森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

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8月1日、自然災害;""乾く大地を上空から眺める、豪州襲う干ばつ被害""

2018-08-05 13:25:17 | 海外震災状況(異常気象;ハリケーン、火山・地震・津波・感染症…)

"ロイター"(引用元)
動画部分が上手く移植できませんでした。慄然としますが、ロイター(日本語)
で簡単に見られますので、是非、見て下さい。

 (干ばつの大地)




 (干ばつ地と緑地)




※ 先日、温暖化の自然災害が北半球部分が多いと書きましたが、このブログを読むと
  南半球もかなり酷い状態だと判ります。

 ①  ブログ:""乾く大地を上空から眺める、豪州襲う干ばつ被害""

 (1)[ガネダ(オーストラリア) 1日 ロイター] - 地上から見ると、オーストラリアの干ばつは、単調で埃っぽい茶色の風景だ。だが上空から見ると様子は一変し、灼熱の太陽の下でひび割れる大地の様子は、多様な色彩と質感をたたえた、芸術的な眺めになる。

土を耕すプラウが通った乾いた円形の跡は、先住民アボリジニが点描で描いた、古い時代の神話を表す同心円に似ている。空腹の牛がエサを求めて並ぶ様子は抽象画のようだし、地面に伸びる牛の長い黒い影は、シュールレアリズムの映像のようだ。


(2)だが農家のアッシュ・ホイットニーさんにとっては、美の要素は微塵もない。ひどい干ばつで牛のエサの調達に苦労し、最後の頼りのクラジョングの乾いた枝を切っていた彼にあるのは、血と汗と涙だけだ。

「ずっとここに住んでいるが、この干ばつは、しばらく続く感じがする」と、失望をにじませながらホイットニーさんは言う。彼の農場は、ガネダの町の近くのリバプール平野にある。いつもは肥沃なこの平野は今、平均降雨量が30年近くで最低となり、すっかり乾き切った状態だ。

近年記憶に残っている限りで最悪の干ばつがオーストラリア東部の一部を襲い、農家を追い込んでいる。将来への不安を口にする農家も多い。


(3)畜産農家のトム・ウォラストンさんは、いま暮らしている自宅で70年前に生まれた。2300ヘクタールある農場は、ウォラストンさんが「ブーツを脱ぐ(引退する)時」に子供たちが引き継ぐ予定だが、ウォラストンはこの干ばつが子供たちにとって、何を意味するか心配している。

「ただエサをやって、農場を切り回していく以上のことは何もできていない。干ばつは、いつも私の一歩先を行っているようだ。最後まで戦うが、皆にとって重荷だ」と、ウォラストンさんは言う。

妻のマーゴさんは、干ばつは家族だけでなく、ニューサウスウェールズ(NSW)州北西部タムワース周辺の農業コミュニティー全体に大きな悪影響を及ぼしていると話す。

「干ばつは、少しがんに似ていると思う。だんだんと私たちをむしばみ、乾燥が進んでさらに深刻になっていく。そして、生活にひどい影響を及ぼすようになる」と、マーゴさんは語り、「自宅と庭をきれいに、緑豊かに保とうと頑張っている。そうすると、夜も眠れるから」

メイ・マキューンさん(79)は息子のジミーさんとNSW州北西部ウォルゲット近郊の農場で暮らしている。2010年以降、雨がほとんど降っておらず、将来を非常に心配しているという。

「私の曽祖父が1901年にこの土地に移り住んだ。曽祖父が、向こうの牧草地から牛を移動させなければいけなくなったことは一度もなかった」と、マキューンさんは西の方角を指差して言った。

「でも私たちは、エサをやりやすいように牛を全部自宅に近い方へ移動させなければならなかった」と、彼女は話した。

近年は農場経営ではほとんど収入が得られず、あと数カ月で干草が尽きた後は、干草価格の高騰で、この100年超で一家が1度も経験したことがないような経済状況に追い込まれるという。

オーストラリアの農業生産の約4分の1(金額ベース)をNSW州が担っており、州政府は農家向けの10億豪ドル(約820億円)超の緊急支援策を打ち出した。7月30日に、最新の5億豪ドル分を発表したばかりだ。

オーストラリア気象局は、2017年12月から2018年2月にかけての夏は、一部地域で史上2番目の高温を記録し、3月─5月にかけての秋は、有数の乾燥した暖かい秋だったとしている。

NSW州の95%に干ばつをもたらした乾燥気候が終わる気配は、まだ見えない。


 ※1 That is a disaster.
それは災難だ。では済まされない時代。

    トランプ大統領は、温暖化はFAKEだという。アニメ的に言えば、環境に
    対する悪の権化、ラスボスです。

    そして、中国は自国の環境問題(1)を放置して"漢民族の誇り" とやらで、
    それこそ、 かっての大日本帝国的な富国強兵策を強硬に取り続けています。
    経済的には「一路一帯」、軍事的には軍隊の近代化と海洋進出、そして札束で頬を
    叩くような形で友好を強化すると良いながら東南アジアの各国を実質的に支配下に
    置くまさに悪辣な"羊頭狗肉"政策を取り続けています。
     また、あまり知られていないと思いますが、中国の少数民族は、ほとんど
    言って良いほど国境周辺か辺境の地にいるような状況があります。
     そして、チベットの軍事的な介入と支配の歴史…、毛沢東時代の大躍進政策の
    悲惨な結末。

     (1)砂漠化だけではなく海や河川の汚濁、放置される公害、飲食物の汚染、
      それを平然として売っても処罰されないという事実、まさに枚挙にいとまも
     ない程です。
      ➡ 異常気象から話がかなり逸れたようですが、自然災害に対して、
     これらは人災の原因で基盤では繋がっています。
     それでも、ここでは止めて中国と独裁者については、別途書くことにしたいと
     思います。

     そして、安倍政権は自然災害に対してどうでしょうか?
豪雨が十分に予測できる状況での宴会とは、"国家百年の計"などと素晴らしい
    言葉ですが、それと真逆に激甚災害法を後回しにして、いわゆるギャンブル法の
    審議を優先させるなど。震災地や福島を視察・激励と言うけれど、これで期待
    しろというのは完全なムリ筋です。
     といって野党に期待という訳に行かないのが難しい所です。

    それでも"腐っても鯛"というと失礼ですが、官公庁のウォッチャーとしては、
   まだ不満があるものの財務省や農林水産省も災害対策を始めたし、何よりも
   沖縄で現地の人に"土人"と悪口雑言を言う自衛官もいますが、今回に限らず
   災害時における自衛隊員の懸命な活動には頭が下がりますし感謝の言葉しか
   ありません。
    それに消防、警察、老齢化しているのに頑張って下さった消防団員の皆さん、
   ご近所の人たちの助け合いを見ていると、まだまだ日本は行ける、頑張れる、
   良くできると感じました。
    
   

        
    












  








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