きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

るろうに剣心

2016-03-25 20:38:34 | 観劇・ミュージカル
先日、久しぶりに宝塚大劇場に行ってきました。

観たのは「るろうに剣心」



原作も映画も知らないですが、ちょっと気になる作品だったのでチケット購入しました。

全体的な印象としてはポップな日本物という感じかな。

幕末の話なのですが、暗さや重さはほとんど感じられない。

内容的には暗い部分も沢山あるのにどこかカラッとしている。そんな印象でした。良くも悪くもですが・・・。

映像化された作品は見てないのですが、映画の写真を見た感じではもっと暗い部分もあるのかな(殺陣の場面も多くて、影のある感じ)と勝手に思っていたのもあって、こんな話なの?と思ってしまった。


そして、これまで1本立ての公演で日本物を観た事は無かったかもしれないなあと想いながら観ていたのですが、1本立てとしては内容が平坦でサラリとしすぎているように感じたのは私だけかなあ。

主人公の剣心の心を表しているもう一人の剣心が登場したりして(ちょっと「M!」のヴォルフとアマデ風かな)心の葛藤が描かれてはいるのですが、ここが掘り下げられているわけではないですし、敵対する加納の人物像ももう少し細かく描かれていると良いのではと思ったりしました。

剣心の早霧さんをはじめ、加納の望海さん、薫の咲妃さんなど、一人一人の役者さんはそれぞれ力を発揮されていて楽しめたので、娯楽作品だと割り切ってしまえばいいのですけどね・・・。


そして、これは毎回1本立ての時に思うのですが、今回も気の毒なくらいに娘役さんの見せ場がない。

題材的に仕方がない面もあるのですが、やっぱり可愛そうかな・・・。


楽しみにしていた殺陣。宝塚にしては多いのかもしれないけど、思っていたより少なかった。

本格的な殺陣というよりは殺陣風のダンスかな。

毎年、SHOCKのジャパネスクを観ているので、どこかで比較してしまうのかもしれません。

でも、動きはとても綺麗でしたよ。

日本物にフィナーレが付いているのもあまり観た事がないので洋物のフィナーレに多少の違和感を感じたりしましたが、これが宝塚の定番なので仕方がないですね。

そのフィナーレで男役さんのダンス場面がとても素敵だったのですが、以前、「スカピン」でフェンシングを取り入れた男役さんのダンスがあったりしたので、剣を使用したダンスが観たかったなとちょっと思いましたし、主演のお二人のダンスはテンポのあるものよりスローな曲の方が好きかも。

色々、書きましたが、全体的には楽しく観させていただきました。
コメント
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