へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

違いを楽しもう!

2016-10-05 19:45:19 | 日々雑感
 ある有名な逸話がある・・・

 タイタニックのような世界的に有名なクルーズ船を思い浮かべて欲しい。今、まさしく、その船が沈没しようとしている。国籍の違う船客に対し、船長は何とか説得して船客を全員、無事にタグボートに乗せて一刻も早く、クルーズ船から避難させたい。そこで、船長は、船客の国籍に応じた説得を試みるのであった・・・

 まず、英国籍の男性に対しては・・・「ここで、タグボートに乗ったあなたは立派な紳士です・・・」そして、米国籍の男性に対しては・・・「今、ここでタグボートに飛び乗ったあなたは、ヒーローです。」

 さて、船長が日本人の船客に試みた説得とは??


 それは、「みんなタグボートに飛び乗ってます。最後は、あなただけです・・・」


 このコトバに・・・日本人は、弱い。

 みんなやっています。やっていないのは・・・あなただけ・・・

 日本的に言うと・・・むらはちぶ。


 いつから、日本人の気質は、こうなったのであろうか?要するに、人と違うことに対して「不安」を感じる。人と同じでないとイヤ。人と違うことがまるで「罪」のように感じている。

 でも、私は15歳の時に・・・周りと同じ行動をとったがために一歩間違えば、鑑別所送りになるような経験をしました。

 一歩間違えば・・・本当に、ボタンの掛け違い。そこで掛け違ってしまったら・・・私はまともな人生を歩んでいなかったと思います。

 ゆえに、15歳以来、私は「二度と人と同じことはしない。」と心に誓ったのであります。

 人と違う、というのは、今でも日本社会で生きて行くにあたって勇気のいるコトだと思います。世界水準的には、実に当たり前のコトだと思うのですが。

 これは、学校教育の弊害、かもしれません。画一的な教育を施すにあたって、少しでも逸脱する生徒がいると、教える側にとっては、弊害です。本当は、「人はみな、違う」し、むしろ、「違い」を楽しむべきなんだと思うのですが・・・

 さらに、面白い話があります。

 5歳の頃の私は、世界にはいろんな人種がいる、ってコトをすでに図鑑や世界地図を見て知っていました。だから、北海道は小樽の町はずれのバス停でバスを待つ人を見て指さして母親に問うたのです。

 「おかあさん、あのひと、なに人(じん)?」って。

 子供心には・・・母親が、「あの人はね、髪の毛が赤いからカナダ人」とか、「肌の色が褐色だからドラビダ人」とか答えて欲しかったのに・・・
母は、ただひたすら、私が指さした相手に平謝りでした。どうやら、日本には日本人しか住んでいないらしい・・・なんだ、つまんねえの!

 そして、同じ民族が同じ教育を受けて・・・社会に出た時は、みな、金太郎あめ・・・(笑)


 でもね、思うんですよ。人は、異性をなぜ、好きになるのか?って・・・それは、相手に自分との「違い」を認めているからでしょ?だったら、人はみな、違って当然、違っていいじゃないですか?

 むしろ、自分と同じ風体、同じ考えの人がいることの方が・・・気持ち悪い。

 きっと、周りが自分と「同じ」だったら、戦争になりますヨ。だって、ライバル、ですからね。抹殺しないと・・・

 だから、神様は、あえて一人一人をみな、違うように作ったんです。

 そうして、一人一人に得手不得手を与えて・・・

 それもこれも、互いに助け合って、互いの苦手なところをフォローしあって生きていくようにしむけた「神の愛」がそこにあるのだと私は思っています・・・
コメント
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