◎◎ ドル・円は小動き、リスク回避の流れで両通貨に買い圧力-104円前後
野沢茂樹
⇨⇨ 東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=104円前後で小動き。米経済対策や英国と欧州連合(EU)の通商交渉を巡る不透明感を背景としたリスク回避的な流れの中、ドルと円はともに買われやすく、ドル・円は目先の方向感に乏しい。ポンドは売りが優勢。
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市場関係者の見方
¤¤¤⇨ みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト
- 米国と欧州でリスク回避的な材料が懸念される中、株価の上昇も一服し、誰かが何かをしてくるのを待っている状況。リスクオフ一辺倒というほどでもないが、やや慎重な雰囲気だ
- ドル・円は株安を受けていったん下を試したが、仲値にかけてはドル需要が優勢だったので戻し、その後は目先の方向感に乏しい
- 米国の補正予算は年内にまとまらないと、年明けからすぐにも景気に悪影響が出かねない。ブレグジットはこれまで楽観論が優勢だったので、波乱が生じる可能性がポンドの重しになっている
¤¤¤⇨ 三菱UFJ銀行経済調査室の栗原浩史チーフ米国エコノミスト(ニューヨーク在勤)
- 米国市場では新型コロナウイルスの感染拡大や米経済への影響に対する懸念からリスクオンの流れが一服して株価・金利が下げるなど若干リスクオフ的な動き
- 米追加経済対策はまとまりそうになったが、予算案とセットで協議される流れとなり、すぐに結論が出る話ではなくなってきている
- ドル・円だけでなく、今週前半は米欧市場全体で材料に乏しい
□■⇨ 背景
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