◎◎ 日本株は一進一退、米景気対策遅れは重し-好決算銘柄への評価は支え
牧綾香
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ペロシ氏と米政権、経済対策の合意条件を勝手に変更と互いを非難
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きょう臨時国会召集、菅義偉首相は就任後初の所信表明演説へ
△▼△▼⇨ 26日の東京株式相場は一進一退。米国の追加景気対策が米大統領選前に合意に達しない可能性や新型コロナの欧米での感染者急増が再び意識されている。一方で上期の業績が一転して増益となった村田製作所や今週決算を控える日本電産、ソニーや信越化学工業といった個別銘柄の上昇が目立つ。
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〈きょうのポイント〉
¤¤¤⇨ 水戸証券投資顧問部の酒井一チーフファンドマネジャーは、短期的には日本株相場の上値は重く横ばいとなると予想。欧米での新型コロナ感染再拡大が市場に改めて不透明感をもたらし、米国の大統領選通過後も米国の経済対策が決着するかわからず警戒感もあるため、引き続き海外要因に左右されるだろうと話した。
¤¤¤⇨ 東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは、米追加経済対策は選挙前のジェスチャーとして両者とも一歩も引かない姿勢を見せているが「選挙後には何かしらの対策案が出てくるだろうとの期待は続き、下値を支える」とみていた。
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