◎◎ <朝イチ情報 ; 相場の読み筋> 9月7日
更新 : 20/9/7 8:11(更新予定時間:8:30頃)
▼▼ 前週末4日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比159.42ドル安の2万8133.31ドル、ナスダック総合指数が同144.966ポイント安の1万1313.135ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億5972万株、ナスダック市場が47億2842万株だった。
◑◑ 米8月の雇用統計で、失業率は8.4%と市場予想平均の9.8%よりも良好で、非農業分野の雇用者数は季節調整済みで137万人増となり、市場予想平均の135万人を上回った。堅調な雇用情勢を好感し反発スタートしたが、買い一巡後は、7日がレーバーディの祝日で3連休となることから、利益確定やポジション調整の売りが強まった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドット・コムやアルファベット(グーグルの持株会社)、マイクロソフトなどが下落し、同指数の重しとなった。
◑◑ 7日の東京株式は、もみ合いとなりそう。手がかり材料に欠けるなか、現地7日の米国株式市場が休場で、米国を中心とした外国人投資家の売買注文が減少するとみられることもあり、方向感に乏しい展開が見込まれる。ただ、自民党総裁選で最有力候補と目される菅義偉官房長官が、デジタル行政を加速するため「デジタル庁」を創設する考えを示したことから、公文書のデータ化や行政手続きのオンライン化などに関連した銘柄に物色の矛先が向かう場面もありそう。
¤¤¤⇨ 為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(前週末4日終値は106円16-18銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の後半(同125円69-73銭)と小動き。
¤¤¤⇨ 前週末4日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、パナソニック<6752.T>、キーエンス<6861.T>、ファナック<6954.T>などが、4日の東京終値に比べ高い。
¤¤¤⇨ シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比5円高の2万3175円だった。
<きょうの個別材料>
○プラス材料
北日紡<3409.T>―高選択光触媒による抗菌・抗ウイルス機能を有する紡績糸の開発を開始
テクノスマート<6246.T>―ドイツのDurr Systemsとの間で、欧米におけるリチウムイオン二次電池用電極コーティングラインの製造・販売に関する業務提携契約
●マイナス材料
霞ヶ関キャピタル<3498.T>―20年8月期の連結業績予想を下方修正
ポールHD<3657.T>―21年1月期第2四半期(20年2-7月)の連結決算は、大幅な営業減益に
上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。
<きょうの狙い>
GFA=21年3月期末から株主優待制度を導入
更新 : 20/9/7 8:11(更新予定時間:8:30頃)
GFA<8783.T>は前週末4日引け後、21年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上を保有する株主に対し株主優待制度を導入すると発表した。
優待内容は、対象となる株主の保有株式数に応じて1株当たり1-10ポイントを贈呈。贈呈するポイントは継続保有期間に応じて最大2.0倍になるとした。ポイントは同社子会社が運営する店舗で、1ポイント1円として利用できるとしている。
前週末4日終値は、前日比27円安の211円。
<ダイジェスト>
富士フイルム、大口径中望遠単焦点レンズを発売
更新 : 20/9/7 7:30
富士フイルムホールディングス<4901.T>グループの富士フイルムは3日、大口径中望遠単焦点レンズ「フジノンレンズXF50mmF1.0 R WR」を9月24日に発売すると発表した。
同レンズは、開放F値1.0の明るさを生かし、なめらかで美しいボケ味を実現。高性能なAFにより素早く正確にピントを合わせることもできるため、被写体を際立たせたハイクオリティなポートレート撮影などを楽しむことができるという。
4日の終値は、前日比44円安の5015円。
TOKAIH、子会社TBNがNetflix社と提携
更新 : 20/9/7 7:31
TOKAIホールディングス(TOKAIH)<3167.T>は3日、連結子会社でCATV事業を行う東京ベイネットワーク(TBN)が、9月1日からオンライン動画配信サービスを手掛けるNetflix社と提携し、サービスを開始したと発表した。
Netflix社が配信する、数々の賞に輝く作品や、話題の人気作、映画やドラマ、アニメやドキュメンタリーなどのオリジナルコンテンツを、TBNのサービスと一緒に利用してもらうことで、さらに多くの人に充実した時間を提供できるとしている。
4日の終値は、前日比8円安の1032円。
明和産、日本総合研究所および北京新能源汽車技術創新中心と、新エネルギー自動車電池の協業で覚書
更新 : 20/9/7 7:32
明和産業<8103.T>は3日、日本総合研究所および北京新能源汽車技術創新中心と、新エネルギー自動車電池の協業検討に関する覚書を締結したと発表した。
今回の覚書では、電池の循環型サプライチェーンの構築や効果的な利活用の推進に向け、新たなビジネスモデルの検討を3社が共同で行うことに合意したもの。また、関連業界に対する政策法規の制定や、環境保護プログラムの整備に向けた研究も協力して行くという。
4日の終値は、前日比15円高の479円。
三菱電機、ラオスの新国会議事堂向けにエレベーター・エスカレーター計18台を受注
更新 : 20/9/7 7:33
三菱電機<6503.T>は3日、ラオスの同社販売会社であるMELCO Elevator Lao Sole(MLAO社)が、ラオスの新国会議事堂向けに、エレベーター14台、エスカレーター4台の計18台の昇降機を受注したと発表した。
ラオス政府の新国会議事堂は、1991年に建設され活用されてきた旧国会議事堂の跡地に、新たに建設される。同社では今後も、ラオス市場において高品質な製品・サービスを提供することで、屋内での安心・安全、快適な移動に貢献するとしている。
4日の終値は、前日比5.5円安の1455.5円。
三井物産、PFNと深層学習技術を用いた地下構造解析を行うAI開発や事業化を目指し合弁会社を設立
更新 : 20/9/7 7:34
三井物産<8031.T>は3日、Preferred Networks(東京都千代田区、PFN)と、深層学習技術を用いた地下構造解析を行うAI(人工知能)開発ならびに事業化を目指し、合弁会社を設立したと発表した。
新会社は、石油ガスなどの地下資源開発分野への活用に加え、二酸化炭素の地下貯留などの低炭素化事業、再生可能エネルギー分野への応用も視野に、AIの開発・事業化を目指すという。
4日の終値は、前日比13.5円安の1951円。
デンソー、ハンドル操作をモーターの力でアシストするEPS-MCUを開発
更新 : 20/9/7 7:35
デンソー<6902.T>は3日、ハンドル操作をモーターの力でアシストする「電動パワーステアリング モーター・コントロール・ユニット(EPS-MCU)を開発したと発表した。
今回開発した製品は、20年6月に発売されたTOYOTAの新型ハリアーに搭載されているという。今後は、さまざまなカーメーカ―の自動車にも順次搭載される予定としている。
4日の終値は、前日比42円高の4450円。
ENEOS、大林組と共同開発した生分解性を有するシールドマシン用のテールシールグリースを発売
更新 : 20/9/7 7:36
ENEOSホールディングス<5020.T>のENEOSは3日、大林組<1802.T>と共同開発した、生分解性を有するシールドマシン用のテールシールグリース「シールノックBD1」を発売すると発表した。
都市部のトンネル工事では、地上の建築物や地中の埋設物に影響を与えることなく大深度を掘削でき、同時にトンネル本体を施工するシールド工法が採用されている。同工法では、施工中にトンネル内に地下水や土砂が入らないよう、シールドマシンとトンネル本体外壁の隙間にグリース(テールシールグリース)を充てんする。今回開発した「シールノックBD1」は、微生物により成分が分解されるという生分解性を有するため、土壌汚染や地下水汚染などの環境負荷を低減することができるという。
4日の終値は、ENEOSが前日比0.4円安の410円、大林組は同6円安の1018円。
住友商、E&P向けに高精度な地質・地層・貯留層の推定・分析を行うソフトウエアを提供するESA社に出資
更新 : 20/9/7 7:37
住友商事<8053.T>は3日、石油・ガス開発企業(E&P)向けに高精度な地質・地層・貯留層の推定・分析を行うソフトウエアを提供するノルウェーのEARTH SCIENCE ANALYTICS(ESA社)に出資したと発表した。
ESA社は、世界各地の膨大な地下データをクラウド上で管理し、最先端の機械学習モデルを搭載した各種ツールを用いて分析する。顧客であるE&Pでは地質・地層・貯留層の高精度な分析結果を得られるため、石油・ガス開発における不確実性が低減し、コスト削減と安全性向上を実現できるという。さらに、ESA社の技術は将来的に、二酸化炭素の回収・有効利用・貯留や、地熱開発、地下資源の再利用への応用も期待されているという。
4日の終値は、前日比10.5円安の1382.5円。