熱中症に気を付けましょう
熱中症に気を付けましょう。
60歳以上で熱中症になった人の6割が日常生活の中で発症していることが、日本救急医学会の調査でわかった。
高齢者は重症化しやすいため、専門家はエアコンなどによる室温の管理や十分な水分補給を呼びかけている。
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調査は学会が2008年6~9月に実施した。全国の救命救急センターや救急科のある82施設で、調査期間中
に熱中症で受診した913人を調べた。60歳以上の228人のうち、63%にあたる144人が特にスポーツや
仕事をしているわけではない日常生活で発症していた。
症状を3段階に分けると軽症では、めまいやこむら返りが起こる。中等度は頭痛、嘔吐、倦怠感。
重症の場合は意識障害や肝、腎機能障害など。重症の198人のうち4割の81人が60歳以上だった。
調査責任者の三宅康史・昭和大准教授によると、初期症状は頭痛やめまい、吐き気などで特有の症状では
ないので気づきにくい。高齢者は暑さに対する感覚が鈍く、若い人より体内の水分量が少ないので体温が
上昇しがちだ。このため熱中症になりやすい。熱中症は屋内でも発症する。湿度計付き温度計を置き、室温28度、
湿度60%になったらエアコンを使うなど、目で確認できる温度の管理が重要だという。
コメントは朝日ネットから拝借