夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

「便をやわらかくする」と「腸を動かす」2つの効果を併せ持つ下剤も登場、高齢者の私は学び、微苦笑をして・・。

2023-02-18 16:01:45 | 喜寿の頃からの思い
先程、愛読している【日刊ゲンダイヘルスケア】を見ている中、
『 「便をやわらかくする」と「腸を動かす」2つの効果を併せ持つ下剤も登場 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む78歳の年金生活の身であるが、

こうした中、私は何かと煎茶を飲むことが多く、殆ど便秘はないが、
 ときには不摂生の為か、力(りき)んで便をすることもある・・。

こうした状況を私の信愛している内科医師に告げた時、
便通を柔らかくする薬を飲むようにアドバイスを受けたりした。

これ以降、原則として『酸化マグネシウム錠』を、
朝食後3錠を服用している。

結果的には、一日一善のように成果があり、
大腸の働きは、身体の大切な源(みなもと)と思いながら、
78歳の私は、何とか健康寿命の範囲で過ごしている。



このような体験をしている私は、
今回の《・・「便をやわらかくする」と「腸を動かす」2つの効果を併せ持つ下剤も登場・・》、
どのような下剤薬なの、と思いながら、記事を読んでしまった。

この記事は、日刊ゲンダイヘルスケア】に於いて、
高齢者の正しいクスリとの付き合い方と題された連載寄稿文のひとつで、
今回は石川県・金沢市「浅ノ川総合病院」薬剤部主任の東敬一朗さんの寄稿文であり、
2月18日に配信されていた。

無断であるが、この記事を転載させて頂く。




《・・「便をやわらかくする」と「腸を動かす」2つの効果を併せ持つ下剤も登場

☆年々新たなクスリが誕生している

医薬品は日進月歩であり、年々新たなクスリが誕生します。
下剤も例外ではありません。

従来の下剤は「便をやわらかくする」クスリと、
「腸を動かす」クスリの2種類でしたが、
新たな効き方の下剤が誕生し、特に他の下剤で、
効果が十分に得られなかった患者に対して、用いられるようになりました。

「ルビプロストン」という成分のクスリは、

「便をやわらかくする」効果と「腸を動かす」効果を併せ持った下剤です。



慢性便秘症に用いられ、よく効く下剤のひとつだと思いますが、
注意点があります。

それは、副作用として「吐き気」が現れることです。

ルビプロストンの添付文書(医療従事者向けの説明書)の
副作用の欄にしっかりと記載されていて、
その発現確率は、23%となっています。

つまり、だいたい服用した5人に1人の割合で、
吐き気を認めるということで、なかなか高い頻度だといえます。

もちろん、まったく何ともないという人のほうが、
圧倒的に多いので、過度に心配する必要はありませんが、
もしこのクスリを使っていて日常生活に、
支障を来すくらいの吐き気を感じているようであれば、
クスリの変更を考えてもよいかもしれません。




消化液のひとつである胆汁酸は、
通常だと胆嚢(たんのう)から腸管内に分泌された後、
大部分が大腸に到達する前に、体内へ再吸収されます。

「エロビキシバット」という成分のクスリは、
この胆汁酸の再吸収を抑え、結果として胆汁酸の多くが、
大腸に到達するようになります。

胆汁酸には、水分を引っ張る作用があるため、大腸の中の水分量が多くなり、
「便がやわらかくなる」効果を発揮します。

また、胆汁酸には、腸の動きを活発にする働きもあるため、
「腸を動かす」効果もあります。




効果は比較的速やかに発揮され、副作用として腹痛などがありますが、
「ひどい下痢になった」という声は、あまり聞いたことがないクスリです。

「リナクロチド」という成分のクスリは、

大腸の機能を促進する効果を持った下剤です。

結果としては「腸を動かす」クスリのひとつにはなりますが、
正しくは「腸の動きを整える」クスリです。

リナクロチドの注目すべき点は、
大腸の痛覚過敏を抑える作用も併せ持っていることで、
便秘だけでなく腹痛を改善する効果もあります。

これらの特徴から、慢性便秘症だけでなく、
過敏性腸症候群(便秘型)にも用いられます。

エロビキシバットとリナクロチド、
どちらにも共通する注意点があります。



それは、空腹時、つまり食前に、内服しなければならない点です。
ここに煩わしさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

生活習慣を改善しても、便秘が治らない場合には、

こういった下剤を使う手もあります。

やっぱりスッキリ出したいですよね? ・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



今回、今回は石川県・金沢市「浅ノ川総合病院」薬剤部主任の東敬一朗さんより、



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