夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ステテコ、懐かしき夏の衣に、私は微苦笑し・・。

2010-05-17 08:47:45 | 時事【社会】
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが.
昨夕、ニュースを検索していたら【YAHOO! JAPAN】の中に掲載されていた、
ひとつのニュースを見ていて、
思わず微苦笑さられた・・。

《 「ステテコ」おしゃれになって復活
         
             部屋着として使う女性増える 》

と題された記事であり、
5月15日10時42分にJ-CASTから配信された記事のひとつである。

《・・
年配の男性に愛用者の多かった下着「ステテコ」が最近、
若い男性に売れている。
おしゃれな柄物が登場して、部屋着としても人気が高まり、
自分用に買っていく女性もいる。

下着メーカーのアズ(大阪府箕面市)が運営するウェブサイト「steteco.com」によると、
明治時代に着物やハカマの下に履くものとして生まれた。
明治13年頃に落語家・三遊亭円遊が舞台で披露した半モモヒキをみせる踊りが
「ステテコ踊り」と言われたのがきっかけで、
半モモヒキを「ステテコ」と呼ぶようになった。

■1~4月の出荷数は前年の約3倍

年配の男性が履くイメージがあるが、最近は若い男性に売れている。
といっても白や肌色の無地ではなく、カラフルな柄物が人気だ。

アズでは百貨店やセレクトショップ、インテリア雑貨店での取扱が増え、
2010年1~4月の出荷数は前年の約3倍に伸びた。

広報担当者は、
「梅雨の時期にはムレ対策としてスーツの下に着て、
夏場は1枚で部屋着として使うこともでき、
下着、部屋着として両用できるのがいいところです」
と魅力を語る。

アズのオンラインショップで行ったアンケートで、
購買層は20~70歳代と幅広いことがわかった。
また店頭のスタッフの話によると、自分の部屋着にと買う女性もいる。

■3000円台後半がよく売れる

東武百貨店池袋店は2009年から、若者に向けてステテコの販売に力を入れている。
2010年は展開ブランドを1.5倍に増やし、
紳士肌着売り場に100種類以上を揃えた。
花柄やアロハ柄、ジーンズプリントを転写したものなどバラティ豊かだ。

価格は1785円から6300円で、
広報担当者によると3000円台後半のものがよく売れている。
4月29日から5月5日のゴールデンウィーク期間中は気温が急上昇したこともあり、
前年の6倍にあたる183枚が売れた。

「これから暖かくなると、もっと売れるだろう」
と広報担当者は期待する。

また、ここでも一番小さいSサイズをルームウェアとして
買っていく女性の姿が見られるという。
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100515-00000000-jct-bus_all
☆【YAHOO! JAPAN】J-CAST配信
「ステテコ」おしゃれになって復活    
             部屋着として使う女性増える ☆


私は1944(昭和19)年に農家の三男坊と生を受け、
地元の小学校に入学したのは1951(昭和26)年であり、
この頃は祖父、父が健在で、初夏を迎えると、夕暮れになると、
田畑の野良仕事など終えて、風呂に入った後はステテコの姿となっていた、
とおぼろげながら記憶している。

上半身は白い肌着を着て、下半身は白いステテコで、
団扇(うちわ)を扇(あ)おいでいた。
この当時は扇風機もなく、夕涼みとしていたのである。
寝室も大きな蚊帳(かや)を吊り、この中でそれぞれの夏掛けの布団で、
寝ていた。
もとよりエアコンの冷風もない頃であった。

私が高校に入学した1960(昭和35)年の5月の連休が終えた頃、
母からステテコを3枚ばかり手渡された。
私は下着の白いブリーフの上に白いステテコを穿(は)き、
そして制服の黒の長ズボンで通学したのであり、
何となく大人になったような、こそばゆい心情となった。

その後、私が大学に入学し、クラブとしてワンダー・フォーゲル部に所属し、
山登りを始める寸前に、山岳の衣服に相応しくなく、
私はステテコと別れを告げたのである。


私が年金生活をしている家の中での普段着の夏の衣服は、
色柄のパンズの上に、作務衣の民芸風の長ズボンとなっている。
そして暑さに苦手なひとりで、エアコンの冷風に頼るのが多いのである。
外出の買物、散策はストッチ・パンズの長ズボンとなり、
扇子を持ち歩き、扇(あ)おいでいる。

この記事を読んだりしていると、昨今の省エネの風潮の中で、
室内着として手軽、気楽さが受け入れられている、と感じたりしたのである。
そして齢ばかり重ねた私でも、ジーンズプリントの一枚でも穿いてみようかしら、
と微笑んだりしている。



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