すーさん元気でっか~ 先日、高槻市にある今城塚(いましろづか)古墳とその歴史館を見て参りやした。
1990年代から本格的発掘調査と復元が行われ 今春 竣工しました。
今城塚古墳が継体天皇(26代)の稜であることは、考古学上の確度が高いのですが、
宮内庁は隣接する茨木市にある太田茶臼山古墳を継体天皇稜としている為、今城塚は民間人が自由に立ち入り調査できます。
その結果、今城塚古墳が継体天皇稜であることが判明した次第です。皮肉なものです。
継体天皇は滋賀県または福井県の出身とされ謎に満ちた大王ですが、現在の皇室に繋がる初代天皇とも
考えられています。
他の王墓が大和や和泉に所在するにも関わらず、継体天皇稜のみ摂津三島に所在することからしても、
継体王は、それまでの王とは毛色の違う人物やったことは容易に考えられます。
文献に記載された墳墓の所在地に一致すること、墳墓の形式が大王の墳墓様式に一致すること等から、
継体天皇墓と比定したようです。
「今城塚」の名称から推察できるとおり戦国時代には、ここは城として使われていた為、盗掘が酷く
細かい発掘品は余り無かったようです。
以上、なにわとんびさんからの投稿でした。 有難うございました。