夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

これって冬季うつ?  防ぐ方法は「日光浴・食事・遊び」、覇気のない私は学び、微苦笑して・・。

2023-02-02 15:53:20 | 喜寿の頃からの思い
先程、ときおり愛読している【NIKKEI  STYLE】を見ていたら、
『 これって冬季うつ?  防ぐ方法は「日光浴・食事・遊び」』、
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住む年金生活の満78歳の身であるが、
5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。


私は、ここ数週間、覇気のない生活を過ごしているので、
何かと鈍感な私でも、うつ・・のようになるのかしら、
と少しばかり戸惑っている。

このような心情のある私は、今回の《・・これって冬季うつ? ・・》、
誘惑されるように記事を読んでしまった。

この記事は、ライターの大谷 新さんの寄稿文で、
NIKKEI プラス1』の2023年1月14日に掲載され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。



《・・寒い季節になると何事もおっくうになり、やる気がしない――。
多くの人は、こうした傾向があるものだが、
仕事や生活にまで影響が及ぶ場合は、要注意。

もしかしたら「冬季うつ」かもしれない。
これは単なる「気分」ではなく、
治療が必要なれっきとした「心身の不調」だ。

近年、季節の変化に起因する「季節性感情障害」の一種と
見なされるようになった冬季うつ。

一般的には、秋から冬にかけて症状が現れ、
春になって暖かくなると回復するというサイクルを毎年繰り返す。

では通常のうつ病とは、何が違うのか。
人形町メンタルクリニック(東京・中央)の勝久寿院長によると、
 「自然な季節変化のみに影響されていることが、最大のポイント。
年末年始の多忙さなどに伴う心理的ストレスによるうつ症状は
冬季うつではない」。




主な原因は、日照量不足による、
精神を安定させる脳内神経伝達物質セロトニンの分泌量の低下と、
体内時計の乱れだと考えられている。

症状の出方も、冬季うつは独特だ。
まず気分の落ち込みより、意欲の低下が目立つ。

食欲は、むしろ亢進(こうしん)し、
パンや麺類など炭水化物を無性に欲するようになる。

また、うつ病では、不眠が見られるが、
冬季うつでは、むしろ過眠傾向となり、
夜間十分に寝ていても、日中に眠気を催してしまう。


冬季うつには、幸い自分でできる対策や予防があり、
軽度であれば、回復が期待できる。

勝院長が勧めるのは「朝の散歩」だ。
日光を浴びることで、セロトニンの合成が促進される。
歩行など運動をすることで、体内時計の正常化も期待できる。

「セロトニンの合成には、目から光を取り込む必要がある。
散歩中は、できるだけ下を向かずに、顔を上げておくことが大切。
30~60分程度のウオーキングを日々の習慣にすれば効果が見込める」(勝院長)

一部の心療内科・精神科などでは、
特殊なライトを使用して、
太陽光に近い光を目から取り込ませる高照度光療法という選択肢もあるが、
健康保険の適用外となる。

強いうつ症状が続き、高照度光療法などの効果がない場合は、
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗うつ剤が処方され、
春になったら処方の中止や減薬を行う。



「規則正しい生活と栄養バランスの取れた食事。
これが何よりの冬季うつ対策」と話す勝院長。

食事では、セロトニンの合成に必要な必須アミノ酸「トリプトファン」が、
多く含まれている乳製品や大豆製品などを多く摂取することを勧める。

セロトニン合成には、魚に多く含まれるビタミンDも重要で、
こちらは日光を浴びることで、体内で合成できる。


寒い冬に「朝の散歩」を行おうと思っても、
なかなか実行に移せない人は多い。

健康行動全般に関わる心理・行動科学的研究に取り組む早稲田大学人間科学学術院の竹中晃二教授は、
「散歩ならば、履きやすい新しい靴を買って、
まず玄関から出てみることから始める。

また、家族や友人に応援してもらい、
一緒に散歩すると続けやすくなる」とアドバイスする。


また、冬季うつ対策として
「冬ならではのライフスタイルを楽しもうとする
『ポジティブ・メンタルヘルス』の強化」を勧める。

ただ対策しろと言われても、人はすぐに行動できない。
イベントや温泉旅行、ウインタースポーツなど、
冬ならではの楽しみを持つことで、寒い冬のネガティブなイメージを払拭できる。

勝院長もこうした認知行動療法的なアプローチを
冬季うつの患者に対して行っているという。

春になればほとんどが回復する「冬季うつ」だが、
ポジティブな気持ちで冬を迎えるようになれば、
症状の軽減や予防が期待できる。

もちろん、うつ症状で仕事や生活に支障が出る場合は、
躊躇(ちゅうちょ)なく専門医に相談しよう。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



今回、私は初めて、《・・冬季うつ・・病状と対処・・》、
人形町メンタルクリニック(東京・中央)の勝久寿院長より、
懇切丁寧にを学び、
78歳の私は生まれて初めて学び、多々教示させられながら、
微苦笑してしまった・・。

過ぎし2020年2月より、新型コロナウイルスの烈風に伴い、
マスクの苦手な私は、外出する時は、やむなく生まれて初めてマスクをしてきた・・。


そして新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、
おひとりおひとりが、「相手と身体的距離を確保すること」、
「マスクの着用」、「三密(密集、密接、密閉)」を避けるといった、
国民の責務と思いながら、独りぼっちで出来る限り人影の少ない道を
選定して歩いたりしてきた。




こうしたマスクの生活で、何かと閉塞感があり、
困惑した生活を余儀なくされてきた・・。

こうしたことが根底にあり、家内も体調が万全ではないので、
旅行にも行けない状態が続いているので、
何かと鈍感な私でも、冬季うつ・・ような覇気のない生活になってしまった、
と思われる。



もとより打破する方法は、過ぎし5年前に実行してきた沖縄のリゾートホテルに於いて、
一週間前後滞在して、周辺をのんびりと遊学するのが望ましい・・。

しかしながら、新コロナが終息してマスクなしでフロント、食事処、街中など、
気ままに解放感を実感したいので、
10月頃に吹き始める北風が、夏の暑さも和らぎ始めて、
涼しく過ごしやすい沖縄の秋が始まるミーニシの時節・・

夢想したりしている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする