殿下は歴史の生き証人でいらっしゃる。

私達はみな妃殿下から教わらなくてはならない事がたくさんあります」

いいえ・・あの。一つだけ。カワシマキコさんというお嬢さんね。白虎隊の子孫なの。

そのお話を聞いた時ね、私は体が震えましたよ。今も明治帝のお心が

生きているのではないかと」

セツ君はにっこりと笑った。

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韓国史劇風小説「天皇の母」50(フィクションよね?)

2012-05-14 07:00:00 | 小説「天皇の母1話ー100話

カワシマ家は和歌山の名門家庭です。元々質実剛健の家柄でキコ嬢の

父上は学習院大学の教授でいらして、質素倹約を絵に描いたような方です。

人柄も教養も申し分ありません。また母方の祖母は会津藩士の子孫でして

そういった意味でも真面目一方の家といえます」

キコさんの成績は中の上かそれ以上です。

小さい頃にドイツに住んでいたので、小学校で学習院に転校して来た時は

日本語が不自由な部分もありましたが、今は完璧に日本語、英語、ドイツ語を

話します。福祉に興味があるので児童心理士になる為に大学院へ進学を予定

しています。性格は明るく前向きでおっとりしています。座右の銘が「オールウエイズ

スマイル」これはお父様からの教えだそうで、いつお会いしてもにこやかに笑って

決して不快な態度はしない方です。

アヤノミヤ様は本当にいい方をお選びになりました」

 

二つの報告書を前に皇后はため息をついた。

いわゆる「学者」家系で家柄としては問題なし。けれど、皇室に嫁ぐだけの

財力はないのではないか?

アヤノミヤが一般家庭から妃を迎えようとする考えを持っている事はいい。

でも、なぜ学習院?しかも、小学校の時から学習院育ちで親も学習院なら

弟もそう・・・

皇后は学習院育ちではない。ゆえに、その同窓会組織である常盤会からは

いつも阻害されてきた。

偏差値からいえば聖心の方が上だったと自負もあるけど、「学習院にあらずば

皇族にあらず」のような考えを押し付けられてきた身としては、決していい感情を

持っているわけではない。

松平信子・・・・かつての常盤会会長が執拗に自分の入内に反対した事実もある。

常盤会としては皇太子妃を聖心女子に奪われての恨みがあるだろうし。

何が何でも今回は学習院からと思っているに違いない。

それゆえの報告書なのでは?

とはいえ・・キコ嬢にとりたてて欠点がみつからないのも事実。

以前、何度か東宮御所を訪ねて来た時もあかるく挨拶をする、いい娘だった。

その「完璧な笑顔」がまたちょっと腹が立つというのは姑根性か。

皇后は、かつ皇太后が自分に抱いた感情と同じものを持っている事に気づいて

いなかった。

私は皇太后様とは違う。息子が選んだ人ならちゃんと認めるし彼女が皇室で

苦労しないように支えてあげる。嫁と姑の確執なんてこの時代にはなくすのだ。

けれど、どうしてキコ嬢には自然と厳しい目を向けてしまうのだろうか。

だったらアヤノミヤの妃には誰がふさわしいというのか?

旧皇族・旧華族を否定して生きてきた自分。

しかし、最近になってそれらのネットワークが皇室にとってとても大事だったのでは

ないかと思い始めている。

先帝が生きていた頃には感じなかった孤独感が今の皇室にはある。

そう。

先帝陛下はあらゆるものから自分達を守っていて下さったのだ。

私達が孤独を感じないように、陛下は旧皇族や旧華族ら皇室の藩屏との

繋がりを大事にしていた。それは皇太后も同じ。

今、天皇と皇后は民主主義時代の象徴として孤高の存在になりつつある。

一旦敵に回した彼らを引き戻す事は容易ではないし。

天皇もそれはわかっているのか、皇太子妃には皇太后の実家から選ぼうと

思っているらしい。

自分よりも血筋のいい嫁。

皇后を傷つけまいとして、天皇はまだ言葉に出してはいないけど、彼女にはわかった。

天皇もまた孤独をかみ締めているのだと。

生まれも育ちも皇族の天皇が孤独を感じる程に、隔絶してしまったのだろうか。

だとしたら今、ここで民間妃を娶っていいのだろうか?

 

ドアがノックされて女官が入ってきた。

チチブノミヤ妃殿下の老女よりのお伝えでございます。チチブノミヤ妃殿下に

おかせられましては皇后陛下のご都合のよろしい時に御所に参内し

お目にかかりたいと。なんとお返事をいたしましょうか?」

チチブノミヤ妃?

かつて「セツ君」と呼ばれていた彼女も時代が変わり、年老いて随分おとなしく

なったものだけど。

でもわざわざ来たいというのはどうして?

いつでもよろしい時に。こちから伺いましょうかとお伝えして」

皇后はそう答えた。

アヤノミヤの結婚の話を聞きつけたのか?

それともなかなか決まらない皇太子の結婚の話か?

全然わからない。

 

皇后は大きく息を吸い込んだ。

とりあえず会わなくては。

何を言われてもにこやかに受け流す方法を皇后は長い皇室生活の中で

学んでいた。今更自分に何を言っても皇太子妃の時代とは違う。

それはセツ君もわかっているだろう。

何も恐れることはないのだ。

 

数日後、チチブノミヤ妃は清楚な装いでやってきた。

部屋に入るときに少しよろめいたので、思わず手を貸した。

ありがとう」

セツ君は小さな声で答えた。

ああ・・・本当に時代は変わったのだった。

 

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ドン・カルロス  2

2012-05-13 08:22:41 | 宝塚コラム

 出演者について

音月桂・・・芝居でもショーでも何となく「ゆるみ」を感じ、なおかつ疲れているような?

       あれは何だろうと思ったら、結局「諦め」の境地なんだろうなと。

       「またこんな作品かあ」みたいな

        音月の演じたカルロスはいい人だけど底が浅く、支離滅裂な部分があり

       どう演じていいかわからない部分も多々あったんじゃないかと。

       だからしょうがないので軽く受け流す程度の明るさでやってみました・・って?

       本来はもう少し理屈っぽい芝居、歌舞伎的な「型芝居」が似合う人なのに

       気の毒です。

       ショーではトップなのに出番が少なくて。疲れているから休ませる為?

 

舞羽美海・・・・芝居にしてもショーにしてもトップスターの扱いを受けてない娘役。

         こんなの、舞風りら以来じゃないの?就任から1年以上経つのに

         この扱いはないんじゃないかと

         思惑がどうであれ、トップにしたんだから成長を感じられるような役を

         与えて欲しいと思いました。

 

早霧せいな・・・ボーザ侯爵ってえ理解に苦しむ役ですよね。頑張ってよく演じて

         いたけど存在感があったかと言われたらちょっと。

          ショーはまるで「早霧せいなの為の」ショーみたいに頑張っていました。

         トップになった時の予行演習なの?という感じがしましたっけ。

 

未涼亜希・・・芝居・ショーともにあまりにもかっこよく、尚且つ真の「男役」像を

        見せてくれた印象。今回ばかりは「まっつ様様」なのでは?

        元々抑えた演技が得意な人だからフェリペ2世は適役でしたよね。

        滑舌もいいし、歌や踊りも破綻なく安心してみていられる

        本当にいいスターになったなあと感慨深いものを感じます。

 

緒月遠麻・・・・組替えを前に爆上げされている印象。背が高いし大胆な部分が

         あるので早霧より目立って存在感もあるなあと。この調子で宙組でも

         頑張ってください。

沙月愛菜・・・ダンサー沙月。演技は硬いイメージがあったけど随分成長して。

         この調子で演技派に転じてくれるといいなあ。

 

涼花リサ・・・今回は退団なのでファナ。存在感のあるいい娘役だったなあ。

        退団しても頑張ってください。

 

沙央くらま・・・・仮面舞踏会シーンで出てきた時は気づかなかったほどですが。

         (すみません)ショーではその歌唱力と安定感が貴重に思えました。

         このまま別格路線でいく?

 

愛加あゆ・・・芝居もショーも出まくりだった印象。ふくよかな腰回りはジェンヌとしては

        どうかなと思うけどショーガールとしては利点なんじゃない?

        舞羽のようなごつごつ感がなくて柔らかで包容力がある印象。

        顔も可愛いし・・・まあ、いいんじゃないかと。

連城まこと・・・銀橋で歌うとは思いませんでしたが、やっぱり太った?

         サッシュベルトのあたりが気になって気になって

         陽の雰囲気は素晴らしいです。だけど「男役」としては今一つ。

         さんざん彩吹真央に注意されてたでしょ?ちゃんと成長しないと。

 

組長も踊って歌って芝居して・・・すごかったなあ。やっぱり専科に行くから?

久しぶりにかっこいい組長を見ました。

彩風咲奈彩凪翔は区別がなかなかつかなくて。これ、何とかしてください。

彩凪の「ロケットのお兄さん」は「ラ・ヴィール」の立樹遥に比べたらまだまだ・・だな。

 

 もしもふぶきが書き直したら・・・

恒例の「もしも」がやって来ましたよーー

1場・・・何もない舞台にフェリペ2世が登場。

     ♪ 私の心を覆う孤独が 闇を支配する ♪を歌いつつ、舞台では妻が出産。

    「王子様です」

    「よくやった」

    「名前はカルロスですわね」妻絶命。絶望するフェリペ。

    「息子が愛する妻の命を奪った・・・遠ざけよ。顔も見たくない」

    やがて少年になったカルロス。ファナに愛されて天真爛漫な笑顔を向ける。

    「なにゆえにあのように天真爛漫な笑顔を?私は孤独のうちに疑いを抱き

    誰をも信じられなくなっているというのに。カルロスは私をあざけっているのか?」

    やがて月日が経ち、イサベル登場。

    「カルロス王子のご婚約者。イサベル・ド・ヴァロア様」

    仲がよさそうな二人を見てフェリペは嫉妬する。

    「若さとはこのように純粋な愛を育むのか。ではカルロスを踏みにじる為には」

     フェリペ、イサベルを無理やり自分のものに。

    壮絶な笑い声と絶望するカルロス。

2場・・・カルロスの歌 ♪ 父上 私はあなたが憎い ♪

3場・・・ネーデルランドの弾圧。ボーザ侯爵とクララの愛。クララの死。

     ボーザ侯爵の歌 ♪ スペインよ 俺はお前が憎い ♪

     「これはドイツ語で書かれた聖書。これがあれば全ての人民が神の教えを

     受ける事が出来る。クララが命をかけて守ったこの聖書を、今度は俺が

     守るのだ」

     フェロペ2世登場。

     「息子カルロスがイサベルとただならぬ関係?」

     ボーザ 「陛下と私は利害関係が一致したようで」

4場・・・マドリード。市民に施しをしつつ気さくに話しかけるカルロス。

     市民退場ののち、ボーザ侯爵が登場しネーデルランドの現状を話し

     聖書を渡す。何も知らないカルロスは素直に受け取り、何とかしようと思う。

    「ネーデルランドを平定できたら王位を奪うことが出来るのか?僕が父上より 

    強くなったら認めて下さるか?そうすればイサベルを取り戻せるか」

5場・・・陰謀の始まり。ボーザ侯爵の姦計。カルロスとイサベルの不倫現場と聖書が

    見つかる。絶体絶命の二人。そこから裁判シーン。

6場・・・フェリペ2世。本当はイサベルを愛していると告白。イサベルは身の潔白と

    国王の妻である事を照明。カルロスは亡き母への思いが父を苦しませたことを

    知り、身をひく決意。ネーデルランドへ出発する。 

 

考えても考えてもレオノールは不必要な人物という感じがします。

 

  SHINING RHYTHM! 

意味不明なショーでしたが、振り付けは面白かったですね。

「光と影」はどうってことないけど大胆なシーンで好きです。

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ドン・カルロス  1

2012-05-13 07:42:25 | 宝塚コラム

 昨日、雪組を見ました。2階4列目のど真ん中。でも隣があいていました。

劇場のお姉さん、2幕が始まる直前に「ご自分の席にお座り下さい」と言ってました。

どういう意味?そんなに席が空いてるのか・・・・と。

 

 ドン・カルロス 

 

 オペラを知らないけど・・・原作と違いすぎ?

帰宅して「ドン・カルロス」で検索。

このオペラはシラーという人が脚本を書き、ヴェルディが上演したオペラで

でも初演はズタズタ・・・だったといういわくつき (キムシンってそういうの好きね)

話としては本当にドン・カルロスとイザベルの間に不倫があった設定で・・・?

レオノールは架空の女の子なのか・・・・ どうりで出番が少ない。

っていうか、実在のドン・カルロスって24歳でネーデルランドで死んだの?

「変わり者」の意味は見た目も相当ひどかった・・・?

オペラと話が全然違うし多分元の脚本とも違うけどシラー「ドン・カルロス」より

ってつくんだねーーって。

 

 何を描きたかったか

パンフレットによると、キムシンは2週間程スペインを旅行したらしい。

そこで宮殿めぐりをしていた所、フェリペ2世の死んだ部屋で彼の「霊」を感じたと。

なので彼は不幸な人だったフェリペ2世を救いたいという気持ちでこの作品を

書いたんだとか

つまり、彼の思い入れは主役のドン・カルロスではなく父親のフェリペ2世にあった

という事。どうりでいやにフェリペ2世の役が重かったし、台詞も重要だったなと。

それはそれでいいけど、宝塚の場合、やっぱりトップスターに当て書きをきちんと

しつつ脚本を書くべきではないか?

個人的な思い入れはともかくとして。

フェリペ2世に比べるとドン・カルロスその他の人物の底の浅さが気になりました。

 

 一体誰の作品?

1場の狩のシーンからマドリードのシーンまでは、いつになく順調で随分

成長したなーーと思いました。

特にフェリペが悩むシーンの背景の黒と赤の対比は素晴らしかった。

でも・・・・・

カルロスが部屋で歌ってレオノールが登場するシーンは、なにやら「ロミジュリ」

みたいだし?後半のセットは安蘭けい主演の「アイーダ」そっくりで。特に

牢獄にレオノールが来るシーンはそっくりよね?

カルロスがやたら「いい人」でマドリードの市民に話しかけるシーンは谷先生の

作品によくあるパターン。

演奏系は児玉明子がよくやる手だし・・・何となく節操がなくなってきたとか?

 

 相変わらず変な言葉遣い

「これは家族の問題だ」という台詞、何度出てきたかな。しつこいんですが。

そういう何度も同じ台詞を繰り返すのが相変わらず多いし、言葉遣いも変。

カルロスは何でレオノールに敬語で喋るの?だって使用人だよ?

それに「私は恐れています・・・・・を」みたいな、目的語が先に来る台詞。

私は〇〇が怖いのです」ではなぜいけないか?

英語的な物言いが好きなの?

「バラ国」の時は霧矢の滑舌がやたらよすぎて、その点が気になりましたが

音月はさらりと流すような台詞回し。

おかげで随分軽くなり、聞きやすかったけど。いい加減言葉遣いを変えて

くれないとますますファンが減るよー

 

 なぜに伏線をひかない?

イザベルってカルロスと1歳違いで元婚約者?

クララとボーザ侯爵の間には深い繋がりがあった?

ボーザ侯爵とエボリ公女の間には不倫関係があり、子供が生まれていた?

カルロスとレオノールは幼馴染で結婚の約束をしていた?

カルロスの叔母さんはポルトガルにとついで3年で息子を残して帰って来た?

これらのエピソードがぜーーーーんぶ「後出し」なんです

ボーザ侯爵っていい人に見えたのに後半は悪役っぽく描かれ、その理由が

クララの死で?ってそういう事は先に言ってくれないとわからないじゃないのっ

カルロスが「母上」と呼ぶイザベルだって、1歳違いで元婚約者なら

パパが疑って当然だろうけど、最初、フェリペ2世って被害妄想が過ぎるんじゃ

ないの?と思いました。

ボーザ侯爵とエボリ公女のエピはいりません。

そもそもエボリ公女がなぜに眼帯をしているか説明なかったでしょ?

ルイ・ゴメスも自分の奥さんが不倫して子供を産んでいるのに、王子様のことに

あれこれ関わっている暇があるんだろうか?エボリ公女の子供が本当にフェリペの

子供だと信じているなら野心を抱くはずなのに、やたらいい人だし?

緒月が演じたファン・デ・アウストリアだって、本来「ドン・ファン」と呼ばれる

超有名人 フェリペとの間には確執がある筈で。

 

要するに何で「伏線」を引かないの って話です。

ストーリーを組み立てる上で重要だし、どこで伏線を引き、どこで謎解きをするか。

それって脚本を書く上でめちゃくちゃ大事な事で、基本中の基本ではありませんか。

なのに、全部「後出し」というかつけたしというか、台詞で説明しておしまいって

あまりにお粗末ではありませんか!!

ゆえに後半はグダグダでどうでもいいシーンがやたら長くて歌で誤魔化して・・・

みたいな感じになりました

 

 レオノールは必要な人物だったか?

いらなかったなあ。

舞羽美海にイザベルをさせる事は出来なかったのかしら?という疑問が。

普通はそういう配役になるんじゃないの?

1歳違いの元婚約者に対する微妙な思いとか、雰囲気とか・・スリルがあると

思うけど、あえてレオノールという侍女にしたのはどんな理由が?

確かに舞羽はイザベルのイメージじゃないけど、トップの娘役が侍女役って

どうよ?

「仮面の男」でもそんな役回りで、舞羽は「侍女」系なの?

それでもあえてレオノールを出したいというなら、もっとカルロスとの間を

描いてくれないと、片や「好きだ好きだ好きだ」のオンパレード、片や「殿下殿下殿下」

の応酬ではつまんないって。

 

今回、「衣装」はどれも素晴らしかったです。色を抑えつつも上品で華やか。

流行り廃りのないデザインでしたね。

さすが有村淳。

 

 友人と観劇の帰り、ちょっと音月桂の話題になりました。

どうしてトップになってからこんなに役に恵まれないのか。

一体、どんな役だったら似合うのか?

私 「日本物だよね。やっぱり。「春麗の淡き光に」を再演してくれれば。「花供養」も

   似合いそう。あれ?全部植田先生だ」

友人 「植田芝居?」

私 「コスチュームなら「戦争と平和」?何で?植田先生の描く主人公はめちゃくちゃ

   義理堅くていい人だから。ある意味くせがないからかなあ・・・」

そっか・・・音月桂は貴重な植田芝居の後継者だったのね。

それから「音月がこんなに作品に恵まれないのは可哀想すぎる」と言ったら

友人 「私のあさこちゃんよりましだわっ」と言い出しました。

瀬奈じゅん → 谷・キムシン・植田・正塚・正塚・・・うーん。確かに。

それから誰が一番可哀想だったか合戦が始まったのですが、こういう楽しみ方も

ヅカにはあるって事?

人によっては「うちの霧矢様よりましっ」「いいえ、まとぶんよりましっ」とか言いそう。

結論として一番恵まれているのは柚希礼音って事ですね。

 

 

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皇室ウイークリー

2012-05-12 08:26:37 | 皇室ウイークリー

ご日程

 

両陛下

5月4日・・・皇后陛下 → (「存在の美学 第二回 伊達市噴火湾文化研究所同人展を見る

         両陛下 → 日本車椅子バスケットボール大会を見る

5月7日・・・皇后陛下 → ご養蚕

         両陛下 → 第14回IACIS国際会議開会式出席の説明を受ける

                  ペルー大統領夫妻来日の為の説明を受ける

5月8日・・・天皇陛下 → 春の勲章親授式

                  受賞者からのあいさつをうける

                  通常業務

        皇后陛下 → 日本赤十字大会出席

          両陛下 → 英国訪問についての説明を受ける

5月9日・・・両陛下 → 英国訪問随員から挨拶をうける

                ペルー大統領夫妻と会見・午餐会

5月10日・・・両陛下 → 勤労奉仕団に会釈

                 新任外国大使夫妻とお茶

                 駐日英国大使とご夕餐

 

皇太子殿下

5月3日ー6日・・・一家 → 那須御用邸滞在

5月8日・・・赴任大使に会う

5月9日・・・ペルー大統領夫妻午餐会に陪席

        勤労奉仕団に会釈

        東京スカイツリー視察

5月10日・・・外国大使らに会う

 

秋篠宮両殿下

5月7日・・・秋篠宮殿下 → 生き物文化誌学会会議に出席

5月8日・・・紀子妃殿下 → 日本赤十字大会出席

        両殿下 → (「第5回ジオパーク国際ユネスコ会議」について説明を受ける

5月9日・・・両殿下 → 第59回産経児童出版文化賞」について説明を受ける

       秋篠宮殿下 → 研究会出席

5月10日・・・両殿下 → 平成24年度学術研究助成金贈呈式」について説明を受ける

                 岩手県知事より東日本大震災関連の説明を受ける

        紀子妃殿下 → 全日本ろうあ連盟顧問から説明を受ける

 秋篠宮両殿下はゴールデンウイーク中もとても忙しい毎日だったようです。

   でも5日には悠仁親王と一緒に参内し、食事をされたそうです。

 黒田清子さんが昨日、伊勢神宮臨時祭主に就任の報告の為に参内

 両陛下は今日から1泊2日で仙台を訪問。16日からはイギリス訪問。

   27日からは山口県訪問・・・と過密スケジュール。

   一方皇太子は22日に登山予定。(お風呂に入ってから帰ってくるらしい)

   6月でしたっけ?東南アジア訪問。説明とか進講とかないけどいいの?

 

 

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パパドル・カエルの王女さま

2012-05-11 16:11:13 | ドラマ・ワイドショー

 天候が不安定、気温も不安定な中、東電のいう通り電気代が値上げになったら

かなりストレスたまって死んじゃうかも

関西では原発再稼動という一番合理的な方法に戻ろうという意見もあるようですね。

ソーラーシステムがあまり発電効果がなく、原発は危険だから・・風力も水力も

国全体を賄う力はない、火力発電はお金がかかる・・・どれもこれもいやーーどれも

これも困るーーじゃあ、どうすればいいのかなあ

地熱発電が残ってた 温泉場の「温泉が出なくなったら困る」をそのまま受け入れる

よりも、今は日本に残された最終手段を使うべきでは?

 パパドル 

「レスキュー・・・」なんたらっていう錦戸君の劇中ドラマ。

あれだけおおがかりなセットでやってるって事は、何クールかに登場する予定あり?

何だか見たいような気がします。

それにしても、錦戸君と優香って夫婦にみえず

どちらかというと姉と弟って感じ?

無論、子供達とも親子というより兄弟的な?

勿論、アイドル錦戸が主役である以上、優香との間がやたらエロチックな

感じになったらヤバイんだろうなあと思いますけど。

でも、いくら子供達がいるっていっても夫婦は一つの部屋で寝ないですか?

洗濯もの畳んでるハルちゃんに「じゃあ、寝るわ」と挨拶して部屋に戻る錦戸。

これって夫婦の会話じゃないよね

それでも日本では「夫婦」である事が違和感なく存在しちゃう。

ゆえに少子化になるのかな

アメリカのドラマみたいに、男女が同じ部屋に入った途端危険な香りが

付きまとうのはどうかと思うけど、「夫婦」という定義がさあ・・・もう少し

いちゃいちゃ系じゃないかと。

と、思ったらラストシーンでばたっ よし、いけ!と思ったら子供が入って来た。

もしかしてこの夫婦は未だに初夜を経験していないのでは?

 

 カエルの王女さま 

個人的にはどんどん面白くなってきていると思います。

今回は「セクシーさ」をアピールする為のあれやこれやが面白くて。

でも、一番色気がないのが天海祐希(当たり前か)

玉鉄がぞぞーーっとしたり、天海に言い寄られて怯えた顔するのがなんとも

面白くて、リアリティがありました。

千葉雄大君はますます「オネエ」に磨きがかかってますけど

片瀬のダンスはいわゆるモデル系で天海のは宝塚系。並べてみると

しぐさの違いに驚かされるというか、ここらへんが舞台とテレビの違いかなと。

大島優子のダンスは、周りが「すごい」という程上手だったか?といわれると

疑問ですが、さすがにAKBだけあって、華はあるんだなと

 

そして久野さんの短いながらも説得力ある台詞回しに感嘆

天海が「動」なら久野さんは「静」

ぜひ一度歌って

 

とはいえ、そろそろ転換して欲しい。話が進まないままでは面白くない。

と思ったら、ミオの経歴が全部嘘だったことがばれてしまうのね?

そっちへいくかーーという感じです。

音楽堂、取り壊されちゃうんだよ?どうするの?そっちが先じゃないか?

無駄に多い登場人物と、切れ切れに出てくるメンバーを何とかして欲しい。

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クレオパトラな女たち

2012-05-10 07:43:32 | ドラマ・ワイドショー

昨日も突然の雨。

毎日の洗濯が大変です。

湿気も多いし、風邪をひくわけにはいかない体なのに、風邪ひきそう。

 クレオパトラな女たち 

ドラマがアップテンポしているようで、面白くなってきました。

ミネ先生は相変わらずですけど、一番最初の「美人ゆえの苦しみ」を切々と

訴える女性にはミネ先生と一緒に目が点に。

美人ですねと言われてありがとうというとやっぱり自分は美人だと思い込んでると

思われ、いいえそんなと謙遜すれば嫌味にとられ・・・どうすればいいんですか。

だから地味な顔にしてください」

って・・・わかるような?わからないような?

羨ましいけど本人なりの苦労はあるんでしょうね

一般社会でもそういうの、多いのでは?

 

で、次が「植毛

植毛の方法ってあんな風にやるんだーーキメ細かい作業なんだなあと感心。

まつげパーマとか、まつげ植毛とか日本人はそういうの好きよね。

でも、頭皮から毛をとって植えつけるのに1年もかかるとは・・・・・

脱毛予防の薬があるの?

私も飲みたいです

 

そして今回は市井先生の問題。

彼女は美容整形外科として大学の脳外科専門医の夫の3倍の

給料を貰っている。

姑はそれを気にして、彼女には家事も育児もさせず「あなたのおかげでこんな

暮らしが出来るのよ」と感謝の台詞を毎日いいつつも、本音は

美容整形外科医なんて医者じゃないわ。何で息子の給料より高いの?

こうなったらせいぜい稼いでもらって息子には好きな仕事をさせよう」と

思っているのはありあり

夫は一見妻の給料のことなんか気にしないそぶり。

ゆえに彼女に妻らしいことは何も求めないし批判もしないし・・・

でも子供と母親だけを連れて海外に行くあたり、「お前は必要なし」と内心は

思っているのかも

何で市井先生があんなに家族に気を遣うのかわからない。

彼女にしてみれば、口あたりのいい事を聞かされているのに本音は違うことが

わかっているのに怒る事も出来ないなんて辛すぎるでしょうけど、だからって

表面的な家族を演じるのは辛すぎるんじゃ?

でもそろそろ夫に対して条件反射のような拒否反応が出て来てるんじゃない?

 

お見合いが駄目になった美羽先生は、不細工な彼が「20代の子がいい」と

断られたことにショックを受けて涙目。

院長も駄目な理由まで話さなければいいのに

でもそんな美羽先生の気持ちがわかるのでもらい泣きしそうになりました。

一方で盛り上がってるナース・・・・しっぺ返しがくるんじゃないの?

 

 

 

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リーガル・ハイ・37歳で医者になった僕

2012-05-09 16:31:32 | ドラマ・ワイドショー

 猫ひろしの五輪出場ペケのニュース。

途端にマスコミは関心を失ったのか宮沢りえの離婚話にシフトしているような

気がしました。所詮は猫も踊らされた感じがします

彼がすごく足が速いのはわかるし、本当の意味でカンボジア国民になるのなら

今年は諦めても4年後を目指すとか、カンボジア人として国際大会に出場すれば

いいだけの話。

それを、何となく回りに持ち上げられて「日本じゃ駄目だけどカンボジアなら」と

持ちかけられて乗ってみたら見事に玉砕した・・・マスコミの埋め草にされた印象

気の毒だけど自業自得。今後、どうするんでしょうか

宮沢りえに関してはマスコミ一致の「母親と同じ道を歩いている」という意見ですね。

結果的に「母親の呪縛から逃げ出せない娘」として演出しようとしているのか?

私はそれほどの話か?と思います

りえママとりえの違いは、片やマネジメントしてた人、もう一人は地位を確立した女優。

宮沢りえは男なんて必要ないわけ。それでいいんじゃないの?

シングルマザー女優は沢山いるんだから・・・・で済ませたら話題にならない?

今日発売の文春に載ってた「学会」信者芸能人の多さにびっくり。

今更ながらネットの噂が本当だったんだなあって・・・感心しちゃいます。

色々な新興宗教が載ってたけど、幸福の科学だけなかったのはなぜ?

松山ケンイチ・・・学会ごり押し大河主役とか言われてたけど・・・やっぱそうなん?

タッキーまで?

もう、何を信じたらいいのか。

 

 リーガル・ハイ 

今回はマンション建設反対運動の話でしたが、「プロ町内会長」という職業が

あるのかーーとびっくり。

町内で集めた会費などを密かに着服?利益を生んでいるって・・・すごすぎ。

そして環境保護のためのマンション建設反対運動が、実は「お金を生む」システム

になっていた事も

大和田伸也演じる人権弁護士の裏の顔が怖かった・・・・でも、コミカド家訪問の

時は「水戸黄門」のテーマが そうだ 助さん格さん再会シーンだった

コミカドVS人権弁護士の丁々発止の会話とか、コミカドが町内の方々に

会社は一人あたり20万の示談金を予定しています。でもあなたには増額を・・」

と同じ台詞を畳み掛けるように誘い込む台詞の見事さに感服。

当たり前だけど堺雅人って演技派なのねーー

 

それにしても、コミカドの屋敷は家庭菜園まで持ってて、野菜まるかじり状態。

生活は決して楽じゃない筈なのに、真知子も蘭丸も当たり前みたいにフルコースを

食べてるゴージャスさ。羨ましくて羨ましくて

コミカドが水晶のチェスを磨きながら「チェスは水晶が一番」とご満悦にして

服部さん、一局いかがですか?」と言ったところに

はい。旦那様がルールを覚えて下さったら」という所に吹きました。

チェスを磨きながら、実はチェスが出来ない人だった

 

本当に面白いドラマなのになんで視聴率が上がらないんだろう・・・・

 

 37歳で医者になった僕 

お友達が「最上の命医」のDVDを貸してくれたので、入院するまでに見ようかな

と思っているのですが、このドラマに出てくる斎藤工のあまりの傍若無人ぶりや

大根風の演技にイメージが・・・・と、悩んでしまう私です。

顔は悪人顔でも実は「いい人」が似合うの?

 

今回は「医者とナースの深い溝」の話。

実際に医者とナースは仲が悪いです。

理由は簡単。学歴の違い、生活環境の違いがモロに出ちゃうから。水と油。

医者 → どんな大学にせよ医学部を出て研修医になりドクターになるコースのみ。

      家庭は比較的裕福で本人もエリート意識が高い。

      その分、社会性がないので我侭だったり理不尽だったりする。

ナース → エリートコース・・・高校を出て高等看護学校を出て看護大学に進学

                   するタイプ。いわゆる正看護師

        ノンキャリアコース・・・准看護学校へ行き、准看護師から正看護師になるか

                      そのまま准看護師になる。

    ナース同士の中でも富裕層とそうでない層に分かれているし、正と准では

    レベルには明らかな差がある。でも見た目は同じ。

真飛姉さんが演じている看護師長は多分高等看護学校を出ているエリート。

そして看護日記・・・学ぶところも多いけど「カルテ書き」が多くて実務に支障が

出たり残業が増えたりするのも事実で、完璧にいい事づくめではないのよね。

そうはいっても一介の研修医が「勉強会」と称して医者とナースの和を広げると

いうのは無理な話なんじゃないかなーー

(真飛姉さんの出番が多いし、ガム食べてるシーンとか悩んでる顔とか

一杯見る事が出来たから個人的には満足ですが)

真飛姉さん・・・ちっとも母親には見えませんでした。当たり前か。

(娘があまりに母親と顔が違いすぎて違和感が)

でも時々、男役時代を彷彿とさせる包容力を見せるのですごくいいなあと。

紺野先生、真飛姉さんとくっついたらいかがですか?

 

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鍵のかかった部屋

2012-05-08 13:56:30 | ドラマ・ワイドショー

 今日は暑かったですねーー

いよいよ節電の夏がやってくるのか・・・とうんざりしてます。

駅の照明が暗かったり、エスカレーターが止まったり。

20%の節電をするなら一般家庭はエアコンじゃなくて扇風機を使えって

去年以上に厳しいのね。

でも、何かおかしいと思います 国が扇風機を使えって言うとは

正直、エアコン28度は意味ない温度だと思うし、コンクリートジャングルの都会の

アパートやらマンションで扇風機で暮らすのは無理です

洗濯物ばかり増えて節電になるのかという意見もあるし。

電気を自由に使えない国ってもはや先進国じゃないんじゃないの?

 次の月9は向井理君がお医者さんの役をやり、その指導をあの

天野先生がやるんだとか 南淵先生と同じになるわけーー?

神経使うお仕事ね。

 鍵のかかった部屋 

 

今回の密室は蜘蛛がすむ部屋。

被害者は蜘蛛の毒で死にました

毒蜘蛛といえば「タランチュラ」ですけど、見た目の割には毒がない。

タイあたりでは食べてるもんね。

でも、やっぱり猛毒の蜘蛛はいるわけで、そういうのがマンションの中に

うようよいたら・・・・怖すぎるっ

今回の撮影は、役者の方々は嫌だったろうなあと

トリックがどうのという前に怖いもんね。

 

それにしても、蜘蛛にCO2を注入して死なせ、その皮をはいで毒蜘蛛に

貼り付ける。

被害者は害のない毒蜘蛛だと思ってかまれても手当てせず・・・でも実は猛毒で。

女性がそういう殺人方法を用いるというのがすごかったけど。

それより怖かったのは、その毒蜘蛛ちゃん、被害者をかんだあと、部屋の中に

逃げちゃった・・・そしたらこおろぎ達に食べられていましたとさ・・・・

ふだんは蜘蛛のエサになるこおろぎも沢山いれば蜘蛛を食べる。

えーん・・きもちわるかったよーー

 

今回は青砥と榎本君がほんの少しだけ心が近づいた感じでほのぼのしました。

特にラストシーン・・・トリュフチョコを勧められて

「でも、何が入っているかわかりませんよ」と青砥に言われてもぽいっと口に

いれてほんの僅かに微笑む榎本が可愛かったです。

芹沢さんも蜘蛛にかまれたくらいで大騒ぎ

でも、なぜかおちゃめで可愛いと思いました。

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平清盛・ATARU

2012-05-07 17:29:05 | ドラマ・ワイドショー

 今週中にDVDデッキのハードディスク内をからっぽにしなくちゃと

一生懸命に見ています

録画の予約はしていくけど、間違いのないようにあれこれ・・・ちょっと大変

 

 平清盛 

 

本当はものすごく感動する回だったんだと思います。

近衛帝の病気や死も大きかったし、鳥羽院が崇徳上皇を恐れたり謝ろうとしたり

する感情も伝わってきました。

雅仁親王が「♪ 遊びをやーー♪」の今様に涙を流すシーンも美しかったと思います

でも・・何だか心に響かない。

鳥羽院が真っ赤な目をして決断するシーンのみ、息を呑んだけど、崇徳上皇が

ずっこけてぶっ倒れたり、雅仁親王の涙には感動できなかったなあ。

私の心が乾いているのかしら

雅仁親王が美濃の芸人達と遊ぶ様はあまりにも不気味で。

本当にあんな感じで歌ってた?踊ってた?いや・・怖い。

そして乙前・・つまり祇園女御の成れの果てと会って、今様を聞きなぜ感動したか。

私にはわからなかったけど、あれは清盛や雅仁親王が生まれた頃の流行り歌で

「聞き覚えがある」と懐かしかったから?

特に清盛の場合は母が白拍子だったからおなかにいる時から聞いていた?

後から解説で知ればわかるけど、唐突でわかりにくいシーンだったなと思いました。

 

 崇徳上皇がちっとも可哀想に見えないのがちょっと。

好みの顔じゃないっていうのと、「あれで祟るほど恨むようになるのかなあ」

くらいの気分で見ちゃって。

まあ、小さい頃から「叔父子」と忌み嫌われ、孤独な少年時代を送り、やっと

即位したと思ったら騙されて異母弟に譲位。

その弟が死んで、やっと自分の子供が即位出来るぞーー院政だーーと期待して

いたら、まさかの雅仁親王即位? はあ?何?それって感じよね

わかるの。気持ちは。でも可哀想に見えないのはなぜかしら?

 

平家の言いたい放題ミーティング。

これもありかなーーとは思うけど。今の所、こんなもんしか出番がないもんね。

とはいえ為家でしたっけ?あれは漫画チックすぎかも。

 

 ATARU 

感情がないと思われていたチョコザイ君の心の悲しみや蛯名への信頼が

垣間見えていい回だったと思います

チョコザイ君が「花がない」といっていたのはお母さんへの花?

そうとは知らないものの、蛯名が買った白百合。

お葬式の花みたいでしたよね

 

それにしてもチョコザイ君って日本に来たのはトレーニング?

実験?実のお父さんはどうした?

ラリーなんとかいうのは上司?っていうか、チョコザイ君を利用している人ってこと?

そう思うと、自らラリーの元を離れた彼には立派な意志があるってことよね。

ようやく見えてきた人間らしさに感動します。

 

事件の方は「女の恨みは怖いな」と

殺そうとしたけど死ななかったからとどめを刺すなんて。

でも婚約者の登場と私的な鑑定家は要らなかったんじゃないかな?

話を無理やり複雑化していたような気がします。

事件よりもチョコザイ&蛯名の関係をもっとみたいかも。

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