徳川家康は生涯に何度となく生死の境をかいくぐっている。地味な努力家という印象の家康も、こと負けっぷり、逃げっぷりに関しては織田信長や豊臣秀吉のそれをはるかに凌ぐ劇的なドラマを生んでいる。
以下では、自決を覚悟したほど追い詰められた家康の二度の大難を紹介しましょう。
最初は武田信玄と戦った「三方ヶ原の戦い」だ。元亀3 (1572) 年 12月 22日、山が動いた。 . . . 本文を読む
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