◎◎ 日本株小反発、半導体など輸出関連高い-ソフトBGは続落
長谷川敏郎、伊藤小巻
2020年4月14日 7:57 JST
更新日時
2020年4月14日 9:36 JST
米ナスダックや半導体株指数上昇、サウジはさらなる原油減産の用意
円は対ドルで強含む、ソフトBGは前期7500億円の純損失へ
14日の東京株式相場は小反発。米テクノロジー株の上昇を受けて半導体など輸出関連が高いほか、前日に都内で新型コロナウイルスの新規感染者が鈍化したことで過度の業績懸念が後退し、食料品や小売りなど内需関連の一角も高い。一方、前期巨額赤字に転落すると発表したソフトバンクグループは下落。
TOPIXは前日比4.75ポイント(0.3%)高の1410.66ー午前9時13分時点
日経平均株価は同87円33銭(0.5%)高の1万9130円73銭
〈きょうのポイント〉
13日の米ナスダック総合指数は3日続伸、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は反発
アマゾン・ドット・コム、7万5000人を追加採用へ-新型コロナ受けた需要増に対応
サウジアラビア、さらなる原油減産の用意ある
クラリダFRB副議長、新型コロナで深刻な打撃もデフレは回避可能
ソフトバンクGが前期純損失7500億円、新型コロナで巨大ファンド裏目
ドル・円相場は1ドル=107円55銭付近で推移、前日の日本株終値時点は107円94銭
大和証券投資情報部の石黒英之シニアストラテジストは「先週の世界の新型コロナウイルスによる死者数は前週比で減少しており、投資家はコロナ後の時代の変化や需要増加に対応できる米アマゾンや半導体、電子部品などの企業の業績は伸びると考えている」と指摘。その一方、「中国での感染再拡大や輸出悪化への懸念は上値を抑えそう」と話した。
東証33業種では小売り、食料品、医薬品、サービス業、電機、輸送用機器などが上昇
建設、空運、不動産、情報通信などが下落
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