夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

長い間、少子化対策を軽視してきた政治のツケが、高齢者に回ってくる、私は学び、やがて解決案・・。

2023-02-03 13:59:22 | 喜寿の頃からの思い
先程、ときおり愛読している【 マネーポストWEB】を見ている中で、
『 岸田政権「異次元の少子化対策」で、
      高齢者に押し付けられる政治の失敗のツケ 』、
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住んでいる年金生活の78歳の身であるが、
5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。

こうした中、私たち夫婦はお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごして、早や19年目となっている。




恥ずかしながら私は、政治に関しても専門知識もなく、
国内外に山積している難題を学びながら、無力の私は憂いている。

たまたま今回《・・少子化対策を軽視してきた政治のツケが・・
高齢者に回ってくる・・》と感じられて、
私は記事を読んでしまった・・。

この記事は、『週刊ポスト』に2月10・17日に掲載された記事で、
関連の【 マネーポストWEB】に於いて、2月2日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。



《・・「未来への投資」と謳う「異次元の少子化対策」を掲げ、
岸田文雄・首相は“異次元の増税”に手をかけようとしている。

現在、国の少子化関連予算は、年約6兆1000億円。
倍増させるというなら、新たに6兆円ものカネが必要になる。

その財源として浮上しているのが、消費税増税と「子育て連帯基金」だ。

「子育て連帯基金」とは、年金、医療保険、介護保険という
「高齢3経費」の財源(保険料)の一部を使って、
児童手当の基金をつくる構想だ。

高齢者への老後の給付を減らして、
児童手当として配ろうというわかりやすい政策である。

そして消費税率が引き上げられれば、
最も生活が苦しくなるのは、年金生活者に他ならない。



☆高齢者にツケを回す

少子化対策の受益者は子育て世代、負担者は高齢者になるが、
高齢者世帯の家計には、そんな余裕はないのが現実だ。

年金支給額は、今年4月から1・9%引き上げられ、
夫が厚生年金、妻は国民年金の夫婦2人の年金モデル世帯では、
月額約4200円増えることになっている
(夫婦とも68歳以上の世帯)。

額面は増えるように見えるが、年金の増額幅が、
物価上昇より低く抑えられるため、実際の生活は苦しくなる。

保険料負担も増える。
75歳以上が加入する医療保険(後期高齢者医療制度)は、
昨年10月から年金など一定の収入がある人(対象者は約370万人)が、
病院や薬局で支払う窓口負担は、1割から2割へと2倍に引き上げられたばかりだが、
来年からは、さらに保険料の上限が現在の66万円から80万円へと段階的に引き上げられる。

この保険料値上げは、政府が今年4月のこども家庭庁発足に合わせた 
 目玉政策に打ち出した「出産育児一時金」の約10万円引き上げの財源にあてるためだ。

年金制度の仕組みは、若い世代が保険料を負担し、
高齢者が年金を受給する「世代間の仕送りの仕組み」とされてきたが、
現役世代の負担を減らすために、支給額がどんどん実質減額されている。

そのうえ、医療保険制度では、なしくずしに高齢世代の負担を増やし、
資金を子育て費用に回している。

そのうえ、前述の「子育て連帯基金」で高齢者の財源を、
さらに奪おうとしている。



経済ジャーナリストの荻原博子氏が語る。
「子育て連帯基金構想を見ても、
政府が高齢者のための財源を、少子化に回そうと考えているのは明らかです。

政府は『子ども支援』と言えば、
高齢者だってかわいい孫の姿を思い起こし、
『孫のためなら、負担は仕方ないな』と思うと考えているはずです。果たしてそうでしょうか。

この間、高齢者の年金は目減りし、社会保障費の負担は増える一方です。
年金が目減りする中で、少しでも収入を得るために
働く高齢者が増えており、生活に不安を募らせている。

とても『孫のためなら』と思えるような精神的な余裕はなくなっています。
そこに追い打ちをかけるように子育て支援を名目に増税までされるというのは、
もう恐怖心しか感じないでしょう」




日本の政治は、若者が選挙に行かないから、
若い世代向けの政策は「票にならない」と軽視され、
人口が多く、投票率も高い高齢世代向けの政策は、
「票になる」から力を入れるといわれた。それは事実だろう。

しかし、「選挙に勝てさえすればいい」と政治家が長い間、
少子化対策を軽視してきた結果、ついに少子化に歯止めがきかなくなった。

そうした政治の失敗を、岸田政権は、
今度は高齢者にツケ回ししようとしているのだ。

「安心して子どもを産み、育てられる社会を創る。
全ての世代、国民皆にかかわる、この課題に、
共に取り組んでいこうではありませんか」

岸田首相は、施政方針演説でそう語ったが、
安心して産み育てられる日本社会を壊した責任には、
ひとことも触れず、国民に謝罪もせず、自らの責任回避のために、
世代間対立を煽る政策にひた走っているのは首相自身ではないか。

少子化対策の責任を負わされ、
“恐怖の子育て増税”で負担を強いられようとしている高齢者は
もっと怒っていいのではないか。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



今回、《・・長い間、少子化対策を軽視してきた政治のツケが・・
 高齢者に回ってくる・・》主旨の記事を読みながら、
無力な私は憂いを重ねたりした・・。

もとより難題を指摘するのは、園児でもできるが・・と私は困苦したりしたが、
具体的に解決できる策はないかしら、と少しボケた私でも、思案したりした・・。

やがて昨今学んできた『令和の埋蔵金30兆円』を思い馳せたりした・・。

【検証・令和の埋蔵金30兆円】財源となりうる「国債整理基金」の存在、小泉政権も活用した|NEWSポストセブン (news-postseven.com)

岸田首相は、総力を挙げて、この財源を活用して、
国内の山積する難題に投じれば、
岸田首相は、日本の近代史に吉田首相の以上の偉業になるだろう、
と私は夢想したりしている。
コメント (6)
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