(雪の中で見つかったフラッフィー。飼い主は「凍死してしまった」と諦めかけたが…(Animal Clinic of Kalispell))
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① ""雪だるまになった猫「冷凍」状態から奇跡の復活!米国""
2019年02月12日 17時44分
三連休は、関東地方でも大雪に見舞われたが、米国北西部では、氷点下を下回る猛烈な寒さで氷漬けになった猫が動物病院に担ぎこまれた。誰もが「凍死した」と諦めたなか、獣医さんたちの必死の努力で奇跡的に生き返った!
雪だるま状態の猫が見つかったのは今月5日、カナダとの国境に近いモンタナ州カリスペルでは、平均気温が氷点下を大きく下回り、街中が雪の女王の魔法にかかったかのように凍りついた。
そんな最中、カリスペル・アニマルクリニックに運び込まれたのが「フラッフィー(Fluffy)」。名前のとおり、フワフワの優雅な長い毛を持つこのメス猫は、優雅な姿にもかかわらず、ふだんは家の外で自由な生活をおくっている半ノラ猫だ。
② 体温計の目盛りを下回る「低体温症」
(解凍中のフラッフィー。だいぶ猫らしくなった(Animal Clinic of Kalispell))
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おりしも米国では先月末ごろから、「極渦」の影響で、猛烈な寒波が襲来。極渦とは、北極上空を循環する冷たい空気の塊が南へ流れ込むことで、この冬はヨーロッパや北米各地に異常低温をもたらし、シカゴでは先月、平均気温が氷点下30℃近くまで下り、寒さで10人以上が死亡した。
庭に積もった深い雪のなかで身動きできない状態で凍りついていたフラッフィーをひと目見た飼い主は、ピクリとも動かないようすに「凍死している」と絶望。それでも一縷の望みを託して動物病院に駆けつけた。獣医のアンドレア・ダッターさんによると、このときの猫の体温は、一般的な猫専用の体温計の目盛りには現れないほど低く、30度(華氏90度)を下回っていたという(猫の平均体温は38度以上)。
③ 「家猫になる」と決意固く
(「これからはもうお家で暮らします」ひどい目に遭ったフラッフィーの反省はいつまで続くか(Animal Clinic of Kalispell) )
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1時間近く、温水をかけたり、保温パッドや蒸しタオル、ドライヤーを駆使した結果、フラッフィーはすっかり復活し、美しい毛並みを取り戻した。解凍されたフラッフィーの健康状態を調べたアンドレア医師は、ケガをしていたせいで飼い主の家に戻れず、雪の中で身動きできなくなったことが判明した。
「かつては束縛を嫌って、外の世界を自由に謳歌していたフラッフィーも、今度ばかりは家猫になる決断をしたようですよ」と命の恩人は笑っている。
🐈 可哀そうだけれど""解凍された""という一言には思わず笑ってしまいます。