◎◎ 日本株反発へ、欧州株下げ止まりで過度の警戒和らぐ-輸出や商社高い
長谷川敏郎
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EUは加盟国に英国との貨物往来再開を要請、仏は22日中に再開へ
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欧州株は反発、新型コロナウイルス変異種は既に米独仏に流入か
△△ 23日の東京株式相場はTOPIXが3日ぶり反発の見込み。欧州株が下げ止まったことで新型コロナウイルス変異種による景気への過度の警戒がやや和らぎ、電機や機械など輸出関連、商社、海運といった海外景気敏感業種に見直し買いが入りそう。
〈きょうのポイント〉
¤¤¤⇨ いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「きのうの日本株は年末特有の利益確定売りも重なり、新型コロナ変異種に対して過剰反応だった」と指摘。新型コロナの感染拡大が続けばグローバルの財政・金融政策期待が長期化する一面もあるとして、「ボラティリティー(変動性)が低下したことからきょうは昨日の下げの半分程度を取り戻すのではないか」と述べた。
- 米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の22日清算値は2万6555円と、大阪取引所の通常取引終値(2万6340円)に比べて215円高