8日の朝から10日の夜まで、丸々3日間、大阪を離れていました。
伊豆、箱根の旅。
母が35年前に歩いた道をたどってきました。
夫と母の母(私のおばあちゃん)を、相次いで看取り一人になって半年。
秋晴れのある日、箱根の登山電車に乗り、紅葉の山道を歩いたのは、母65歳の時でした。
そのことを書き記した、一文は「これから私の第3の人生が始まる。」と結ばれていました。
美術館で母が見た埴輪や陶器の前で立っていると、隣に母がいるような気がしました。
美術館の大きな窓は、そのまま一枚の絵。
11月の紅葉の季節だけ公開されるという隣接の庭園。神仙郷をゆっくりと歩きました。
3日間の旅の半分は、中学時代の仲良しで大学入学、20代の初めで交流が途絶えていたまま40年以上の時を経て、母のお別れ会の席で再会した友人と一緒でした。
違う場所で違うものを見て生きてきたのに、なぜだか心が通うと言う不思議さ。
出会いというのは嬉しいもの。
出会いなおすと言うのは、さらに嬉しいものです。
大阪に戻ると、寒い!
すっかり季節が変わっていました。