6月議会の一般質問の最後に、市立病院整備対策特別委員会の開催を求めました。
市民と議会に対する説明と、市と病院当局が対外的な公の会議で説明してきたことが違う。
これは、議会全体で、少なくとも議論をする必要があると思ったからです。
その後、他の議員からも、「委員会の開催を」という口頭の申し入れをしてくれていました。
しかし、特別委員会が開催される動きがないので、本日、特別委員会委員長に対して、委員会条例に基づき、高橋議員と連名で「委員会招集の請求」をしました。
泉大津市市市議会委員会条例には、以下のように定めています。
第15条 委員会は、委員長が招集する。
2 委員の定数の4分の1以上の者から審査又は調査すべき事件を示して招集の請求があったときは、委員長は、委員会を招集しなければならない。
市立病院整備対策特別委員会の定数は7人なので、2人で委員会の招集を求めることができます。
議会基本条例に定めた「基本理念」に恥じない仕事をしたいと思っています。
泉大津市議会基本条例
(基本理念)
第2条 議会は、市長とともに二元代表制の一翼を担っており、その機能を最大限に発揮するために、情報公開と市民参加を原則とし、地方分権時代にふさわしい市民に身近な存在として、市民の負託にこたえるとともに、絶えずその在り方を検証し、改革に努めるものとする。
提出した文書は以下の通りです。
市立病院整備対策特別委員会
委員長 溝口 浩様
委員会の速やかな開催を求める要請
泉大津市議会委員会条例第15条の規定に基づき、下記の事項について、審査を行うための委員会を招集することを求める。
2021年7月21日 委員 田立恵子
委員 高橋 登
記
【審査すべき事件】
- 泉州2次医療圏における「泉大津市立病院・府中病院再編統合(案)」についての協議について
- (仮称)新泉大津市立病院整備事業設計・施工一括発注に係る公募型プロポーザル募集の経過と現況について
- 市立病院再編に伴う「収支計画」(案)について
【趣旨】
- 添付資料(「泉大津市立病院・府中病院再編統合(案)」2020年12月24日 泉州医療病床懇話会 参考資料7-2)にあるように、2次医療圏での協議の中で、市立病院・府中病院は「将来的には2病院への合併も考えていきたい」との説明をしている。これまでの議会と市民に対する説明とは大きく乖離するもので、その真意と将来の「合併、再々編」のビジョンについて、病院当局の説明を受け、委員会として審査を行う必要がある。
- 「公募型プロポーザル募集要領」(2021年4月)に基づいて、参加表明事業者からの提案を受け、審査が行われようとしているが、「募集要領」の公表後、参加資格要件の変更(参加表明に係る質問に対する回答により⑦の削除)が行われ、また「技術提案に関する質問書への回答」は、「募集要領」に明記された6月7日を過ぎて、いまだ公表されていない。透明・公平な事業者選定のプロセスについて、議会のチェック機能を果たすために、資格要件の変更、募集要領の遵守義務違反について、説明をうけ委員会として審査を行う必要がある。
- 3月22日開催の特別委員会に示された「統合・再編を踏まえた収支計画(案)」の裏付け、「患者数見込」等は示されていない。また「統合・再編を踏まえた計画案」といいながら、現病院の改修に関する経費は全く明らかにされていない。可能な限り詳細な収支計画(案)を、その根拠とともに提示することを求め、委員会として審査することによって、事業の費用対効果、将来の行財政運営への影響について判断する必要がある。