このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

第四次川中島の真の勝利は ④

2022年02月14日 | 歴史
今回のシリーズは、上杉謙信についてお伝えします。―――――――――――――――――――――――――この永禄四年の川中島の大戦というものは、いったい甲越のいずれに真の勝利があったものか、武門はもちろん世上に一般の論議になり、ある者は、謙信の勝ちといい、ある者は信玄の勝利といい、当時からすでに喧(やかま)しい是々非々が取交わされていたらしい。太田三楽入道(太田資正:おおた すけまさ。戦国時代から安土桃 . . . 本文を読む
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信玄との一騎打ち ③

2022年02月13日 | 歴史
今回のシリーズでは、上杉謙信についてお伝えします。―――――――――――――――――――――――――何か、附近で、異様な大声がしたので、ひとしく、そこに在った者が、うしろを振向いたとき、「信玄っ、そこかっ」と、巨大な猛獣に踏み股がった巨大な人間のすがたが、すぐ前に大きく見えた。「あっ.謙信」ここにいた者は直感したにちがいない。帷幕(いばく)のうちではあり、君側まぢかにいた人々はみな檜とか長巻とかの . . . 本文を読む
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大義にはつくが小義にはつかない、理想へは独往邁進 ②

2022年02月12日 | 歴史
今回のシリーズでは、上杉謙信についてお伝えします。―――――――――――――――――――――――――由来、謙信は多感な質である。激しやすく感じやすい。二十歳ごろまでは、まま女のごとく泣くことすらあった。その前後には、多感なるばかりでなく、多情の面も性格に見られたが、翻然(ほんぜん:ひるがえす)、禅に入って心鍛をこころざしてから一変した傾きがある。といっても、多情多感な性は、もとより持って生れたもの . . . 本文を読む
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謙信の義戦を支えた巨大な財力 ①

2022年02月11日 | 歴史
今回のシリーズでは、上杉謙信についてお伝えします。―――――――――――――――――――――――――謙信は義戦と称して信濃、関東、さらには越中、能登としきりに兵を動かした。しかし越中、能登を除けば実効的支配を行い、租税や賦役(ぶえき:農民が領主から課せられた労働と地代のこと)を課したところはない。 配下の部将たちはそのことに不満をもたなかったのだろうか。謙信という将帥(しょうすい)の人間 . . . 本文を読む
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今の日本に必要な思想とは?

2022年02月10日 | 政治・経済
今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。~~~~~~~~~~~~~全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。私が、28年住んだモスクワから完全帰国して、まもなく3年になります。生まれ育った故郷で暮らすのは、実に幸せです。日本人は、勤勉で、正直で、親切です。日本国は、自然が豊かで、清潔で、安全です。もちろん、問題もあります。私は、日本国最大の問題は、国民の多くが . . . 本文を読む
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