こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

図書館の可能性と魅力

2018-12-18 16:41:07 | 図書館問題
「図書館整備構想」というものが議論されています。

6月議会の一般質問では、そのままズバリ、「図書館整備構想について」のタイトルで質問。


「そもそも、議論の前提がおかしくないですか?」という思いが強くありました。

それは今も、変わりません。消えたわけではありません。

なので、質問の冒頭にあらためて強調しておきました。「解消できない疑問」として。


第1、「市民参加と協働」の精神はどこに?突然、ふってわいたような「図書館を駅前に移転」の話。「駅前がいい」と言う人もいれば、反対の人もいる。けれど「移転を前提」に「構想策定」のコンサルを公募。

第2、「公共施設適正配置計画」との整合性は? お金も時間もかけて策定し「計画」の(案)がとれて成案となったばかりで、成案化したその年度のうちに、全然違う方向に進むってどういうこと?

第3、教育委員会の意志決定のプロセスが見えない。これは「見えない」というより、ほとんどプロセスはなかったようです。図書館は教育施設の一環です。教育委員会の審議、決定とはそんなに軽いものなのか?



こうしたモヤモヤ感はありながらも、今回は「いい図書館を創りたい」という思いをこめて、その一念で質問しました。

図書館整備検討委員会や市民参加のワークショップの議論を見たり、聞いたりする中で、「今よりもいい図書館」の可能性、光が見えました。


「いい図書館」のためには、当然のことながら、もう少し予算をつけて、人を配置しなければなりません。

図書館サービスは「本(資料)と人」がなければ、話にもなりません。

連携協定を結んでいる近隣図書館に比べて、

人口規模が類似の自治体図書館に比べて、

そして20年ほど前の泉大津市立図書館に比べて、

日本図書館協会が「望ましい基準」として提案している水準に比べて、

どこから見てもあまりにも貧困で残念な図書館予算と人の配置です。

駅前に移ろうと、現在の場所におこうと、これは抜本的に見直さないと話になりません。


「現在の図書館は建築後30年が経過し、老朽化が著しく・・・」と市のいろんな文書にあるのですが、まだまだ建物としては健在なのではないかと思います。

「建物の老朽化」よりも、「人を減らして正職員をゼロにし、図書を購入する予算を半減させ、その状態を続けてきたことが図書館の魅力を失わせた」という当たり前のことを事実に基づいて言わせていただきました。



そして、さらには「市民力」とも言うべきもの。

市民の願い、アイディア、力を生かして「いい図書館」を創った事例が、全国にはたくさんあることも、少し見えてきました。ワクワクするドラマです。

この泉大津にも、いろんな経験や知識や熱意をもっている方がいることも、少しわかってきました。


図書館は発見と創造と出会いの場。


そんな図書館の可能性と魅力をもっと考えていきたいと思っています。



市議会のHPに、一般質問の録画がアップされました。


お時間と興味のある方は、視聴してみてください。(またまた最後時間切れ、タイムオーバーでマイクの電源が落ちました
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