◎ 〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「大陽線」、底入れ期待膨らむ
2020/03/25 16:47
[東京 25日 ロイター] -
<16:40> 日経平均・日足は「大陽線」、底入れ期待膨らむ
日経平均・日足はわずかな上ヒゲを伴う「大陽線」。底入れ期待を膨らませている。
1月17日の年初来高値から7500円超の下落となっていた日経平均は、連日の急騰を
受け約3分1以上回復した。
⇨ 市場からは「次のターゲットは半値戻しとなるが、その間にPBR1倍の水準と25
日移動平均線(2万0159円25銭=25日)が視野に入る。短期的には25日移動平
均線が上値抵抗線として働くだろう」(国内証券)との声が出ていた。
<15:45> 新興株市場は堅調、日経平均に連れ高 幅広い銘柄が買われる
新興株市場で東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均はともに続騰。新型コロナ対
策法案で米上院とトランプ政権幹部が合意に達したと伝わった後、日経平均は急速に上げ
幅を拡大。これに伴い新興株市場でも幅広い銘柄が物色され、マザーズ指数は4.44%
高、ジャスダック指数は5.91%高となった。
マザーズ市場では、メルカリ<4385.T>、そーせいグループ<4565.T>、フリー<4478.T>
、関通<9326.T>が上昇。Amazia<4424.T>、マネーフォワード<3994.T>、Sansa
n<4443.T>は下落した。
マザース市場に新規上場したヴィス <5071.T>は公開価格を8.04%下回る754
円で初値を形成。その後、公開価格より5円安い815円まで上値を伸ばした後は売りに
押され、714円で取引を終えた。
ジャスダック市場では、ワークマン<7564.T>、ハーモニック・ドライブ・システムズ
<6324.T>、ユニバーサルエンターテインメント<6425.T>、医学生物学研究所<4557.T>など
が上昇。オンキヨー <6628.T>、ナカニシ<7716.T>などは下落した。
◐ <14:30> 日経平均は上げ幅拡大、1200円超高 米株先物は経済対策巡り下げ
渋り
日経平均は上げ幅拡大、前営業日比1200円ほど高い1万9200円台後半での推
移となっている。米株先物は下げ渋り。一部のメディアで、新型コロナウイルスの経済対
策を巡り、米上院とトランプ政権幹部が合意したと伝わったことが材料視されているとい
う。
そのほか、市場からは「ショートカバーが継続している。今週は期末最後の週となる
など、需給が特殊な1週間。ポジション調整が出やすい局面でもある」(国内証券)との
声が出ていた。
<13:32> 日経平均は高値圏でもみあい、上値追いには慎重
日経平均は高値圏でもみあい、前営業日比1000円ほど高い1万9100円近辺で
もみあっている。きょうのアジア株式市場は堅調。ソウル株式市場の総合株価指数(KO
SPI)<.KS11>は4%超高、香港ハンセン指数<.HSI>は2%超高、上海総合指数<.SSEC>
は1.5%超高での推移となっている。
市場からは「アジア株が下支えとなっているが、米株先物が小幅安となっているため
、上値追いには慎重にならざるを得ない」(みずほ証券・シニアテクニカルアナリストの
三浦豊氏)との声が出ていた。