◎◎ 日本株は続伸、米政治の不確実性後退や米株大幅高-電機高い
牧綾香
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米株式相場が大幅高、ダウ平均は史上初の3万ドル突破
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☆☆☆☆△ 25日の東京株式相場で、TOPIXは4日続伸。日経平均株価の上げ幅が一時500円を超える場面もあったが、午後の取引で急速に縮小した。米国株の大幅高や政権移行に絡む不確実性の後退が好感される半面、短期的な過熱感から警戒感も出ている。
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<きょうのポイント>
◑◑⇨ 午後の取引で指数が伸び悩んだことについて、SBI証券の鈴木英之投資調査部長は、「前日と合わせて一時1000円以上の上げとなっていたことから上昇のペースが速過ぎることを警戒した投資家がいる」と話した。また、東京都が飲食店に時短要請を出すとした一部報道を嫌気した動きもあるという。
¤¤¤⇨ JPモルガン・アセット・マネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジストは、「引き続き好材料がそろっている印象」と話す。投資家の目が2021年に向くなかで、米国の政治リスク後退と同時にワクチン期待の高まりで、景気回復を織り込みつつあるという。
- 東証33業種では電機、化学、医薬品、精密機器、機械、情報・通信が上昇寄与度上位
- サービス、食料品、陸運、銀行、電気・ガス、小売り、卸売り、パルプ・紙は下落