○🚀▼ 宇宙空間で温室効果ガスを観測している人工衛星「いぶき」が役目を終えた後の処分方法について、環境省は、ほかの物体と衝突しないよう動きを制御しながら、大気圏に突入させることを目指すとする検討結果をまとめました。
検討結果は15日午後、小泉環境大臣が宇宙政策を担当する井上科学技術担当大臣に手渡しました。
🚀🔥🛰⇧ 「いぶき」は11年前に打ち上げられ、二酸化炭素などの温室効果ガスを専門に観測してきました。おととし後継機が打ち上げられ、その観測結果の信頼性が高まれば、「いぶき」は役目を終えます。
◇◇ 設計段階では、役目を終えたあと、大気圏に自然に落下させ焼却処分することを想定していましたが、きょう提出された検討結果では、途中でほかの人工衛星などと衝突するのを避けるため、動きを制御しながら、大気圏に突入させることを目指すとしています。
¤¤¤⇨ 日本の地球観測衛星で、動きを制御しながら大気圏に突入させた例はこれまでにないということで、環境省は今後、ともに運用しているJAXA=宇宙航空研究開発機構などとともに具体的な処分方法の検討を進めることにしています。