会場のエル大阪のホールは満席。立ち見も出たそうです。
私は、なんとか座れたものの、「開始10分前に用意した資料はなくなった」そうで、残念でした。
お隣の席の方が広げておられる資料をチラチラとみて、たつみコータローさんの30分の基調報告のパワーポイントの資料が載っているのは欲しいなあと・・・。
「大阪万博」の致命的で本質的な問題点を解明し「どうしたらストップできるか」までズバリ。
青年、子育て中のお母さん、大阪市役所で働く労働者、学童保育の指導員、医療や教育の現場から・・・10人のリレートークは、「万博やめれば、どれほどたくさんの願いが実現するか」を、うきぼりにするものでした。
「何年も要望続けて、ようやく学校体育館にエアコン設置が約束されたのに『万博最優先』で、学校体育館へエアコンは万博が終わってから?!」などなど・・・
市民ネットワークの藤永延代さんの「土壌汚染、軟弱地盤、災害時の避難計画もない。そんな危険なところに。子どもたちを連れて行くこと」を「学徒動員反対!」と言われた言葉は、胸に刺さります。
市の新年度予算案にも、「万博機運醸成」と銘打って、いくらかの計上がされるようです。
問題山積、巨額の無駄遣い、見通しのなさ、それらを市民目線で論じることもなく、「2025大阪万博」を「決めたことだから」と受け入れること、まして「万博機運醸成」に大切な市民の税金を使うことには慎重であって欲しいものです。
「大本営発表」を大多数の国民が信じて、「学徒動員」で子どもたちを工場で働かせ、学生を戦場に送り出した時代とは違うのですから。