こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

社会保障推進協議会の自治体キャラバン

2015-07-17 23:33:03 | 社会保障
大阪社会保障推進協議会が毎年実施している「自治体キャラバン」。

府下43市町村に、統一要望書を事前に送付。文書回答に基づいて、懇談します。

昨日は、泉大津でした。

社会保障推進協議会の寺内事務局長の司会で、地元の各種団体の役員さんなどが参加、行政側は各課の課長さんなどが、そろって出席してくださいました。


要望は、国保、介護、健診、生活保護、子育て支援など多岐にわたっていますので、午前中の2時間があっというまです。


「この10年間、毎年の保険料を手帳に書いている。年金は、減る一方なのに、保険料は上がる」という参加者の声。

このままいったら、とんでもない保険料になる。

「介護保険制度の導入で、国の財政負担は半減。国の負担割合を元にもどせと、国にたいして行政と市民が一緒になって、声をあげよう」という参加者からの意見がありました。


介護保険の「要支援者」の保険給付の切捨ては、「認知症の発見と早期の対応を困難にするのでは?」と不安の声も。


生活保護の住宅扶助費の切り下げで、家賃基準を上回る対象者への「お知らせ」に国が示している「例外規定」の明記がないことへの指摘もありました。

「高齢になって、住み慣れた住宅から引越しするのが、どれほど大変なことか、わかって欲しい」という声。本当に切実です。


中学校給食も、「当分の間実施困難」という回答に、「がっかり」という率直な意見。理由は、3中学校のうち、2校は府下でも1、2の大規模校で、「給食実施が物理的に困難」ということです。

周辺自治体でも、中学校給食の実施が広まっているなかで、保護者のみなさんの期待は大きいものです。すでに生徒数のピークから減少期に入っています。

今後を見通して「当分の間」とは、どのくらいの期間なのかを示し、その間は「ランチボックス」(昼食弁当)をよりよいものにしていく試みを、保護者、生徒の声を聴きながら進めることなどが必要です。


統一要望に対する、市の回答は、大阪社会保障推進協議会のHPに、他の自治体の回答とともに掲載されています。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする