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bloomberg ; 11月19日12:40分、 ドル・円は103円台後半、国内勢の買い支えもセンチメント悪さ重し

2020-11-19 16:36:54 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…

 

◎◎  ドル・円は103円台後半、国内勢の買い支えもセンチメント悪さ重し

 

☆★☆★⇨  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=103円台後半で小動き。新型コロナウイルスの感染拡大を背景としたセンチメントの悪化が相場の重しとなっている一方、国内の輸入企業や投資家勢のドル買いが下値を支えているとみられている。ポンド相場は英国と欧州連合(EU)交渉を巡る不透明感で下落。オーストラリアドル(豪ドル)相場は強い豪雇用統計を受けて下げが限定的となっている。

ハイライト
  • ドル・円は午後0時37分現在、前日比ほぼ変わらずの103円78銭。ここまでのレンジは103円74銭から103円98銭
    • 前日海外時間には一時103円65銭と9日以来の安値を更新
  • 豪ドル・ドルは前日比0.2%安の1豪ドル=0.7293ドル。ここまで0.7306ドルを高値に一時0.7284ドルまで下落
  • 豪ドル・円は0.2%安の1豪ドル=75円69銭
  • ポンド・ドルは前日比0.3%安の1ポンド=1.3231ドル。ここまで1.3276ドルを高値に一時1.3226ドルまで下落
  • ポンド・円は0.3%安の1ポンド=137円32銭

市場関係者の見方

¤¤¤⇨  外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

  • ドル・円は103円台後半ということで、いったんは国内勢から買いが出やすい。ただ、9日の大陽線の上げをほとんど失い、流れは6日安値(103円18銭)を試す方向
  • 豪雇用統計は強かったが、新型ウイルスワクチンへの楽観が弱まりつつある中で豪ドル買いが続かない状況
  • ポンドやユーロは英・EU交渉に関する英タイムズ紙の報道が重し。交渉期限が迫る中で神経質になりやすい状況

¤¤¤⇨  三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの持田拓也調査役

  • 新型ウイルスワクチンの普及に時間がかかることや足元の感染拡大傾向、各地で行動制限が行われ始めている状況下、目先の景気悪化を危惧するムード
  • 目先ワクチン報道に対する反応は一時的なものにとどまるというのは、市場のコンセンサスになりつつある
  • ドル・円は、リスクオフで円が買われている面に加え、日本の感染増が欧米との相対感ではまだ小さいことも選好されやすい
ドル・円はワクチン期待による上昇をほぼ失う

背景

  • 米製薬会社ファイザーは、ドイツのビオンテックと共同開発する新型コロナウイルスワクチン候補の臨床試験データの最終分析で、95%の確率で有効性が示されたと発表
  • 米国の新型コロナウイルス感染症による累計死者数が25万人を突破
    • ニューヨーク市は新型コロナ検査陽性率が基準の3%に達し、19日から公立学校の対面授業を中止
  • オーストラリア統計局が19日発表した10月の雇用者数は前月比で17万8800人増加。ブルームバーグが調査したエコノミストの予想は2万7500人減だった
  • EU各国は欧州委に合意なき場合の計画策定で圧力―英タイムズ紙
  • 日経平均株価は前日比161円安で午前の取引を終えた
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