夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

たかが健康診断、されど健康診断、定年退職後の恥ずかしながら我が身の状況は・・。 【下】

2011-09-15 20:07:48 | 定年後の思い
今年度の『特定検診』と称されている健康診断は、
本日の午前中のひとときに受診の最後の内診の時、
『体重は75キロですので・・身長からして・・71キロ前後が理想ですょ』
と医師から私は言われてしまった。

ここ数が月、暑さに苦手な私は、ウォーキングをさぼり、散策も短めとなっているので、
春先には72キロだったのを思い重ねて、苦笑したりした。

しかしながら、今回受診して病院で、私は3週間毎に定期健診を10か月間受けてきた結果、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外はすべて優等生となったのは、今年の3月の初旬であり、
その後も横ばいの状態であるが、
昨年の今頃とは体の内部は、天と地の差があるので、微苦笑さえ出来たりした。


私は健康診断を受診する時、基本健診としては、
身長、体重、採血、心電、尿検査、血圧測定などが行われた後、最後に医師との問診となっている。
そして特定健診として、胃がん、大腸がんの検診もある。

私は何よりも苦手な検診は、『胃がん検診』である。
バリウムの白い検査薬を飲むのは苦手で、私なりに苦痛のひとときを毎年味わっているのである。

その上、前夜の制約もある。
夜の9時過ぎから水を含めて飲食は避けた上、
そして、当日の喫煙、歯磨きはしないて下さい、と明記されていることもある。

こうしたことで苦手のバリウムによる胃の撮影が終ると、ほっとするのである。


しかし、4年前に、ある総合病院で受診した時、
40代の男性技師のもとで、検査したのであるが、終ると何故かしら首をかしげた後、
私の方に近づき、
『本当に申し訳ないのですが・・機械の故障で・・
別棟の検査室で、もう1度撮影させて下さい・・』
と云われ、別棟に歩いた後で、
再び苦手なバリウムを飲んだりした。


3年前の時は、30歳前後の若き女性技師で、私好みの美顔の方が、
『少し仰向けになって下さい・・
位置を変えて・・横向きにうつ伏せ気味になって下さい・・』
と甘い声の指示を聴きながら、私は検査を受けたのである。

私はバリウムさえ飲まなければ、
年金生活の自由な身の私としては、何時間かかっても良い、
と余計なことを思ったりしたこともあった。


私は健康診断を受診する時の下着は、
平素と同様に、下半身はパンズ型のブルーフであり、
上半身の方はランニング型であるが、殆ど袖なしのTシャツを着ている。

この袖なしのTシャツは、
ポップス系で若手に人気のあるTOKIOというグループがいるが、
この中のひとり長瀬智也さんが、以前ドラマの中で着ていたので、
私は魅了されて、家内に頼んで購入した貰ったのは、定年退職の3年前頃であった。

この後も、年金生活に入った後は、自在の服装が出来るので、
この袖なしのTシャツを真冬以外は、愛用している。

半袖か長袖のスポーツ・シャツを羽織って、
5月過ぎから秋まで買物、散策に出かけることが多いのである。
私は、胸毛は少し白髪となってきたが、心は若い方の感性と余り変わらないと思っているので、
このような容姿となっている。

5年前の総合病院でレントゲンの健診の時、
30歳前後の稀(ま)れな美麗な女性技師の方で、
私は急いで長袖スポーツ・シャツ、そして袖なしのTシャツを脱いで、上半身は裸となった。

『XXさん・・下着は着ていても・・大丈夫ですから・・』
と笑いながら、忠告されたのである。


この後、身長測定のの時、
『はい・・1メートル69.5ですね・・』
とアシスタントの女医さんから云われた。

『齢を重ねると・・少し縮〈ちじ〉むのですね・・』
と私は明るく云った。
『ご年配の方は・・よくある傾向ですわ・・』
と云われた後、
私は長い間、1メートル70の時代であったが、
0.5センチばかり縮〈ちじ〉んだことに、齢を実感させられた。

体重も70キロ代となり、
家内と結婚した当時は、56キロの細身体が懐かしく、
『俺も・・71かょ・・』
と普段身勝手な日常を振り返ったりしたのである。

そして、多少太っていても、心身元気であれば良いではないか、
と62歳の自分を慰めていたりした時もあったりした。


このように毎年、私は健康診断を受診をしてきたが、胃がん検診に伴い、
前日の夜からの水分制限、そしてバリウムの白い液体薬は齢を重ねても苦手であるが、
これ以外は楽しい受診のひとときを過ごしたりしている。

そして私は健康診断を欠かさず受診してきたのは、
何よりも自身の身体の弱点を知り、
弱点を指摘されれば、ある程度の治療、或いは自身の努力で克服できればよい、
と至って常識的な思考の身なので、
健康診断を受診せず放棄している人は、自身の命を粗末にしている、と思ったりしている。


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たかが健康診断、されど健康診断、定年退職後の恥ずかしながら我が身の状況は・・。 【上】

2011-09-15 15:00:32 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であり、
9月下旬に恥ずかしながら満67歳を迎えることになる。
こうした誕生日の月に対応して、私の住む調布市では国民健康保険に加入している40歳以上は、
年に一度の『特定検診』と称されている健康診断がある。

私は2004(平成16)年の10月に定年退職した身であり、
この後から年金年金に入り、勤めていた企業の保険グループに加入していたが、
翌年度の2005〈平成17〉年4月から国民健康保険に切り替えて、
今回は6回目の健康診断を本日の午前中に受診した。


今回の検診は、私にとっては昨年の検診の結果が、余りにも惨(みじ)めな状態であったので、
敗者復活戦のような決意で、受診した。


思い馳せれば昨年の夏、猛暑の日々が多く、散策もさぼったりし、
エアコンの冷風の中で、簡易ベットに横たわりながら、本を読んだり昼寝をすることが、
平年より多かったので、
体重が増えて困ったなぁ、と苦笑しながら受診したのであった。

この検査が終って、3週間過ぎた頃に、健康診断の結果表が郵送配達されて、
『糖尿病で、内科に受診して下さい』
と明記されていたので、私は青ざめた・・。
そして、翌日に自宅から徒歩10分の内科の専門の病院に行った。


私は定年退職した時は、身長は170センチ、体重は70キロ弱であったが、
採血、心電、尿検査、血圧測定、そして胃がん、大腸がんの検診も含めて、
至って健康のマークを頂いていた。

私は退職後、直ちに年金生活に入り、
純米酒の辛口好きの私は、晩酌の時は、現役時代と同様に2合、ときには3合を呑んだり、
或いはビールの時は500mlの缶ビールを数本を呑んできたので、
この結果、毎年少しずつ体重が増えたのである。

そして2008(平成20)年の秋になると、健康診断の結果、
78キロとなり、私としても何とか対策をしなければならないと自覚し、
この後、市の斡旋する『メタボの研修』を翌年の2009(平成21)年2月より、
6か月ばかり受講した。

この時は、うら若き保健師の女医さんの優しい指導で、
ビールでしたら350mlの缶ビールを2本までにして下さいね、
と言われりしたのである。
そして、軽い室内体操を毎日10分ばかりした。

そして『メタボの研修』以降は、
国内旅行、冠婚葬祭、或いは懇親会などに限り、地酒をある程度は呑んだりしたが、
缶ビールの350mlを2本までを殆ど守ってきた。

もう少し呑もうかしら、と思うと、
何故かしら優しい保健師の女医さんの笑顔が蘇(よみがえ)り、
缶ビールの350mlを2本まで夜が圧倒的に多かったのである。


そして一昨年の2009(平成21)年秋に健康診断を受診した時は、
体重は3キロばかり減少て、75キロとなり、
優しい保健師の女医さんのおかげかしら、と私は微笑んだりした。

そして私は悦びながら、家内に伝えたら、
『あなたの健康にも良いし・・家計費のアルコール代も減りますから・・』
と家内は私に微笑みながら、云われたりしたのである。


この後、私は相変わらず缶ビールの350mlを2本までを守り、
幾たびか旅行を重ねた時は、昼はビール、夕食の時は地酒も呑み、
日常生活は散策と買物ぐらいの運動不足、その後の猛暑でエアコンの冷風に頼ったりしたので、
昨年の健康診断の結果、ふたたび78キロに戻ってしまったのである・・。


この結果の上、『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記され、
私は青ざめ、翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、
そして問診の時、
『国内旅行に何とか70歳ぐらいまで行きたいので・・何なりと御指導をお願い致します』
と私は内科の医師に懇願した。

私は定年の5年前の頃から、60代は五体満足で生かしてくれ、その後は余生である、
と公言してきたが、家内との共通趣味は国内旅行であり、
糖尿病の場合は、もとより食事制約がある。
このような時、家内は旅行先の美味しい夕食を頂いていた場合、
私は食べてはいけない料理だったら、余りにも惨(みじ)めである、と思ったりしたからである。

医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、
軽い運動を毎日して下さい、と私は云われた・・。


この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら料理を作って貰い、
朝夕頂いている。
そして私は晩酌の缶ビールの350mlを2本さえも取りやめて、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、煎茶を飲んだりしている。

昼食は婦女子のようなフルティ・ランチで、リンゴを一個、そして柿一個としていた。

その上、散策は時速3キロぐらいの歩みから、時速6キロぐらいのウォーキングとなり、
汗をかきながら最低30分は歩き廻り、ほぼ毎日していた。


この結果、体重は74キロとなり、4キロばか減少し、
ズボンの腰回りも楽になり、ベルトについている穴も2つばかり減り、
何かしら身体が軽快に成ったと微笑んだりしていた。

しかし、以前ゆっくり歩いた散策の時は、
この時節の晩秋の朱紅色、黄色に染められた錦繍の情景に、深い心を寄せられることができたが、
ウォーキングとなれば、風景が通り過ぎるように心を寄せる瞬時の思いが、
なくなってしまうのである。

やむなく私は、公園を目指して、ウォーキングに専念した後、
公園内で汗をふきながら、ゆっりと散策して過ぎ行く美麗な錦繍の情景に心を寄せ、
そして帰路は、ウォーキングして、日中のひとときの定例事項としてきた。


この間、私は最寄の内科に3週間毎に定期健診を受けて、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外はすべて優等生となったのは、今年の3月の初旬であった。

そして私としては何よりも不思議と感じたのは、
冷蔵庫の中にビールがあること、
台所の片隅の収納所に日本酒の一升瓶、四合瓶も忘れてしまっていることである。
かって呑兵衛と自任してきた私は、平素の夕食に煎茶でもまったく違和感が感じることなく、
10ヶ月ばかり過ぎている・・。

                               《つづく》

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