◎◎ 日本株は陸運や金融安い、電機など外需高い-TOPIXは方向感欠く
長谷川敏郎
更新日時
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コロナ対策で米NY州のバーが時短営業へ、東京都で317人感染
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東証1部は値下がり銘柄が優勢、電機などの好業績株は高い
◑◑⇨ 12日の東京株式相場はTOPIXが前日終値を挟んで方向感に乏しい展開。新型コロナウイルスの感染が国内外で拡大する中、直近上昇の目立った陸運や不動産、金融など内需関連が安い。半面、米国でテクノロジー株に見直し買いが入ったのを受け、電機や精密機器、情報・通信は高い。
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〈きょうのポイント〉
¤¤¤⇨ 三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「米大統領選が終わって政治的な不透明感が払しょくされたこととワクチンの開発進展から地合いは強いという印象」だと前置きした上で、ワクチンについては「実用化までは相当まだ時間がかかると思う。それまでに感染が広がってしまうリスクは高い」と述べた。
★☆☆⇨ TOPIXは小幅安で始まった後に上昇に転じる場面があるなど、方向感が出にくくなっている。そうした中で東証1部では値下がり銘柄が優勢で、直近の連騰期間に上昇していた内需関連中心に軟調さが目立つ。
¤¤¤⇨ 野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは「株価の上昇スピードは驚くほど速く、スピード調整がどこかで入っても不思議ではない」と話す。
¤¤¤⇨ その一方、電機や精密機器、機械などの好業績は堅調。野村証の若生氏は「テクノロジー株は業績も上方修正されるなど良好なため、株価が下がった場面では買いも入りやすい。テクノロジー株優勢という相場全体の流れは変わっていない」とみていた。
- 東証33業種では保険や不動産、鉄鋼、空運、証券・商品先物取引、海運が下落
- 情報・通信や精密機器、電機、機械、食品、化学は上昇
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