(上海総合指数)
現在値 -- (--/--/-- --:--)
前日比 -- (--%)
始値 -- 前日終値 3,189.96 (19/04/11)
高値 -- 直近52週高値 3,288.45 (19/04/08)
安値 -- 直近52週安値 2,440.90 (19/01/04)
① ""あさイチ情報、<相場の読み筋>""
4月12日更新 :
2019/4/12 8:10(更新予定時間:8:30頃)
11日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比14.11ドル安の2万6143.05ドル、ナスダック総合指数が同16.885ポイント安の7947.359ポイントで取引を終了した。出来高概算はニューヨーク市場が7億519万株、ナスダック市場が19億5807万株だった。
12日から本格化する19年1-3月期の米企業決算の発表を前に、業績動向を確認したいとして模様眺めムードが広がり、売りに押される格好となった。
🌸ただ、米週間の新規失業保険申請件数が19万6000件と、市場予想平均の21万件よりも良好だったことから、プラス圏で推移する場面もみられた。NYダウ採用銘柄では、ユナイテッドヘルスやウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、ダウ・デュポンなどが値下がり率の上位に入っている。
🌹12日の東京株式は、日経平均株価が足元で下げ渋りの動きをみせていることから、しっかりした展開が期待される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(11日終値は111円09-10銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の半ば(同125円32-36銭)と円安に振れている。輸出関連銘柄には、見直し買いが入ることも想定される。
きょう12日は、4月限ミニ先物・オプションのSQ(特別清算指数)値の算出日にあたることから、市場速報値が意識される場面もありそう。👀
11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ソニー<6758.T>、ホンダ<7267.T>、キヤノン<7751.T>などが、11日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所終値比40円高の2万1710円だった。
🌸<きょうの個別材料>
○プラス材料
スリーエフ<7544.T>―20年2月期の連結損益は黒字転換を予想、年間配当は6円の復配を見込む
乃村工芸<9716.T>―5月31日を基準日、6月1日を効力発生日として1株を2株に分割
●マイナス材料
東芝<6502.T>―米国産LNG(液化天然ガス)にかかる事業譲渡で、譲渡先に内定していた中国企業から株式譲渡契約を解除する意向を受ける
ハピネット<7552.T>―中核事業の玩具事業で同社オリジナル玩具を中心に滞留在庫の評価損失を計上、19年3月期の連結利益予想を下方修正
上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。
🌸<きょうの狙い>キムラユニティー=増額、19年3月期の連結営業利益は増益幅拡大、配当上積みへ更新 : 19/4/12 8:10(更新予定時間:8:30頃)
キムラユニティー<9368.T>が11日大引け後、19年3月期の連結業績予想を増額した。営業利益は前期比42.1%増の22億円と増益幅を拡大させる。期初予想は同29.2%増の20億円だった。
主力の物流サービス事業で、新規拠点の開設効果に加え、主要顧客からの受注量が増えた。北米子会社の業績回復も効く。
期末配当は、普通配当14円に特別配当5円を上積みし、19円とする。中間期の13円と合わせた年間配当は32円となる。前期実績に対して5円の増配となる。
11日の終値は前日比4円高の1118円。
🌸<ダイジェスト>
アレンザHDが4日続落、19年2月期の業績予想下ブレを嫌気更新 : 19/4/12 7:30
アレンザホールディングス<3546.T>が4日続落。10日引け後に19年2月期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。
19年2月期業績予想は、売上高が805億円から797億9700万円(前期比1.4%増)、営業利益は19億円から3億9500万円(同76.8%減)に引き下げられた。たな卸資産の評価替えを実施した結果、グループのたな卸資産について10億500万円の簿価切下げを売上原価に計上する見込みとなった。同社は、バローホールディングス<9956.T>の連結子会社となり、事業統合、提携の趣旨に鑑み、両社グループが同じ目線、同じ基準で業績評価を実施するためグループ内の資産の評価方法の統一を進めている。
11日終値は、前日比11円安の858円。
ウエルシアHDが急反発、20年2月期予想は営業利益13.6%増、4円増配も更新 : 19/4/12 7:31
ウエルシアホールディングス<3141.T>が急反発。10日引け後に19年2月期連結決算と20年2月期業績予想を発表、今期は2ケタ増益見通しに4円増配方針を示し、好感された。
20年2月期業績予想は、売上高が8500億円(前期比9.1%増)、営業利益が330億円(同13.6%増)を見込む。配当は46円(前期は42円)を予定している。今期は、ドラッグ&調剤、カウンセリング営業、深夜営業および介護を中心としたウエルシアモデルを推進し、その専門性を高めるとともに24時間営業に取り組み、顧客の利便性を追求していく。加えて、子会社化したMASAYAなどを通じ高価格帯化粧品市場へ進出し、業容拡大に図る。
19年2月期決算は、売上高が7791億4800万円(前期比12.1%増)、営業利益が290億4500万円(同0.8%増)だった。
11日終値は、前日比250円高の4090円。
栗田工、短期調整進む、買収した米国事業に期待更新 : 19/4/12 7:32
栗田工業<6370.T>の続落場面は押し目買い好機となりそうだ。直近高値(3010円、4月5日)からの短期調整も一巡し、自律反発の動きが期待される。このほど発表した米国社買収に対する好評価も後押しする。
産業用水処理大手で、超純水・環境関連装置、薬品事業を柱に展開している。業績は好調で、19年3月期の連結見通しは、営業段階から増益を見込み、経常利益は前期比9.5%増の242億円を予想している。装置、薬品ともに好調を持続。特に、装置は半導体関連向けに国内外で想定以上の受注を獲得している。
20年3月期も業績は拡大する。償却が減り、買収した米国社が上乗せとなる。米社は、米国全土で高付加価値のソリューションを提供している。栗田工業にとっては、アジア、欧州、日本を含めて世界四極体制を構築することになる。
初年度は約200億円の売り上げが上積みされ、21年3月期から利益が貢献してくる。
11日終値は、前日比15円高の2930円。
オオバが年初来高値を更新、19年5月期業績および期末配当予想を増額、自社株買いも更新 : 19/4/12 7:33
オオバ<9765.T>が後場急浮上し、年初来高値を更新した。11日、19年5月期の連結業績および期末配当予想を増額するとともに、自社株買いを発表し、見直し機運が高まった。
19年5月期業績予想は、売上高が145億円から155億円(前期比3.6%減)、営業利益が10億5000万円から11億円(同2.4%増)に引き上げられ、小幅ながら一転して営業増益を見込む。建設コンサルタント業務において官庁受注、民間受注がともに順調に推移していることで、業績予想を見直した。期末配当予想は前回の10円(うち特別配当4円)から12円(同5円)に引き上げた。
自社株買いについては、取得株数上限で25万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.48%)、取得金額上限で1億2500万円。取得期間は4月15日-6月28日。
同時に発表された第3四半期(18年6月-19年2月)決算は、売上高が59億6500万円(前年同期比4.7%増)、営業損益が6億800万円の赤字(前年同期は5億7000万円の赤字)だった。
11日終値は、前日比50円高の677円。
明治電機、増額に進む公算大、株価反発に転じれば年初来高値は通過点に更新 : 19/4/12 7:34
明治電機工業<3388.T>は先高が期待される。5月15日に発表する19年3月期連結決算では、増額に進む可能性が高いためだ。下値切り上げが一服するなか、3日続落場面は押し目買い好機となりそうだ。
制御・計測機器に強みを持つFA機器商社で、売上高の4割程度がトヨタ自動車<7203.T>グループ向けとなっている。業績は好調。19年3月期第3四半期(18年4-12月)の連結経常利益は前年同期比73.4%増の34億200万円。通期予想(前期比30.2%増の39億2000万円)に対する業績進ちょく率は86.8%と高い。
前年同期の進ちょく率は83.4%。本決算では増額に進んだ実績から、今期も増額に進む可能性が高い。
20年3月期も、自動車メーカーの活発な設備投資を追い風に、車載向け電子部品が拡大。スマートフォン部品や工作機械向けも伸びる。
業績拡大期待が大きく、株価が反発に転じれば、年初来高値(1859円、2月1日)は通過点となりそうだ。
11日終値は、前日比6円安の1788円。
蝶理、好業績をテコにもちあい上放れ期待更新 : 19/4/12 7:35
蝶理<8014.T>は好業績をテコにもちあい上放れが期待できそうだ。東レ<3402.T>の子会社で、繊維と化学品に強みを持つ繊維商社。
19年3月期第3四半期(18年4-12月)の連結経常利益は前年同期比13.6%増の66億200万円だった。通期予想(前期比13.3%増の85億円)に対する業績進ちょく率は77.7%と順調に進ちょくしている。繊維は、機能性衣料分野が堅調に推移し、アパレル分野では構造改革が進んでいる。化学品は、無機ファインや電子関連分野が伸び、中国での事業が堅調に推移している。
好調な流れは、20年3月期も続く。主力事業の繊維。化学品とも拡大し、買収子会社が通年で寄与してくる。
株価は、25日移動平均線がサポートラインとして機能している。1600円台にまとまる戻り売りをこなせば、年初来高値(1710円、1月7日)抜けから、一段高が期待される。
11日終値は、前日比19円安の1626円。
サンヨーナゴヤ、増額で上期減益幅縮小、利回り支えに持ち直し期待更新 : 19/4/12 7:36
サンヨーハウジング名古屋<8904.T>は、名古屋を地盤に、関西地区での展開にも力を注ぐ土地付き注文住宅メーカー。
19年8月期第2四半期(18年9月-19年2月)の連結経常利益は前年同期比40.9%減の3億9500万円と減益幅を縮小させる。期初予想は同49.3%減の3億3800万円だった。
昨年、関西地区で発生した大雨、台風に伴う復旧工事が特需的に発生したためという。通期予想(前期比19.0%減の16億8500万円)は据え置いた。
増額に進んだとはいえ、第2四半期、通期予想ともに減益決算となる。理由は、新ブランドの「アバンティア」(戸建て住宅)のテレビCMを強化することで費用が増えるためだという。ただ、CM効果が下期に浸透してくれば、上期増額分を通期に上乗せしてくる可能性を残す。
株価は、上昇一服の動きだが、年4.0%台の予想配当利回りが下支え。調整を短期で終えて、持ち直しの動きが期待される。
11日の終値は前日比変わらずの946円。
日カン、生産調整解消し値上げが浸透更新 : 19/4/12 7:37
日本製罐<5905.T>はスチール缶に強みを持つ中堅缶メーカーで、塗料用18リットル缶や粉ミルク用の缶が主力。のり贈答品用など美術缶も手掛ける。
19年3月期第3四半期(18年4-12月)の連結経常利益は前年同期比93.9%増の1億9300万円だった。通期予想(前期比16.0%増の1億8800万円)をすでに超過しており、増額余地を残す。
昨年7月の西日本豪雨災害で、一部取引先が被災し、生産調整を強いられたが、足元では解消している。鋼材価格の上昇に伴う価格転嫁効果もあり、業績は持ち直しの動きを強めている。
株価反発の条件が整いつつあり、もみ合う場面は見直し余地が大きそうだ。5月7日に本決算の発表を予定している。
11日の終値は前日比1円安の1027円。