夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
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「歩きスマホ」に罰金が科される日が到来するの!?、スマホに無知な高齢者の私は苦笑・・。

2014-05-12 15:58:45 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の69歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして私たち夫婦は恥ずかしながら、スマートフォンはもとより、携帯電話さえも使えないので、
やむなくインターネットは固定回線の『フレッツ』を頼りにパソコンを利用している。

その上にフェイスブック、ツイッター、そしてモバイルパソコンに無縁で、
無線のモバイル情報機器に遠い世界の出来事のような思い、
このように稀(まれ)な時代遅れの国民のひとりとなっている・・。

先程、パソコンを開けて、ニュースの記事を彷徨(さまよ)ったりしていると、
【「歩きスマホ」に罰金が科される日…ネット世論は8割が「規制必要」】と題された見出しを見て、
何事も好奇心を失くしたらこの世は終わりだ、と信念のある私は、クリックしてしまった。
          

この記事は、産経新聞が5月10日(土)9時過ぎに配信して下さった記事であり、
無断ながら転載させて頂く。

《・・スマートフォンの画面を見ながら歩く「歩きスマホ」や歩きながらの携帯電話操作が日常の光景になり、
階段から転げ落ちたり、駅のホームから転落したりするなど、さまざまな事故が報告され始めた。
鉄道会社、携帯電話会社、自治体などは、この「危険行為」の防止を呼びかけている。

そんな中、「歩きスマホ」を条例などで規制しようという声も出てきた。
インターネット検索大手、ヤフーが調査したところ、延べ約5万人の回答のうち75%が「必要だと思う」だった。
ほかの民間会社の調査でも、多くの人が賛成している。
いまや行政上の罰金にあたる過料を伴う自治体の路上喫煙禁止条例は当たり前だが、
同様に「歩きスマホ」が規制される日が来るのか。(張英壽)
          

■10、20代では9割近くが経験あり
ヤフーは、昨年4月11日から21日までの11日間、
インターネットで「『歩きスマホ』の規制は必要だと思う?」として意識調査を実施した。
この「意識調査」とは、日頃入ってくるニュースを軸に話題になっているテーマを設定する。

調査では、「スマートフォンの普及にともなって、使用しながら歩く『歩きスマホ』に対する懸念の声も(ある)」としたうえで、
「『歩きスマホ』は法律や条令での規制が必要だと思う?」と質問。
「必要だと思う」「必要ない」の二者択一で聞いている。

その結果、延べ4万9747人が調査に応じ、その75%にあたる延べ3万7290人が「必要だと思う」と答えた。
これに対し、「必要ない」は残りの25%で延べ1万2457人だった。

調査会社「リビジェン」(東京都港区)も昨年8月5日、全国の10代、20代の男女500人にスマートフォンで、
「歩きスマホ」について「法令や条例などにより規制する必要があるか」と意識調査。
その結果、「必要だと思う」は22・8%を占めた。

ただヤフー調査と違い、二者択一ではないため、「どちらともいえない」が49%を占めており、
態度を保留している意見が多い。「必要だと思わない」はヤフーに近い28・2%だった。

リビジェンの調査では、「歩きスマホ」の経験の有無も調査し、86・8%が「ある」と回答した。
このうち「歩きスマホ」の頻度については「日常的にしている」は40・1%、
「たまにする」は51・8%に達した。
「ほとんどしない」は8・1%にとどまっている。

経験があるとした人に、「歩きスマホ」で主に何をしているか尋ねたところ、
「SNS」34・3%、「メール」29・5%、「インターネット」23・7%、で、大半がコミュニケーションに使っていた。

ヤフー、リビジェンの調査とも実施したのは昨年だが、
「歩きスマホ」が減る気配はなく、身近で、毎日目にする光景となった。
          

■駅では「隠れスマホ転落」も
スマートフォンが国内で普及したのは、ここ数年だ。
東京消防庁が、平成22年から25年まで、島などを除く都内で、スマホや携帯電話の関連事故をまとめたところ、
この4年間で122人が救急搬送され、うち1人は死亡している。

まとめによると、83・6%の102人は軽症だったが、
16人は入院が必要な「中等症」、3人は生命の危機が強いと認められる「重症」だった。

死亡した1人は、歩きながら携帯電話を見ていた男性で、警報機が鳴っているときに踏切内に入り電車にはねられたという。

ほかにも、携帯電話を操作していて階段から転落
▽携帯操作中に側溝に落ちた
▽歩行中携帯電話を見ていたら額がドアにぶつかった-などにより、けがをしたケースが報告されている。

中でも「歩きスマホ」を駅ホームで行うとかなり危険だ。
線路に転落すれば電車にはねられる恐れがあるためだ。

東京消防庁によると、昨年5月、東京のJR四ツ谷で、
10歳男児が携帯電話を操作しながら歩いていたところ、線路上に誤って転落し負傷した。
電車との接触はなかったが、直後に電車が進入したという。

関西でも同様に携帯電話に絡む事故が報告されている。
大阪市交通局によると、昨年10月、市営地下鉄御堂筋線淀屋橋駅で、
18歳の男性が携帯電話を操作していてホームから線路に転落し額などから出血した。
同年6月には、御堂筋線長居駅で、49歳女性が携帯電話を使用中、ホームから線路に誤って転落し、頭から出血した。

国土交通省によると、平成24年度に駅のホームから転落した人は全国で3271人。
うち酒に酔っていた「酔客」が57・1%の1867人だと最も多く、
「スマホ・携帯電話使用中」という項目は0・6%の19人しかいない。
ただ「その他、不明」は36・2%の1185人にのぼる。

同省の担当者は実は「『隠れスマホ転落』がある」と打ち明ける。
「酔客は酔っているから自分では線路から上がれず、駅員が助けるから、(転落の事実が)わかる。
だが、スマホを使用していて転落するケースは自分で上がってしまい、
自ら駅員に『スマホのため』とは告げない。
不明に入っているか、件数に上がっていない可能性がある」と指摘する。
          

■警告機能つきアプリも登場
四ツ谷駅の事故などを受け、鉄道会社や自治体、携帯電話会社は「歩きスマホ」防止の啓発活動に乗り出している。

関西の鉄道会社や自治体交通局の15社局は昨年9月に15日間にわたり
「歩きスマホはやめてね」と書かれたポスターを駅に掲示。

JR西日本や大阪市営地下鉄では期間終了後も、主要駅や一部の駅で、引き続き張り出しているという。
関東の鉄道会社など23社局でも年末年年始に、飲酒のほか、歩きスマホによるプラットホーム事故防止のポスターを掲げた。

一方、NTTドコモは昨年8月、東京のJR新宿駅に屋外広告を出したほか、
昨年12月、提供中のアプリケーションに新しい防止機能を加えた。
「歩きスマホ」をすると警告画面が表示される仕組みだ。

さらに、今年3月には、東京渋谷のスクランブル交差点で、
約1500人が歩きスマホをする状態で横断した場合のシミュレーション動画を動画サイト「ユーチューブ」にアップ。
衝突が446件に及ぶとのデータを示しており、再生回数は200万回を突破した。

自治体では、大阪府摂津市が昨年8月から、
市内を巡回するごみ収集車がほぼ毎日、「歩きスマホ」防止を呼びかける音声を流している。

平成14年に全国で初めて路上喫煙禁止条例を施行した東京都千代田区も、駅前でティッシュを配るなどして訴えている。

こうした中、「歩きスマホ」を自治体の条例などで規制しようという声も起きており、
行政上の罰金である過料を求める意見も出ている。

路上喫煙禁止条例は、東京都千代田区を皮切りに全国に広がり、違反者に過料を徴収する自治体が多くなっている。
大阪市では御堂筋など禁止地区では違反者に千円の過料が徴収される。
          

■大阪ではイヤホンつき「歩きスマホ」確認
大阪・梅田のJR大阪駅前横断歩道は、信号が青になるたびに、人々の群れが波のように動く。
信号の近く立ってみると、その群れの中で、多くの人が「歩きスマホ」をしながら渡っている姿が見えた。
若い女性が目立つが、スーツ姿の男性も視界に入る。
イヤホンをしながら操作する人もいた。

イヤホンをして歩きスマホをしながら渡っていた長崎県佐世保市からやってきたフリーターの男性(19)は
「危ないのはわかっているが、急いでいるときにやってしまう。条例で過料をとればやめます」と話した。
スマホを手にしていた大阪府茨木市の女性会社員(21)も「禁止されたらしなくなる」と答えた。

横断歩道から少し離れた場所で堺市西区の男子大学生(21)は立ち止まりスマホを操作していた。
「歩きスマホ」で人とぶつかったことがあるためだという。
条例化には「歩きタバコがだめなところでたくさんの人が吸っている。実効性があるか疑問」と語った。
          

■識者「規制ではなく意識改革を」
「歩きスマホ」の問題に詳しい徳田克己・筑波大教授(バリアフリー論)は
「歩きスマホの規制から始まるのはおかしい。まずは啓発教育が必要だ。
電車内で携帯電話で通話する行為は、携帯が普及し始めた当時はあったが、今はほとんど見られない」
と規制ではなく人々の意識改革の重要性を指摘。

そのうえで「禁煙の場は多いが、たばこをどうしても吸いたいときは、喫煙場所が設けられている。
スマホも、歩いて操作するのがダメなら、操作しなければならないときにどうするのか方法を提示する必要がある」と提言している。

徳田教授は「スマホマナー5カ条」として、
道の端に寄り立ち止まって使用
階段では使わない
電車を降りるときは見ない
横断歩道では使わない
見るときはイヤホンを外す-を提唱している。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
          

私はスマートフォンの使えない私でも、
ここ数年に於いて、余りにもスマホ依存の実態の社会に憂いて、
やむなく使用場所を規制すへきだ、と深く感じているひとりである・・。

過ぎし一昨年の2011年12年に於いて、平素の買物専任者の私は、
駅前のスーパーに行った時、駅近くの商店街を歩いていると、若き20代の女性が前かがみで何かを見ながら歩いていた。

その後、駅前の広場を足早に歩いていた若き30代の男性も、
やはり前かがみで何かを見ながら歩いていた・・。

私は驚きながら周辺を見渡すと、10人ぐらいの方が前かがみで何かを見ながら歩いていたので、
まるで江戸時代末期に農民の児として育った二宮金次郎(尊徳)のような方が増えた、と私は苦笑したりした・・。

もとより二宮金次郎は、貧困の少年時代を過ごし奮闘しながら朝から晩まで働き、
この間に薪(まき)を背負っての道中に本を読んで勉学に励んだ人で、
私が学んだ小学校の校庭の片隅に銅像があった。

私は注視しながら見ていると、何かしら携帯電話のような物に覗き込むように見ている人が多く、
無念ながら携帯電話も使えず、世の中の時流から取り残されている私でも、
ここ一年ぐらい話題となっている高性能携帯電話と称されているスマートフォンだ、と解った。

そして過ぎし日に雑誌などで教示され、従来の携帯電話はもとより、バソコン、デジカメ、
カーナビ、携帯音楽プレーヤー、ゲーム機、電子辞書なども有している機能もある、
と知り私は驚いているひとりである。
                    

この後日、私は久々に電車に乗ろうと改札口に入り、
地下にあるプラットフォームに通じるエレベータ乗った時、
隣にいる若き20代の女性が、このスマートフォンを忙しそうに画面を変えていた。

そしてエレベータの降り口から平坦となったプラットフォームを歩いていても、
スマートフォンの画面から目を離さないので、人の多い所で危ないなぁ、と私は危惧したりした。
その後、やはりこの女性は40代ぐらいの男性にぶつかり、目礼しながら謝ったりしていた。

私は身体の衰えた高齢者、或いは構内のベンチとかに、ぶつかったり、
最悪の場合は電車が入線してきたら、と私の方がハラハラしてしまうのである。
                 
         
このように昨今は何かと慌ただしく、世の中は情報に溢れているが、
働いて下さる若き諸兄諸姉、せめて歩いている時ぐらいは、前方を見据えて颯爽と歩くのが何よりも美しい、
とサラリーマンを35年近く体験した私は確信を深めている。

このような私の提言としては、街中でスマホを使用する場合、ご自身の安全の為に「歩きスマホ」は自己抑制し、
やむなく使用する場合は、電車とかバスの中とで自身が停止できる状態、或いは職場に早めに出勤して使用する。

ここ10数年、短期に職務の成果を求められる時代であるが、
この提言の範囲でスマホを時間以外に使用すれば、と思案したりしている。
                    

そしてここ10数年、携帯電話が普及する中で、働いた下さる諸兄諸姉は、
通常の業務には必須の情報機器であり、そして4年前の頃からはスマホが急速に活用されてきている。

そして第一線を退かれた60代、70代の殆どの方が、携帯電話かスマホを利用され、
ご高齢の80代以上の方たちも家族間の連絡、緊急連絡でお守り代わりに利用されている状況となっている。

まして若き10、20代の世代の人の一部には、新聞も購読せず、パソコンも所有せず、
スマホだけを頼りに生活をされている現実がある。

このような情報があふれるような社会状況となっている今日、程ほどの利用は必要であるが、
たえずスマホを手にされて頼りにされるのは、いかがなものかしら、と私は憂いている。
          
まして私生活の貴重な時間に於いては、スマホの活用は程ほどの節度が必要と確信を深めている。
                    

私が平素は自宅の近くの遊歩道を散策することが多く、
たまたま日曜日に散策していた時、若き30歳前後の男女が前方から歩いてきた・・。
仲良し恋しのおふたりと私は好感しながら眺めながら歩いた。

そして20数メートルの前方の距離になると、
この男性の右手にはスマホと思われる情報機器を持ち、ときおり見ながら、
連れ合いの女性にうなずくような歩いてこられた。

私はすれ違った後、この若き男女の後ろ姿を見ながら、
たぶん休日の日と思いながらも、スマホなどは自宅に置き、
せめてこうした時ぐらいは情愛を深め、語り合うことをされたら、と思ったりしたのである。
                   

このようにネット、特に余りにもモバイル依存の実態の中、
「歩きスマホ」は、駅中や大通りの雑踏、さらには横断歩道など、非常に混雑した場所で、
メールやSMSと称せられる短い文章によるメッセージを送受信するサービスなど、
或いはフェイスブックのステータス・アップデートをチェックするなど、
モバイルのコミュニケーション依存症に危惧しているひとりである。

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