こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

プレミアム商品券・・・やっぱり愚策!

2019-06-07 22:52:09 | 市政&議会報告
総務都市委員会協議会が開かれた。

委員として出席。

案件のひとつにプレミアム付き商品券の報告があった。

その内容については、市のHPにも掲載されています。


今年度の予算概要説明を受けた時の印象を2月12日のブログに書いた。

なにしろ、「地域における消費の喚起⇒地域経済の活性化?」という効果があるのかないのか、よくわからない事業にかける行政の経費と手間が大きすぎる。

だから「『愚策』としか言えない!」と書いた。




今日の説明を聞いて、いくつかの質問をしてあらためて・・・「やっぱり愚策」


1億円のバラマキ。どこにばらまくか?   「低所得者と子育て世代」に。

「低所得者」でも生活保護世帯は除外。「すでに公費の補助を受けているから」???

生活保護の支給額は「最低生活の保障」。必要最低限の生活出需品の購入に係る消費税があがれば、「必要な買い物ができない」ことに。


「子育て世代の消費に与える影響を緩和」と言っても、今年の4月1日で、すでに3歳になったお子さんの世帯はアウト。

「3歳以下の乳幼児に限定」です。


「購入対象者」に該当すれば、5千円分の商品券を4千円で購入できる。

つまり千円お得。

「5千円分商品券」を最大5冊まで。


使えるのは今年の10月~来年3月15日までの約半年間。


住民税非課税の「低所世帯」には、「購入引換券」の申請書が市役所から送られ(7月上旬)、「申請書」に基づいて、該当するかどうかの審査をし、該当すれば8月から「購入引換券」(商品券ではない!)が送られてくる。

9月半ばから、「購入引換券」で「商品券」を購入。

3歳以下の乳幼児のいる世帯には9月に「購入引換券」が送られてきます。


めんどうですね。


この一連の手続きのためにかける行政経費、当初予算の4千万円余でも大きいと思ったが、きょうの説明で「精査の結果、それでも足りずに約2626万3千円の追加。」

つまり経費が7千万円近くに。びっくりです。


「庶民のフトコロを温め、財布のひもがゆるむような仕掛けをつくれば消費が上向き、地域のお店も儲かる。税収も増える」という好循環は生まれるのは明らか。

それと真逆の「消費税増税」という「家計消費をいっそう冷え込ませる」道をつきすすみ、その「緩和策」として、「低所得者と子育て世代」のうちの一部を対象に、一人最大5千円の「お得」をばらまく。


ばらまく総額1億円も、そのためにかける経費7千万円も全額国庫負担とは言え、元はと言えば私たちの税金。



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