1983年4月、長女が2歳で入園し、1992年3月、末娘が卒園するまで、足かけ10年、3人の娘達がお世話になった条東保育所が50年の歴史に幕をおろすことになりました。
今日は、日曜日の午前中、施設と園庭を開放して、「お別れ会」というお知らせを頂き、久しぶりでこの扉の前に立ちました。
なつかしい。
朝夕、子どもと手をつないで、この廊下を歩いたあの頃。
いろんなことが甦ります。
なつかしい先生や、初めてお会いする卒園生の皆さん、在園生とその保護者の皆さん。
廊下に貼って頂いた写真や、リズム室で上映された「50年の歩み」のDVDを見ながら、たくさんの方と言葉を交わしました。
ここで過ごした時間は、重なっていなくても、思いがつながっている気がします。
「ありがとう 条東保育所」の気持ちです。
この保育所があって、3人の娘たちを育てることができました。
保育所全体で60人定員の集団は、クラス担任の先生だけでなく、全部の先生が全部の子どもたちを見てくださっている安心感があったなあと思います。
だから、親も子も、大好きな保育所でした。
保護者会の活動も、悩みも多かったけれど、楽しい思い出もいっぱいです。
大きな桜の木は、2018年の19号台風で痛手を受けたそうです。
それでも、今年も花を咲かせてくれています。
この桜の下で、日曜日の園庭を使わせていただいて保護者会のお花見会をしたこともありました。
「子どもたちが生まれて初めて、『せんせい!』と呼んだ、その先生が大好きだったということは、子どもたちの生涯にわたって、暖かい記憶として残ることでしょう」
・・・保護者会を代表して卒園式で挨拶をしたときに、確か、こんなことを言ったと思います。その通りになりました。
あの時、送りだしていただいた末の娘が、小学生になって書いた作文が手元にあります。漢字の使い方からすると3年生くらいだったか・・・。
「・・・私のかよっていたほいくしょの給食の先生は今でも私とあったら『●●ちゃん』と声をかけてくれます。
ほかの先生達も私のことをちゃんとおぼえていてくれます。
私もちゃんと先生のことをおぼえています。」